雨季や日差しが強い夏場は屋外での撮影ってちょっと気乗りしないですよね。
また、日中にお仕事している方は仕事が終わっていざ撮影したい!と思っても夜は撮影するジャンルが限られてしまうものです。
「自然光で明るい写真を撮りたい」
「ストロボ使ってみたいけどやり方が分からない」
今回は写真部がおすすめするストロボで自然光に近い照明を作り出して撮影する6つの方法(人物編と物撮り編)、自然光の特徴、おすすめストロボをご紹介します。
この記事を読むことで自然光に近い照明を作り出していつでも撮影に臨めるようになります。
自然光に近い照明ってどんなもの?
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自然光とは字の通り自然の「太陽」が放つ光のことを指していますが、そもそも自然光に近い照明って何なのでしょうか。
太陽は「紫外線」「赤外線」「ガンマ線」など人間の目に見えない電磁波で構成されており、それらが織り合わさって変化することで日中の白い光や朝夕のオレンジ色の光を人が認識できるようになります。
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ちょっと小難しいですがつまり、色が調節できる光であれば限りなく太陽の自然光に近い光を作り出すことが可能ということ。
✔自然光に近い照明の条件
・太陽と限りなく色が近い光
・色んな光をバランスよく含んだ光
・色温度を調節できる光
自然光とは反対に「人工光」というものがありますが、これはご存じのようにランプ・白熱灯・LED照明などのことを指します。
『光源からの光は「自然光」すなわち太陽光と、白熱灯やLED照明などの「人工光」に分けられます。 昼間の太陽光には、短波長から長波長にかけてさまざまな波長の光が均等に含まれているため、太陽光の下で物を見ると、自然な色に見えます。』
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最近は電球やLEDライトの技術が進歩したため光の色味(色温度:ケルビン)を調整することで日中の白い光、夕方のエモいオレンジ色を疑似的に再現することができます。
夕焼けが赤やオレンジ色に見えるのは朝夕は太陽が遠い位置に行ってしまうため、太陽光に含まれる色彩の中でも拡散しにくいオレンジや赤だけが残ってしまうためと言われています。
まずは自然光の特徴を理解しよう!
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自然光に近い照明は色温度がとても重要ですが、自然光をより再現するためには単純に色以外にも”影とのバランス”や”光の強弱”も大切な要素です。
ここでは、より自然光に近い表現に必要な自然光が美しいと言われる理由と光の性質についておさらいしておきましょう。
自然光の写真が美しいと言われる理由
結論ですが、自然光が美しいと言われる理由は「何万通りも存在する光のバリエーション」にあるのではないでしょうか。
同じ場所、同じ時刻に撮影した写真でも、例え毎日晴れが続いていたとしても雲一つ同じシチュエーションというものは存在しません。
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だからこそ人の意思で狙ったような光を生み出すことは不可能なわけです。
でも、思ったような光の性質にならないからこそ、たまに見せる圧巻の美しい光のグラデーションが自然光の魅力ではないでしょうか。
しかし、裏をかえせば再現性が低いということになるので家族写真や商品撮影はストロボを使って屋内で撮影されることが多いですよね。
そういった意味では自然光に近い光は照明やストロボで作り出した方が扱いやすいという特徴があります。
自然光の直進によって生まれる陰影
自然光に限らず光は一方向に対して、直進するという特徴があります。
よくスマホを太陽に向けて逆光で人物撮影すると背景が明るいのに対し、人物の顔はとても暗くなってしまった経験ってありませんか。
光は一方向しか照らすことができないため、太陽に背を向けたその反対側(顔)には”影”が生まれます。
上の写真は夕方に逆光シルエットで撮影したものですが人物が真っ暗になり、太陽から人物の後ろ側に向かって影が長く伸びています。
✔自然光の影の特徴
朝…東から太陽が昇るため西に向かって細長い影ができる
昼…日中は太陽がほぼ真上にあるため足元の直下に短い影ができる
夕…西に沈むため東に向かって細長い影ができる
エモい印象的な写真は独特の暖かい色味と影がきれいな朝・夕が人気がありますよね。
でも、反対に頭上にキレイな建造物がある場合はお昼の方が、均等な影の写真を撮ることができます。
またお昼の自然光は”白”が基本となっているため自然風景や物、人物の肌色など実際にもっとも近い色で撮ることができます。
商品撮影やクリーンなイメージの写真はお昼の自然光を意識して撮られていることがありますが、ストロボで自然光を再現する場合は、どんな時間帯の光で商品・人物を見せたいのか先に決めておく必要がありそうです。
硬い光と柔らかい光の違い
光は1日を通して変化する太陽の位置によって色と影の出方が異なるわけですが、晴れた日や曇りの日に太陽を見たときのまぶしさって違いますよね。
これは、光の”強さ”が違うため。
✔光の強弱
・晴れ間など光源が強いときは”硬い光”
・曇りや雨など光源が弱いときは”柔らかい光”
・硬い光はより直進性があるため濃い影ができる
・柔らかい光は直進性が弱く光が拡散するため薄い影になる
上の写真は晴れの日の14時頃に撮影。
ベンチの下や木の葉の影が色濃くハッキリと出ていることから”硬い光”であることが分かります。
反対にこの写真は曇りの日15時頃に撮影。
うっすらと影は出ていますが黒く塗りつぶしたような濃さではありませんよね。(下駄箱の中はもともと光りが入らないので真っ暗ですが)
このように光には強弱があるためクールでかっこいい写真では強い光が好まれるのに対し、商品撮影などパッケージにネガティブな影をつけたくないシーンでは柔らかい光が好まれています。
ストロボで自然光に近い照明を作り出してきれいに撮影する6つのライティング方法!
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自然光に近い照明は「光の色・影の濃さ・硬さと柔らかさ」が重要になるわけですが、ここからは実際にストロボで太陽光を再現する6つの方法をご紹介します。
ストロボにはさまざまな種類がありますが、記事中に出てくる私が撮影した際に使用したストロボは「GODOX TT560」という4000円ほどで買える初心者向けストロボ。
定常光やフラッシュタイプなど性能や価格はピンキリですが、安いものでもそれなりに使えるのでお持ちでない方はまず安価なストロボで試してみることをおすすめします。
人物撮影編
人物撮影の場合、屋内や屋外を問わず被写体の顔やその周りを広く照らすことで自然光を演出することができます。
定常光やオフ・カメラストロボで撮る
ストロボは大きく分けて家庭用コンセントやバッテリーから電力供給する定常光タイプ、そしてシャッターを切った瞬間だけフラッシュするストロボタイプがあります。
また、定常光やモノブロックタイプは筒状の形状をしており、「GODOX TT560」のようなクリップオンストロボは長方形。
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よく新聞記者がカメラの上にストロボ設置しているのを見かけますが、あれは記録写真として撮影されているだけなので問題ありません。
しかし、人物を魅力的に魅せたい場合は、カメラの上に設置するのではなく離れた位置に設置するのが原則です。
✔定常光やオフ・カメラストロボで撮る理由
・定常光は撮影前から光の加減が見えるので難易度が低い
・被写体から離れて撮影する場合はストロボ光が被写体に届かなくなるため
・望遠レンズを選択肢に入れることができるため
ここで注意したいのがストロボ単体では遠隔操作が難しい点。
上の「Xpro」のようなリモコンの役目を果たす別売りトリガーを使って、同期させることでシャッターを切った瞬間に光るようになります。
自然光のように自然な光を演出するには離れた位置から照らしたり、ポートレートでよく使われる単焦点レンズの「85mm」「105mm」「135mm」レンズを使用する際は必需品と言えそうですね。
ソフトボックス・ディフューザーを使って光を拡散
前項でストロボの形状について触れましたが安価な商品が多いクリップオンストロボは光るフラッシュ部分が四角い長方形の光源であるのに対して、定常光やモノブロックストロボでは丸い面光源。
フラッシュ部分の形状は照射範囲に大きな影響を与えるため、上図のように長方形の光源はとても狭い範囲に限定されてしまいます。
そのままで使用すると光源が固い光になるうえ照射範囲がとても狭いので、ソフトボックス・ディフューザーといった光を拡散させる小道具を使うと良いでしょう。
上の写真は明るい日中に森の中で撮影したポートレート写真ですが、背後に木漏れ日があることからモデルさんを照らしているのは自然光と思う方も多いのでは。
実際はモデルさんが立っているポイントは真っ暗で顔が見えづらかったので、TT560に三脚、ソフトボックスを付けて撮影したものです。
モデルさんに向かって右斜め後ろ(小さいディフューザー)と、右斜め前(大きなソフトボックス)からストロボを2つ使っています。
このようにソフトボックスやディフューザーがあれば幅の広い光を使えるようになるので自然光っぽい表現には必要不可欠と言えますね。
初めは安価なものでも十分に使えると思いますが、さらに光を淡くしたい場合はグリッド付きのソフトボックスもおすすめです。
ストロボはわずか4000円ほどで買える「GODOX TT560」を使っていますが、純正ストロボでなくてもかなり使えますね。
ストロボの色温度を上げて夕陽を演出
曇り空や雨のときの撮影で夕陽があればもっとエモいのになぁと感じることがあるのではないでしょうか。
そんな時はストロボにオレンジフィルターを付ける、もしくはLEDライトならオレンジ寄りの色に調光することで夕陽のシーンを演出することができます。
上の写真のように女性が物思いにふけっているシーンは夕陽が最適だと思い、モデルさんの顔正面からTT560にオレンジフィルターをつけて撮影しています。
女性の頭より少し上から見下ろすようにセッティングしており、女性の髪の毛や瞳がオレンジになったことで夕陽を連想することができますよね。
撮影時はフラッシュ光がとても眩しかったと思いますがオレンジフィルターを付ける際は、ストロボの光量が一段分下がるのでいつもより少し強めの明るさにすることをおすすめします。
カラーフィルターは繊細な色合いがとても重要ですが、おすすめはアマチュアからプロまで使える「ROGUE」のカラーコレクションフィルタキット。
カメラマン・イルコアレクサンダロフさんのYoutubeチャンネルでもよく登場するフィルターなのでプロのお墨付きではないでしょうか。
物撮り編
物撮りって人物撮影より難しそうと思われがちですが、コツを掴んでしまえば割と簡単に撮れてしまうもの。
ここでは、王道のサイド光を使ってちょっと工夫を加えたやり方をご紹介します。
ストロボはサイド光が基本
上の写真は某メーカー(名前出ちゃってますが)のビールで春パッケージがとても爽やかだったので、雰囲気に合わせて物撮りしたもの。
水滴を足してビール缶とグラスそれぞれを単体で「撮影→切り取り→桜の素材写真」と組み合わせたものです。
ここで注目して頂きたいのはビール缶やグラスの光の当たり方ですが、撮影状況はこのような感じ。
✔サイド光が基本の理由
・正面や上からだと商品に影が落ちてしまう
・サイド光だと商品の明るさを保ちつつシルエットを強調できる
・切り取りを前提にする場合はサイド光でシルエットを強調しておかないと切り取りが難しい
ちなみに上のビール写真を撮影した時間帯が朝9時頃で太陽が低い位置にあったため、窓際にビールをセットして左側から太陽の自然光、右からはTT560でストロボ光を当てました。
「Asahi」の「A」と「h」にそれぞれ光の芯が入るように調整しており、清潔感があって華やかな感じを演出することが可能です。
トレーシングペーパーで光を拡散させる
トレペ(トレーシングペーパー)とは撮影用小物で、光源の光を拡散ディフューズしてくれる窓際のカーテンレースのような物。
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トレペの大きさは商品によってさまざまですが一般的にはスタンドに設置、ストロボや光源と商品の間に置くことで柔らかい光に変換された光を商品に当てることができるため全体が均等に明るくなります。
使い方としては上図のような配置になりますが状況に合わせてレフ板代わりに商品の奥に設置したり、周りを囲むように設置して光を巡回させるような使い方も可能。
✔トレペを使う理由
・柔らかい光に変換できる
・商品を均等に照らすことができるため失敗が少ない
・薄い透写紙(とうしゃし)なのでコピー用紙や模造紙では代用できない
トレペを実際に使用するにはお持ちのカメラ三脚に下記のようなポール、グリップヘッドがあればすぐ撮影できます。
なお、ストロボにソフトボックスを取り付けて拡散された光を、トレペ経由でさらに淡い光に変えることもできます。
レフ板を使って影をコントロールする
ストロボを使い始めると意外と、おろそかにしてしまいがちなレフ板。
レフ板は自然光や光源の光を返すことを目的としており、逆光時に反対側に落ちてしまった影を起こすという役割があります。
✔レフ板で影をコントロールする
・光源の反対側に置いて光を返す
・定常光の方がレフ板は使いやすい
・商品に柔らかい光を返すなら白レフ
・ギラギラと照らし返すなら銀レフ
上図のようにレフ板は光源の反対側に設置するのが基本で、大きさはさまざまですがより大きいレフ板ほどたくさんの光を返すことができます。
また、物撮りでよくある複雑なシルエットの商品の場合は影起こしが必要になるので、反対側からも光源で照らすかレフ板で起こすようにしましょう。
おすすめは私自身も勧めてもらったKingの持ち手グリップが強化されたタイプだと室内でも屋外でも使い勝手が良いですね。
自然光のような明かりを作るのに最適な照明
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ここでは、これまで使ってきた中でもっとも扱いやすくコスパも優れた自然光のような明かりを作るのに最適な照明を3つご紹介します。
LEDライトは電球切れの心配もなくさまざまな色を調光することが可能ですが、反対に光量が少ないといったデメリットがあります。
フラッシュタイプのストロボは光量が多く大きな被写体でも照らすことができる反面、バッテリーや電池消耗が激しいといったデメリットがあるためどちらが最適かはその状況に合わせて使い分けると良いでしょう。
Neewer「660 RGB」
ストロボ初心者さんにまずおすすめしたいのがこちらNEEWERの「660 RGB」。
パトカー・パーティー・ライトニングなどシーンに合わせた調光を手軽に設定できるシーンモード、3200K~5600Kまで色温度設定が可能で明るさも0-100まで調整できるCCTモードは使い勝手が良いですね。
また、専用アプリを使い「0-360」まで好きなカラーをスマホ操作で変更することも可能。
屋内でも屋外でも色々なシーンで活躍してくれること間違いなし。1万2千円ほどと初心者にも手が出しやすいコスパが良い点もおすすめしたい理由ですね。
ちなみに電源をコンセントから供給する必要がありますが、別売り「NP-F550」や「NP-F970」を購入すればバッテリー駆動でコンセントがない屋外でも使用可能です。
GODOX「AD100 PRO」
GODOXの「AD100 PRO」は重さ520gとモノブロックタイプとしてはもっとも小型軽量で使いやすく、ポートレートやコスプレカメラマンから人気を集めているストロボ。
出力100Wsで発光回数360回と大型モノブロックストロボと比較すると見劣りしてしまいますが、それでもLEDのモデリングライト(小さな定常光のようなもの)が付いておりリュックに入れて持ち運びしやすいなど多くのメリットがあります。
若干、フラッシュ光が緑被りしやすいという点は割引が必要ですが、屋外での撮影では持ち運びしやすいことから第一選択として扱いやすいストロボなのでおすすめですね。
ちなみに「AD100 PRO」は内臓バッテリー型でフル充電すると最大360回フラッシュします。
GODOX「TT600」
GODOX「TT600」は8000円台で買えるストロボながら明るさを示すGN(ガイドナンバー)は「60」とかなり明るく、屋外や屋内でも扱いやすいストロボ。
私も2つ持っていますが日中・夜景ポートレート、物撮りどちらでも使えるだけの光量、シャッター速度1/250でも同期できるハイスピードシンクロ機能、別売りワイヤレストリガーを使えば最大5台まで接続できるので多灯ライティングでも使用することができます。
単三電池4つで駆動するタイプで光量が大きいと電池消耗は大きいですが、取り回しがよくとても扱いやすいストロボに分類されると思いますね。
初めてのストロボとして買うなら絶対に別売りワイヤレストリガーを使ったほうが遠隔操作できるので便利です。
自然光&照明を利用するときのメリットとデメリット
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ここまでモノブロックやフラッシュストロボを使って自然光を演出する方法とおすすめ機材をご紹介しましたが、反対にデメリットも存在します。
私もこれまでいくつかストロボを使ってきましたが状況によってはライトを使うより自然光を使ったほうが良いケースもあるので、シーンや出来上がりに適した選択をすることがもっとも良いのかなと思います。
ここでは最後のまとめとして自然光・自然光のような照明のメリットとデメリットをご紹介します。
自然光のメリットとデメリット
自然光はその日によって色温度や光量、光の強弱が異なり雲の動き一つによって光の度合いが変わってきます。
自然光の主なメリット・デメリットは以下。
✔自然光のメリット
・光量が圧倒的に大きい
・全体を明るく照らす
・明るく元気なイメージに最適
✔自然光のデメリット
・屋内だと暗くなる
・時間帯によって差し方がすぐ変わる
・晴れ、雨、曇りなど光の落差が激しい
写真のイメージに欲しい自然光を求めるのはなかなか難しいので欲しい光を待つか、その日の光によって作風を変えるなど工夫が必要ですね。
美しい海岸や快晴の空など大きな自然風景を背景に入れるときは絶対的に自然光が必要になります。
その場合は遠くの景色を照らすのは自然光、近くの被写体を照らすのはライトの組み合わせにした方が扱いやすいと言えるでしょう。
背景を自然光が照らして目の前にいる逆光の被写体の顔をストロボで明るくする「日中シンクロ」はまさにその考え方を反映した手法ですね。
自然光のような照明のメリットとデメリット
自然光に近い照明を作り出す方法は前項で紹介した通りですが、ライト照明にもメリットとデメリットがあります。
✔自然光のような照明のメリット
・自在に光量を操れる
・日が差さない屋内での撮影が可能になる
・色を加えることができる
✔自然光に近い照明のデメリット
・コスト増や持ち運ぶ機材が増える
・光に対する知識や細かい設定が求められる
・設定等で相対的に撮影時間が増える
早い話し自然光はいくら使ってもタダなのに対して、ストロボは安いもので4000円~、ハイアマやプロが使うGODOXADシリーズは3万円~、PROPHOTOなどプロ機材ともなると30万円ほどもする高級ライトも。
また、光量を一段ずつ上げ下げしたりワイヤレストリガーで多灯ライティングするには慣れが必要です。
反対に物撮りなどは屋外で撮影することは難しいため、手間がかかっても安定した光を生み出す照明は天候に左右されず撮影することが可能に。
プロカメラマンが照明を使う理由は、この辺りにあって安定的に撮影できる点が照明の最大のメリットと言えそうです。
雨で屋外撮影できないときは撮影技術向上のチャンス!
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今回は「ストロボ使ってみたいけどどうしたら良いか分からない」そんな悩みを持っている方向けに自然光に近い照明を作り出して撮影する6つの方法(人物編と物撮り編)、自然光の特徴、おすすめストロボをご紹介しました。
自然光と照明どちらもそれぞれの魅力がありますが屋外であればなるべく太陽光を使った撮り方の方が成功しやすいですし、屋内では記事中で紹介したビールのように「自然光+照明」という使い方もアリです。
しかし、天候に左右されず安定的に撮影できる点や夜撮ではモノブロックやフラッシュストロボは必須。
手軽に始められる「TT600」や「AD100 PRO」から試してみて上達したら上級機を使うことをおすすめします。
今回の記事が、自然光のような照明を使って撮影したいと思っている方の参考になれば幸いです。
鹿児島写真部MUZEでは「ポートレート撮影体験」「フォトウォーク」「写真展」等のイベント開催を行っており、撮影技術向上・モデルマッチング・地元観光応援を目指した企画を行っています。
前回、前々回と参加してなかった方でも気軽に参加することができるので、皆さんの部員応募やイベント参加をお待ちしています。
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カメラを始めてわずか半年でプロモデル、テレビ局タレントの撮影を担当する。ポートレート撮影や企業撮影のほかWEB広告クリエイターとして活動。2021年7月7日に鹿児島写真部MUZEを立ち上げ、クリエイターやアパレル・ハンドメイド作家・地元店舗とコラボ企画を行う。2022年『PASHA STYLE』認定クリエイター。鹿児島出身。
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