【実体験】チェキ「instax」おすすめの撮り方のコツを現役カメラマンが徹底解説!おしゃれな写真を撮るコツはピント外し。

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90年代のブーム再来で若い女子を中心に人気を集めているチェキ(「instax miniシリーズ」)。

 

しかし、スマホやデジタルカメラと違いアナログのインスタントカメラとだけあって、なかなか上手に撮れないという方も多いのではないでしょうか。

 

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よく見るようなエモい写真が撮れない。。

 

今回は現役カメラマンで実際に「チェキ(instax mini 11)」を購入した私の実体験からおしゃれでおすすめの撮り方のコツ、撮影するときの注意点をご紹介します。

 

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高いフィルム代をムダにしないためにも、上手に撮りたい人は必見です!

 

この記事を読むことで以下のような悩みを解決することができます。

 

💡こんな悩みを解決

・上手に撮るコツを知りたい
・真ん中がズレて合わない
・エモいチェキ写真の撮り方を知りたい

 

チェキの特性や撮るときの注意点、おしゃれな撮り方のコツを知ることができるので最後まで読んで頂けたら幸いです。

 

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チェキは富士フィルムから発売された「instax」シリーズのこと

instaxmini10
出典:instaxチェキ

 

1998年12月に富士フィルムから発売されたチェキの初号機「instax mini 10」。

 

1995年~2002年頃にプリクラブームと並んで大ブームを巻き起こしますが、デジタルカメラの登場によって売り上げが落ち込みます。

 

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「チェキ」は商品名で、写真システムの名称が「instax(インスタックス)」となっていて、どちらも同じチェキのことを指しています!

 

現在、登録されているチェキは全15種類ありますが、すでに販売終了しているタイプまでさまざま。

 

【チェキの種類】
・チェキ instax mini11
・チェキ instax mini25
・チェキ instax mini90
・チェキ instax mini LiPlay
・チェキ instax mini8+(※販売終了)
・チェキ instax mini70(※販売終了)
・チェキ instax SQUARE SQ1
・チェキ instax SQUARE SQ6
・チェキ instax SQUARE SQ20
・チェキ instax SQUARE SQ10(※販売終了)
・チェキ instax WIDE300
・スマホdeチェキ instax SHARE SP-3
・チェキ instax mini Link
・スマホdeチェキ instax SHARE SP-2(※販売終了)
・チェキ instax mini Evo

 

人気が高くコスパの優れた「mini(ミニ)シリーズ」、四角いフィルムが特徴の「SQUARE(スクエア)シリーズ」、集合・風景写真向きの「WIDE(ワイド)シリーズ」、写真データをチェキフィルムに印刷できる「SHARE(シェア)シリーズ」の4つのラインが主力。

 

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もっとも最新機種は背面モニターで写真をチェックして、プリントする写真を選べるだけでなくmicroSDカード経由でPCに写真データを移せる「instax mini Evo」です!

 

instaxmini11アイスホワイト
出典:Amazon


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今回、私が購入したのは人気No.1の「instax mini 11」のアイスホワイト色。

 

2022年10月にパルコオンラインで9190円で購入しましたが、現在のAmazon最安値は8798円と少し安く販売されているようですね。

 

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チェキはそれぞれネガフィルムのサイズの違い以外にも異なった特徴を持っており、年々進化しています。

 

デジタルカメラやスマホと違って、ピントを合わせたり正確に撮影することが難しいチェキ。

 

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撮り直しができないから手がプルプル震える。。

 

若い世代のアナログブームだけでなく、撮ったフィルムに落書きをしたりメッセージを書いて渡したりと”コミュニケーションツール”になっているという側面もあります。

 

人気No.1機種チェキ「instax mini 11」で撮影するときの注意点

チェキのファインダー越し

ここからは、私が購入した「instax mini 11」を使ってみた感想から、撮影するときの注意点をご紹介します。

 

撮影するときの注意点

・受光部(露出計)に手を触れると白飛びしてしまう
・真ん中に配置した被写体は右にずれる
・室内や夜の撮影では手ブレに注意

 

1つずつ深堀していきますので、撮影のコツを知る前に事前に知っておくと、より上手な撮り方が分かると思います。





受光部(露出計)に手を触れると白飛びしてしまう

初歩的な失敗として多いのがチェキのレンズ横にある「受光部(露出計)」を手で押さえてしまうパターン。

 

チェキの受光部

 

この「受光部(露出計)」はチェキが明るさを計測するための重要な部分。

 

受光部はテレビ・エアコン・リモコンにも付いている装置で、適切に信号を受け取ることで本来の機能を発揮することが可能です。

 

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チェキの受光部はいわゆる露出計で、外の明るさを判断するための基準です。ここを抑えてしまうとチェキが「あれ、外が真っ暗だからたくさん明るくしないといけない」と誤った判断を下します!

 

誤った判断を下すとチェキが過度な露出を行いその結果として、白飛びして写真が白で何も写っていないという結末に。

白飛び
出典:unsplash

 

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せっかくポーズ決めて気合を入れて撮ったのに、真っ白。。

 

こうなると撮り直しで貴重なシーンを逃すだけでなく、1枚フィルムをムダにしてしまうことになるので注意しましょう。

 

真ん中に配置した被写体は右にずれる

チェキはレンズ面(青線)と、カメラをのぞくファインダー(赤線)の位置に誤差があります。

 

チェキの誤差がある構造

 

そのため、顔をファインダーの真ん中に合わせたはずなのにプリントされた写真を見ると、右にズレているなんてことがあります。

 

これは構造上の問題で、撮影した写真はカメラ内に挿入したネガフィルムの上部から写真が排出されます。

 

レンズ面と同じ位置にあれば問題ないのですが、コンパクトカメラ・フィルムカメラ・初心者向けデジタルカメラでよくある”ズレ”ですね。

 

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最初からレンズとファインダーの調整はできないのかしら。。

 

チェキのファインダー中央に表示される「〇」は目安であり、写す対象物との距離によって誤差が生まれるためご愛敬というのが現状のよう。

 

そのため、ファインダー中央に表示される「〇」から1つ分、または半分ずらして撮影するなど工夫する必要があります。

 

室内や夜の撮影では手ブレに注意

チェキは受光部から外の明るさを判断し、自動で明るさ調整を行います。

 

ピンボケ
出典:unsplash

 

その際に、辺りが真っ暗の環境では”シャッタースピードを遅く”して、より明るさを確保しようとします。

 

【シャッタースピードの特徴】
・早いほどブレにくい
・遅いほどブレやすい
・早いほど外から取り込む光量が減る
・遅いほど外から取り込む光量が増える

 

つまり、ブレやすいけどシャッタースピードは遅いほど暗い場所での撮影に適している、ということ。

 

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チェキは自動で「1/2~1/250秒」の範囲内で、シャッタースピードを変化させていますがもっとも遅い1/2秒はデジタルカメラを使っても、手持ちならどうしてもブレてしまう速度です!

 

明るい環境ではそこまで気にする必要はありませんが、夕方~夜または暗い室内で撮影するときは手ブレが起こりやすくなるので注意が必要。

 

対策としては脇をしっかり締めてチェキを安定させ、シャッターを切る瞬間から1秒ほどはそのままカメラを動かさないことである程度は対応できるでしょう。

 

また、チェキに内蔵されているフラッシュは対象物との距離が近いほど白飛びしやすいため、白飛びしたときは少し距離をあけて撮影するのがおすすめ。

 

【実体験】チェキ「instax」おしゃれでおすすめの撮り方のコツを現役カメラマンが徹底解説!

おしゃれなチェキ写真のコツ
出典:unsplash

 

チェキの特性や撮り方の注意点をおさらいしたところで、おしゃれでおすすめの撮り方のコツを6つご紹介します。

 

おしゃれでおすすめの撮り方のコツ

①ピントをずらしておしゃれでエモい写真を撮る
②逆光であえて顔を暗めに写す
③写真の構図を意識する
④何を撮るか迷ったらセルフィーモードで自撮りに挑戦しよう
⑤さらに接写を楽しむなら専用クローズアップレンズを使おう

 

友達や家族など人物の被写体がいるとより、雰囲気や面影が残ってエモい写真が撮りやすいです。

 

しかし、被写体がいなくても街角、夕陽、建物などを対象に撮った写真もポイントさえ押さえていればおしゃれな写真になるでしょう。





①ピントをずらしておしゃれでエモい写真を撮る

ピントをずらした写真
出典:unsplash

 

撮り方の注意点で”ピントずれに注意”と書きましたが、デジタルカメラと違ってチェキの場合はピントがズレた写真でも、けっこうエモい写真になることが多いです。

 

意図的に狙った以外にもたまたまピントがズレるパターンがありますが、ここでは意図的にピントを外す方法をご紹介します。

 

【ピントずらしで撮る方法】
・対象物に向かってカメラを構える
・シャッターを押した瞬間にカメラを少し左右に動かす
・明るい日中はピントがズレにくいので大きめに動かす
・暗い夕方以降はピントがズレやすいので少しだけ動かす

 

どのぐらい動かすのかは実際にやってみないと文章で伝えるのは難しいところがありますが、あまり難しく考えないで大丈夫です。

 

ただし、このとき注意したいのはズレ過ぎてしまうと何が写っているのか分からなくなるため、背景や人物などボケの中にも状況が分かる必要があります。

 

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対象物が人間で、友達・カップルの日常を何気なく撮った写真でピントずれがあると「うわっ、エモい!」と感じることが多々ありますね。

 

ほどよくズレていることで①人の感情が反映される、②その前後まで一連の動きを連想する、と言ったメリットがあります。

 

②逆光であえて顔を暗めに写す

顔を逆光で暗く写した写真
出典:unsplash

 

これは誰にでも起こりうることですが被写体が”人”の場合、必ずしも顔や表情がくっきり写っているものが良い写真とは限りません。

 

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断片的で映画の回想シーンのように顔がはっきり写っていない方が、人と人の関係性や感情をクローズアップすることができます!

 

チェキの場合、フラッシュが付いているため近づいて撮影すると顔は明るく写りますが、以下のような方法で顔を少し暗めに撮影することが可能。

 

【逆光で顔を暗めに写す方法】
・太陽のある方向に向かってカメラを構える
・被写体は太陽とカメラの真ん中に配置する
・被写体に近いとフラッシュ光が届いてしまうため、2m以上距離をとる

 

デジタルカメラの場合は逆光でも顔がよく見えますが、スマホ・フィルムカメラの場合は背景の明るさにカメラが自動で露出を合わせるため顔が暗くなりやすいといった特徴があります。

 

この特性を逆手にとって顔を暗めに写したり、シルエットを撮影することができるのでぜひトライしてみましょう。

 

③写真の構図を意識する

街頭の構図
出典:unsplash

「写真構図」

 

誰もが1度は耳にしたことがある言葉だと思いますが、チェキの場合も構図はあるのとないのとでは大きな違いがあります。

 

【おすすめの写真構図】
・日の丸構図
・三分割構図
・点構図

 

実際に、ポートレートで撮影した構図の例を見てみましょう。

 

カメラマンのための人物ポートレート構図で写真が劇的に変わる!日の丸構図② 1005x600

 

こちらは被写体を写真の真ん中に大きく写した”日の丸構図”

 

インパクトがある写真でよく使われる構図で、もっとも目立たせたいものを対象に撮ると良いでしょう。

 

三分割構図の写真(線つき)

 

こちらは写真全体のバランスを重視した”三分割構図”

 

縦横に2本ずつ線を引いて写真を9つのエリアに分け、線と線がクロスした位置に対象物を配置します。

 

全体のバランスがしまるだけでなくおしゃれな写真に見えやすい効果があるため、おすすめの構図です。

 

カメラマンのための人物ポートレート構図で写真が劇的に変わる!点構図② 1005x600

 

最後は大きな風景の中に点で対象物を捉える”点構図”

 

対象物の魅力というよりは写真全体の世界観を伝えるのに有効で、景観地など景色の良い場所ならこの点構図がおすすめ。

 

これ以外にも構図はたくさん存在しますが、以下の記事で詳しく紹介しているので興味がある方はご覧下さい。

 

④何を撮るか迷ったらセルフィーモードで自撮りに挑戦しよう

セルフィーモード
出典:unsplash

 

チェキには「セルフィーモード」があり、自撮り専用のモードで自撮りを楽しむことができます。

 

『「セルフィーモード」は近くのもの(30cm〜50cm)を撮影することができます』
出典:Cheki press

 

ソロでも友達・カップルでも使えるセルフィーモードは、外出していなくても自宅や屋内で撮れるとあって人気のある撮り方。

 

【セルフィーモードで自撮りする方法】
・「SELFIE MODE」の記号が出るまでチェキのレンズを引き出す
・レンズ横についている鏡をモニター代わりにする
・シャッターを押す

 

チェキのセルフィーモード

 

とても簡単なセルフィーモードですが注意したいのは、撮り方の注意点でも紹介したように”中心がズレやすい”といった特徴があります。

 

レンズから顔までの距離が近いほどズレやすく、また「レンズ⇔顔」が30cm未満になるとピントも合わなくなるので注意しましょう。

 

⑤さらに接写を楽しむなら専用クローズアップレンズを使おう

チェキはレンズと対象物までの距離が30cmまでに限定されており、これを超えて近づいてしまうとピントが合わなくなります。

 

しかし、専用アクセサリー「クローズアップレンズ」を使えば最大”25cm-60cm”の距離まで近づくことが可能に。

 

クローズアップレンズ
出典:Amazon


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「30cm→25cm」でたったの5cmしか変わらないと感じるかもしれませんが、自撮りで5cmの違いは大きいもの。

 

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また、クローズアップレンズの横には大きなミラーが付いているので、中心を捉えやすいといったメリットもあります。

 

もちろん、自撮り以外にも花や動物など対象物の”接写撮影”でも、同様のメリットを得ることができるためさまざまな撮り方を楽しむことができるように。

 

通常の撮影に飽きてきたらこういうアクセサリーを使って、色んなバリエーションを撮ってみて写真の楽しさを知ることができますね。

 

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チェキの特性を知ってフィルム撮影を楽しもう!

チェキを楽しもう
出典:unsplash

 

今回は現役カメラマンで実際に「チェキ(instax mini 11)」を購入した私の実体験からおしゃれでおすすめの撮り方のコツ、撮影するときの注意点をご紹介しました。

 

おしゃれな写真を撮るコツはたまたまピントがズレただけでも生まれる可能性はありますが、そこに写真構図があればさらに上級者向けのフィルム写真を楽しむことができます。

 

いずれもチェキの特性や撮り方の注意点を知っておくことで、ムダなフィルム消費を防ぐことができますし、より良い写真を撮るチャンスが増えるもの。

 

今回の記事が、チェキのおしゃれな撮り方のコツを知りたいと思っている方の参考になれば幸いです。






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