もっともポートレートに向いているカメラメーカーはどれ?特徴や違いを写真を見ながら徹底解説します!

ポートレートを撮るカメラマンさんにとってカメラメーカーや機種は最大の関心ごと。

各メーカーによってハイエンドモデルでも色調や肌の柔らかさなど描写は異なりますが、撮りたい写真のテイストによって選ぶべきメーカー機種は異なるでしょう。

今回は写真部MUZEでタグ付けして頂いている写真を毎日見ている中で気付いた、カメラメーカーの特徴や違いをInstagramフィード投稿を見ながらご紹介していきます。

この記事を読むことで各メーカー機種の違いを知り自分に最適な一台を見つけるためのヒントを得ることができます。



カメラメーカーの市場シェアはCannonが頭一つ出ている

カメラ業界や市場動向を公開している「業界動向SEARCH.COM」によると、

業界動向グラフ

カメラ業界の過去7年間の業界規模の推移

出典:業界動向SEARCH.COM

・業界規模 1.4兆円ダウン
・伸び率 -13.4%
・利益率 +4.1%

 
カメラ業界全体で見るとやや低迷気味。

2020年のデジカメ出荷台数は41%減、高画質カメラを備えたスマートフォンの台頭により減少傾向にありますがレンズ交換式のミラーレスカメラの需要は伸び続けています。

コロナ渦もあって一般家庭にもミラーレスカメラが普及している印象がありますが、スマートフォン写真とは差別化できているフルサイズの小型ミラーレスカメラはカメラマニア以外にも女性からの人気も高いですね。

各メーカーごとの市場シェアを見てみると、

市場シェアグラフ
出典:業界動向SEARCH.COM

一眼レフユーザーが多いCannonが約半数、次いでミラーレスカメラ「α」シリーズで不動の人気を持つSONY、中盤サイズで本格的な写真が撮れる富士フィルム、「Z」シリーズが人気のNikonが上位を占めています。

これ以外にもパナソニック、オリンパスなど国内メーカーや、ドイツに本社を置く「ライカ」、コンタックス、スウェーデンのハッセルブラッドなど海外メーカーのカメラも一定の割合で普及されているのではないでしょうか。

プロのカメラマンでも「私はCannon一筋です!」というより色々なメーカー機種を保有し、シチュエーションに合わせてカメラを使い分けている方も多くいる印象です。

それが最良ですが費用がかかる点はアマチュアカメラマンには難しい選択肢ですね。

国内・海外のカメラメーカーを一覧にしました

カメラ一覧

国内で大きなシェアを持つCannon・SONY・富士フィルム・NIKONユーザーがもっとも多いと思いますがそれ以外のメーカーにも有力機種は存在しています。

ここでは主に静止画を撮影するカメラマン向けに国内・国外のカメラメーカーを一覧にまとめました。

国内・外のデジタルカメラメーカー一覧

メーカー 概要
Cannon(日本) お馴染み日本を代表するカメラメーカー
Olympus(日本) 医療機器関連に強いがデジタルカメラ部門が縮小しOMデジタルソリューションズに移管
SONY(日本) オーディオ・AV機器の大手メーカー
Nikon(日本) 双眼鏡・望遠鏡の分野に強く「ニッコール」(Nikkor)はNikonの商標レンズ
Fujifilm(日本) 使い捨てカメラ写ルンですが一世風靡、エックス線写真の他にも中盤サイズ以上のセンサーを持つデジタルカメラが有名
SIGMA(日本) 交換用レンズが主力でもある日本の光学機器メーカー
Panasonic(日本) 家電製品が有名な大手電機機器メーカー
ペンタックス・リコー(日本) それぞれ日本の大手光学機器メーカーでしたが2011年にリコーがPENTAX事業を買収してリコーイメージングに社名変更した
ライカ(ドイツ) 高級カメラが一線を画している光学機器メーカー
ハッセルブラッド(スウェーデン) 航空カメラやアポロ計画にも使われていたが現在は中国ドローンメーカーに買収されている

出典:wiki

これ以外にも製造販売されているメーカーは多数ありますがこの記事を執筆時点(2021年11月11日)で経営されているメーカーに限定しています。


国内・外のフィルムカメラメーカー一覧

メーカー 概要
ツァイス・イコン(ドイツ) カール・ツァイス傘下のカメラメーカー
ミノックス(ドイツ) 単眼鏡・双眼鏡などの製造メインのカメラメーカー
リンホフ(ドイツ) 世界で初めて組み立て式フィールド用大判カメラを製造したカメラメーカー
ローライ(ドイツ) 二眼レフカメラ「ローライフレックス」で有名なカメラメーカー
コダック(アメリカ) フィルムカメラブームを支え続けている写真用品メーカー

出典:wiki

今回はデジタルカメラメインのお話しですがフィルムカメラはポートレート撮影用として技術・知識がないと取扱いが難しいため割愛します。

写真を見ながら各メーカーの違いや特徴を比較してみる!

色んなメーカーのカメラ

ここからは各カメラメーカーの主力機を中心にメーカーごとの違いや特徴を比較してみましょう。

ネットで比較記事を見てみるとカメラマン目線のものが少なくスペックや性能面に偏りがちでしたので、Instagramを引用しながらポートレートとの相性に着目しています。

私自身はCannonユーザーですがあくまで俯瞰した目で客観的な視点でお伝えできればと思っています。



カメラメーカー①Cannon(キャノン)の特徴

 

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Cannonはオリンピック公式メーカーに選ばれているように動く被写体であるスポーツや風景撮影で高いAF・描写性能を発揮しています。

主力のEOSシリーズ機種では私自身も体感していますがとにかくシャープネスで色の描写がとても忠実。

上のフィード写真は「EOS 6D MarkⅡ」が使用されており細かい色を全て拾っていますが、最新のRFシリーズはもっと高精細な表現が可能だと思います。

ポートレートとの相性ですがパリッとした広告写真やスタジオでのコンポジやジャケ写にも最適。

モデルさんの肌に含まれる黄色や土気色が強く出ることがありますがレタッチで対応可ですし、甘いオールドレンズとの組み合わせで幅は広がるでしょう。

カメラメーカー②SONY(ソニー)の特徴

SONYは特に若い世代のカメラマンやモデルさんに人気がある機種「αシリーズ」が主力。

高感度の機種が多くAF機能もCannonにヒケを取りませんし、動画撮影でも注目されていますね。

上の写真は多くのポートレートカメラマンから愛されている中級機「α7Ⅲ」ですが、特徴は何と言ってもモデルさんの肌に透明感を与えて北欧人のように見せることができる描写。

私の推測ですが日本人は肌に黄色が多く含まれる人種なのでCannon機だと色が忠実に再現され過ぎるので、SONY機だと青みがかったクリアでみずみずしい肌色になることから若い世代にウケているのかな、と。

ポートレートとの相性はバッチリですが清潔感を出したい広告やアート作品、スタジオでのコンポジ撮影にも向いています。

Instagram上で見る女性モデルさんの写真は「あ、これSONYかもな」と分かるくらいその描写は特徴的と言えます。



カメラメーカー③Nikon(ニコン)の特徴

Nikonの最大の特徴は高い描写ながらも独特の優しい発色、そしてAF機能の正確性。

これまでの「Dシリーズ」に加えて「Zシリーズ」も充実しており風景撮影にも向いていますが、個人的にはポートレートに限らず「生き物」を写す力が魅力だと思います。

その理由としては「被写体の温もり」「そこに息づいてる感情」を上手に表現できるから。

ポートレート撮影でのおすすめは人物だけでなく周りの景観を写すランドスケープフォトやファッション撮影にも向いているのではないでしょうか。

カメラメーカー④Fujifilm(富士フィルム)の特徴

 

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Fujifilmの特徴は「写ルンです」やフィルムカメラ同様に淡い独特の「青」を発色する点。

機能的な部分を見るとフルサイズセンサーよりさらに大きい「中盤サイズ」センサーを備えている機種が多いため大型プリントが可能で、写真の色調を変えるフィルムシミュレーション機能も人気があります。

風景からポートレートまで幅広く使えますがどのジャンルにも共通しているのは核となる「青色」をモチーフにした写真ではないでしょうか。

ポートレートとの相性ですがアート作品やファッション系との相性の良さを強く感じますね。


カメラメーカー⑤Panasonic(パナソニック)の特徴

 

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Panasonicのカメラと言えば「LUMIXシリーズ」の代名詞、ビデオカメラからの走りで動画メインのユーザーから支持されておりVlogや動画撮影で人気があります。

LUMIXの描写はNikon機と似ている印象がありますが、特徴は優しく自然な発色と素直でムリをしない写りから風景画がもっとも最適。

静止画メインのプロカメラマンでPanasonicを愛用している方は少ないと思いますが、実はライカと提携しているレンズには一定の人気がありますね。

ポートレートとの相性は上記のCannon・SONY・Nikon・Fujifilmに比べると個性が見いだしにくいと言わざるを得ませんが、スナップ撮影ではモノクロとの相性も良いと思います。

カメラメーカー⑥Olympus(オリンパス)の特徴

 

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Olympusと言えば防水や耐衝撃に強い医療機器カメラが有名ですが、Panasonicと共同策定された「フォーサーズ」「マイクロフォーサーズ」機が主力。

医療機器メーカーの名に恥じない小型軽量の防水・防滴性能を備えたデジタルカメラが魅力です。

雨や雪など過酷な天候下や持ち運びしやすいことから山岳写真家や風景写真家からコアな人気を集めるオリンパス機は「オリンパスブルー」と呼ばれる独特の深い青や緑が特徴。

私もオリンパス機種を持っていますがポートレートとの相性では寄りの構図でモデル主体というよりは、背景の青や緑を生かした作品撮り、情景ポートレートと相性が良いですね。

その理由としてはAWB(オートホワイトバランス)設定や補正値にもよりますが色が強く出やすい傾向があるので、自然の風景と一緒に撮ると中和されるのではないでしょうか。

またマイクロフォーサーズ機の場合、センサーサイズが小さいことからフルサイズ機に比べてボケにくいという特徴があります。

ただ、天候が悪い梅雨シーズン、雪が降るシーズンはあるとかなり重宝しますね。

カメラメーカー⑦PENTAX(ペンタックス)の特徴

最後はカメラメーカーとして長い歴史をもつPENTAX。

カメラボディより「スーパータクマー」「タクマ-」など独特の黄色い描写ができるオールドレンズの方が有名になっていますが、世界最小の小型ミラーレス一眼を制作販売するなどカメラボディも一定の魅力があります。

全体の描写としては少しCannon寄りかな?と思えるのですが、最大の魅力は森林や山などにある「緑」をとても鮮やかに映し出す点。

ポートレートとの相性ですがPENTAXユーザーは自然風景写真を好んでいる傾向があり、森や山など自然光の中でモデルさんを淡く映し出す表現に最適だと思います。

人肌の描写も赤や黄色が強く乗らず柔らかい感じになるので、ストロボを使って自然の中で撮るとパリっとした印象の写真も撮れるのではないでしょうか。

もっともポートレートにおすすめのカメラは?

ポートレート向きカメラ

今回はポートレートにもっとも向いているおすすめのカメラメーカーはどれか?という疑問について取り扱ってきました。

写真には色んな表現がある、そうは言っても頭の中にあるイメージを再現するにはやはりメーカーや機種を選定する必要があると思っています。

その理由は偶発的に生まれた写真を「あ、これいいかも!」より「よし、狙った通りに撮れた!」の方が得るものも多いし、何より再現性が高くなります。

今回のカメラメーカーの特徴をまとめると、

CANON=自然な描写
SONY=抜け感があって美白
Nikon=感情や情景を映す
Fujifilm=独特の青色
Panasonic=素朴で優しい発色
Olympus=タフでオリンパスブルーが基調
PENTAX=美白と美しい緑色

 
同メーカーでも機種によってバラつきがあり、ざっくりとしていますがこんなイメージで良いと思います。

結論としてはポートレートに最適なカメラはこれ!と端的に言えませんが、一番大事なことはポートレートでどんな写真表現を目指すかが重要です。

そのためにはメーカーごとの特徴を知り、イメージ写真を見ながら機種を選んでいく方が失敗しないでしょう。

1台のカメラであらゆる表現を目指すことは不可能なのでこれからカメラを買おうと思っている方や2台目を買おうと考えている方の参考になれば幸いです。

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