2021年9月に発売されてから人気ランキング1位に一躍、躍り出たVlog専用ミラーレスカメラ「ZV-E10」。
話題性もあって時代の流れが動画に傾いていた中で、このVlog専用機に興味を持った方も多いのではないでしょうか!
とりあえず、ZV-E10があればめっちゃ良い動画撮れるし、周りにもVlog自慢できちゃう。。
今回はSONY「ZV-E10」のおすすめ神レンズ5選、機能性やZV-1から進化した点、価格推移やデメリットまで併せてご紹介します!
静止画だけでなく動画においても、純正SONYレンズ以外でサードパーティ製レンズやオールドレンズとの相性もバツグンです。
この記事を読むことで以下のような悩みを解決することができます!
・「ZV-E10」と相性の良い神レンズを知りたい
・レンズキット「ZV-E10L」と、カメラ単体「ZV-E10」どっちにするか迷ってる
・Vlog専用カメラ「ZV-1」との違いを知りたい
「ZV-E10」の神レンズやレンズキットで買うべきか迷っている方に有益な情報だと思いますので、最後まで読んで頂けたら幸いです!
高解像で特にAF精度・速度が優れていることで有名なSONYレンズ群。「【2022年最新】SONYの神レンズ7本!避けては通れない広角・標準・ズーム・単焦点・望遠の最強レンズをご紹介します。」ではフルサイズセンサーカメラ向けにおすすめ神レンズをご紹介しています!
SONYミラーレスカメラと相性が良く、味のある描写で多くのカメラマンから愛されるオールドレンズ。「【2022年最新】オールドレンズの神レンズ7本!マニュアルフォーカスの手間が愛おしい単焦点の銘玉レンズをご紹介します。」ではいずれも銘玉ばかりのおすすめ神レンズをご紹介しています!
SONYのVLOGCAM「ZV-E10」は手軽に4K動画を撮れるVlogger向けカメラ!
出典:unsplash
2021年はまさにSONYミラーレスが市場を独占した1年でしたが、「ZV-E10」が発売された2021年9月はSONY史上初のシェア率49.7%(出典:BCN Ranking)を達成しました。
ミラーレス一眼で人気のSONY「αシリーズ」とは違って、Vlog専用機として登場した「ZV-E10」はVloggerの願いを叶えるべく4K動画を手軽に撮れる機種として人気があります。
①描写性能が高いAPS-Cセンサー搭載のミラーレス一眼カメラ
②人気のSONY「Eマウント」採用でレンズバリエーションが豊富
③「ZV-1」との違いはセンサーサイズ拡大でより高解像でダイナミックに!
2020年6月に発売された「ZV-1」の後継機として、さらにリニューアルして登場した「ZV-E10」。
価格もほぼ変わらず「ZV-E10」は進化していますが、何より交換レンズ方式になったことが一番の違いかなと思います!
それでは神レンズの前に、「ZV-E10」の魅力やメリット、「ZV-1」との違いをおさらいしておきましょう。
①描写性能が高いAPS-Cセンサー搭載のミラーレス一眼カメラ
出典:マップカメラ
カメラのレンズ装着部にあるレンズから取り込んだ画を反映させる「センサー」。
このセンサーサイズが大きいほど高感度に強く、画質が大きくなるだけでなく、背景がボケやすくなるといったメリットがあります。
センサーは、まさにカメラの心臓部にあたる部分ですね!
上の表を見ると分かりますが「ZV-E10」はAPS-Cと言うちょうど中くらいのサイズになるわけですが、初心者~中級者向けのカメラによく採用されています。
・コンパクトでカメラは小型軽量化しやすい
・フルサイズ用レンズを付けると画角が1.5倍と望遠効果が得られる(例:50mm→75mm)
・色んなメーカーが対応レンズを作っているので、レンズの種類が豊富
・1型や4/3型よりボケが生まれやすく高画質
初心者~中級者向けのカメラに多いとお伝えしましたが、近年は技術が発達してAPS-Cセンサーのカメラでもプロクオリティの写真・動画を撮ることができるようになりました。
今年、2022年6月にはCANONから「EOS R7」が発売されましたが、この機種はAPS-Cセンサーながら3250万画素、4K動画(60p)、カメラ内手ブレ補正と言ったプロ仕様カメラが登場しています。
ミラーレスってことは「ミラーが無い」カメラのことで、カメラをうんと小さくできる最新技術のことでしたね。。
「ZV-E10」はバッテリーを入れて約343g、ここまで超軽量なのは「APS-C+ミラーレス」のおかげですね。
SONYのライバルとも言えるCANONが発売したミラーレスAPS-Cセンサーで動画メインの「EOS R7」。ZV-E10よりはレンズバリエーションが少ない印象ですが、「【2022年最新】EOS R10・R7のおすすめ神レンズ5選!写真動画が楽しめるAPS-C・フルサイズ用レンズをご紹介。」ではR7におすすめの神レンズをご紹介しています!
②人気のSONY「Eマウント」採用でレンズバリエーションが豊富
SONYの「Eマウント」と呼ばれる規格は2010年頃、SONYがマウント内下部に10~12点の電子接点を持つ完全電子制御マウントとして自社開発したもの。
これまで、NEXシリーズ・αシリーズで使用されていた「Aマウント」は、コニカミノルタの技術を継承したものを使っていましたが、Eマウントはこれからミラーレス時代に対応していくために開発されたと言われています。
α7シリーズ以降に発売されたフルサイズ用レンズには、いずれも頭に「FE」と表記されていることから「FEマウント」とも呼ばれています!
ここまでは、どのカメラ製造メーカーでも同じことが行われていましたが、SONYが秀逸だったのは2011年にあらゆるレンズ製造メーカーに無償開示を開始した点。
これによって、サードパーティメーカーの参入が加速して私の肌感覚ですが、「Eマウント」はもっとも選べるレンズが多い規格の1つとなりました。
【SONY純正レンズ】…57本
【ドイツCarl Zeiss製レンズ】…8本
【SIGMA・TAMRONレンズ】…34本、16本
【中華レンズ※】…15本以上
【オールドレンズ※】…50本以上
※ 一部のレンズはそのままでは装着できない物もありますが、別売りのマウントアダプターを使用することで装着可能になります。
出典:Wikipedia
上記はWikipediaや、各メーカー公式サイトから確認できた物だけ掲載していますが、これ以外にもマウントアダプター経由で装着できるレンズは存在します。
組み合わせは100本以上ってスゴイです。。
「ZV-E10」に合うマウントアダプターは、「マウントアダプタ商品の一覧」記事の「SONY-Eマウント欄」で紹介しています。
マウントアダプターはお持ちのカメラと適合するアダプターを探す必要があります。「【初心者向け】すぐ使えるマウントアダプタ商品の一覧!「キャノンRF⇔EF」や「ソニーE⇔EF」の悩みを解決します。」では、電子接点の付いたアダプターやMF用の簡易アダプターもご紹介しています!
③「ZV-1」との違いはセンサーサイズ拡大でより高解像でダイナミックに!
ここでは、ZV-E10とエントリーモデルZV-1のスペックを比較していきます。
どちらを買おうか迷っている方もいると思いますので、参考になればと思いますが結論から言うと「価格・スペック」ともにZV-E10がおすすめ。
ZV-E10 | ZV-1 | |
発売日 | 2021年9月17日 | 2020年6月19日 |
価格(2022.9月時点:価格.comの最安値) | 68,054円 | 72,447円 |
センサー(撮像素子) | APS-C(23.5×15.6mm Exmor CMOS) | 1.0型(13.2×8.8mm Exmor RS CMOS 積層型) |
有効画素数 | 2420万画素 | 2010万画素 |
レンズ方式 | レンズ交換式 | 24~70mm(9.4~25.7mm) F1.8(ワイド端)~2.8(テレ端)、ZEISSバリオ・ゾナーT*レンズ |
常用ISO感度 | 100~32000 | 125~12800 |
映像エンジン | BIONZ X(ビオンズ エックス) | BIONZ X(ビオンズ エックス) |
動画 | 4K(30p)、フルHD(24p~120p) | 4K(30p)、フルHD(24p~120p) |
連続撮影速度 | 約11コマ/秒 | 約24コマ/秒 |
測距エリア | 位相差425点+コントラスト425点 | 位相差425点+コントラスト425点 |
シャッター速度 | 1/4000~30秒 | 1/2000~30秒 |
ボディ内手ブレ補正 | 動画時電子式手ブレ補正(アクティブモード対応) | 光学式、動画時光学式手ブレ補正 |
Wi-Fi | IEEE 802.11 b/g/n | IEEE 802.11 b/g/n |
AF | リアルタイム瞳AF、動物のリアルタイム瞳AFは静止画のみ | リアルタイム瞳AF、動物のリアルタイム瞳AFは静止画のみ |
外形寸法(幅×高さ×奥行) | 115.2mm×64.2mm×44.8mm | 105.5mm×60mm×43.5mm |
質量(SDカード、バッテリー込み) | 約294g | 約343g |
出典:SONY
スペック比較表にしてみると一目瞭然ですが、連続撮影速度をのぞく「センサー・有効画素数・ISO感度・シャッター速度」などいずれもZV-E10の方が優れていることが分かります!
この2つのスペックで決定的な差はセンサーサイズの違い、そしてZV-E10はレンズ交換式なので好きなレンズを組み合わせて色んな画を撮ることができる点!
価格はZV-1の方が高くなっているのは、ZV-1には内臓レンズの価格も含まれているためですが、これだけスペック差があって、価格が逆転している点はちょっと不思議な感じもします。
SONYのエントリー~ハイアマチュアモデルまで圧倒的な人気を誇るαシリーズ。「【2022年最新】α6400のおすすめ神レンズ5選!単焦点・広角・望遠ズームのどれを選んでも実力を発揮できます。」ではその中でも人気が高いα6400の神レンズをご紹介しています!
「ZV-E10」や「ZV-E10L」の価格推移
出典:価格.com
2021年9月に発売されたZV-E10、レンズキットのZV-E10Lの価格推移をおさらいしておきましょう。
上のグラフはZV-E10の価格推移ですが、発売当初の平均価格は75,000円。
2021年内はそこまで大きな変化はありませんでしたが、2021年末になると過去最高の95,000円を記録、2022年4月~7月にかけてこれまでの倍値近い145,000円~157,000円を記録しました。
2021年から値上げが噂されており、2022年4月からSONYがカメラ全般値上げ実行したので、その駆け込み需要もあったようですね。
2022年7月以降は元の水準に戻り80,000円前後で推移しています!
出典:価格.com
こちらのグラフはレンズキット「ZV-E10L」の価格推移。
カメラボディ単体とほぼ同じ推移ですが、2021年末から価格が上昇、2022年5月には過去最高の179,000円を記録。
2022年7月以降は元の水準に戻り、平均価格は89,000円前後、最安値は79,000円前後となっています。
SONYのαシリーズの中でもミドル~ハイアマから人気の高いα7Ⅲ、α7Ⅳ。「【2022年最新】α7Ⅲ・α7Ⅳのおすすめ神レンズ5選!最初に買って後悔しない動画撮影用レンズもご紹介します。」ではより高スペックなα7Ⅲ、α7Ⅳに合うおすすめ神レンズをご紹介しています。
【VLOGCAM】SONY「ZV-E10」のおすすめ神レンズ5選!
出典:unsplash
ZV-E10Lのレンズキットより、カメラ単体の「ZV-E10」をおすすめする理由は、レンズキットの性能に疑問が残るためです。
ハイスペックな4K動画や高画質な静止画が撮れる性能を持ちながら、キットレンズを使うことは例えるならプロ野球選手が練習用のバットで試合に臨むようなもの。
①手軽に風景を撮るならSONY「E 10-18mm F4 OSS(SEL1018)」
②プロクオリティの動画・静止画ならSONY「FE 14mm F1.8 GM(SEL14F18GM)」
③いつも持ち歩ける万能レンズならTAMRON「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)」
④高画質の写真を撮るならSIGMA「18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」
⑤エモいフィルムテイストの動画を撮るならNIKON「AI AF Nikkor 35mm f/2D」
上記のレンズはいずれも高い描写力に明るいF値性能、動画撮影時の静音など、ハイスペックなレンズばかり。
※なお、ZV-E10はAPS-CセンサーのためAPS-C仕様のレンズが望ましいですが、「①FE 14mm F1.8 GM(SEL14F18GM)」「⑤AI AF Nikkor 35mm f/2D」に限ってはフルサイズ用レンズなので画角がぞれぞれ1.5倍の「14mm→約21mm」、「35mm→約53mm」に変化します。
①手軽に風景を撮るならSONY「E 10-18mm F4 OSS(SEL1018)」
出典:Amazon
【スペック】
発売日:2012年11月16日発売
Amazon価格:75,118円(2022年9月時点)
マウント形状:Eマウント
レンズフォーマット:APS-C
レンズ構成:8群10枚
F値:4.0-22.0
撮影最短距離:0.25m
重量:約225g
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10年以上前に発売されたレンズとは思えないほど高精細で風景の撮影にピッタリな神レンズ。
レンズ内手ブレ補正があり焦点距離10-18mmというワイドな広角域で、天の川・滝・自然風景の写真動画に最適です。
F4とご紹介する神レンズ群の中では、少し暗い印象ですが高感度に強いZV-E10との組み合わせなら特に問題ないでしょう!
パワーズームキットレンズよりずっと値段は高い印象ですが、このレベルのレンズを一本持っていると動画・静止画どちらも重宝すること間違いないでしょう。
②プロクオリティの動画・静止画ならSONY「FE 14mm F1.8 GM(SEL14F18GM)」
出典:Amazon
【スペック】
発売日:2021年5月28日発売
Amazon価格:187,450円(2022年9月時点)
マウント形状:Eマウント
レンズフォーマット:フルサイズ
レンズ構成:11群14枚
F値:1.8-16.0
撮影最短距離:0.25m
重量:約460g
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SONYの純正レンズ群の中でももっとも信頼性の高いプロレンズG MASTERの称号が付いた「SEL14F18GM」。
SEL14F18GMは風景・スナップなどの静止画、動画でも素晴らしいAF精度・速度、静音モーターを持ち合わせたプロクオリティの神レンズです。
単焦点レンズでF1.8はG MASTERの中でも明るくない方ですが、その代わりもっとも高いレンズ群は30~40万円なので、SEL14F18GMはコスパが良いと言えます!
このレンズはフルサイズ用なのでZV-E10に装着すると「14mm→約21mm」に画角が変わるため、使い勝手が良い広角域レンズとして重宝します。
③いつも持ち歩ける万能レンズならTAMRON「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)」
出典:Amazon
【スペック】
発売日:2022年7月8日発売
Amazon価格:82,490円(2022年9月時点)
マウント形状:Eマウント
レンズフォーマット:APS-C
レンズ構成:12群16枚
F値:2.8-22.0
撮影最短距離:0.19m
重量:約525g
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国内で人気のサードパーティ製メーカーTAMRON(タムロン)が2022年7月に発売したばかりの「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)」。
F2.8通しの大三元と言われる王道レンズでは24-70mmが限界だったのに対し、世界発「17-70mm」ズーム域を実現した神レンズです。
TAMRONと言えばとろけるようなキレイな背景ボケ、強力な手ブレ補正機構が有名ですがこのレンズも高い解像力に手ブレ補正と静止画・動画どちらでも活躍してくれるでしょう!
旅行や遠出したときに持ち歩くレンズには限りがありますが、とりあえずこの1本さえあればある程度は何でも撮れるという万能レンズのような存在ですね。
④高画質の写真を撮るならSIGMA「18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」
出典:Amazon
【スペック】
発売日:2021年10月29日発売
Amazon価格:60,000円(2022年9月時点)
マウント形状:Eマウント
レンズフォーマット:APS-C
レンズ構成:10群13枚
F値:2.8-22.0
撮影最短距離:0.12m
重量:約290g
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国内サードパーティ製メーカーとして有名なSIGMA(シグマ)の高い解像力が魅力の「18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary」。
SIGMA製レンズはとにかく描写力が高く高精細なことで知られていますが、このレンズは手ごろな大口径ズームレンズとして期待が高まる神レンズですね。
手ブレ補正がないため対応策は必要ですが、小型軽量で最短撮影距離0.12mと近接撮影もできるため持ち出す機会が増えると思います!
解像力に加えてAF性能も優秀なので静止画をメインに、そしてVlogなど動画撮影との相性も良さそうですね。
⑤エモいフィルムテイストの動画を撮るならNIKON「AI AF Nikkor 35mm f/2D」
出典:Amazon
【スペック】
発売日:1995年3月発売
Amazon価格:53,800円(2022年9月時点)
マウント形状:ニコンFマウント
レンズフォーマット:フルサイズ
レンズ構成:5群6枚
F値:2.0-22.0
撮影最短距離:0.25m
重量:約205g
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⇒Amazonカスタマーレビュー
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25年以上前に発売されたNikon一眼レフが全盛期の時代に作られた「AI AF Nikkor 35mm f/2D」。
フィルムテイストの静止画・動画が撮れるレンズとして今なお人気をあつめていますが、最大の魅力は優しい色乗りと、ソフトフォーカスな淡いピント。
オールドレンズで撮るエモい動画が人気がありますが、このレンズはまさにエモい動画向けといった感じでしょうか!
唯一の難点はAF機能がないためすべてピント合わせはMF(マニュアルフォーカス)で行う必要がありますが、動画撮影時にズーム音がしない点やピントがボヤっとしている点は逆にメリットになりますね。
なお、このレンズはフルサイズ仕様でニコンFマウントなので、マウントを変換する「K&F Concept レンズマウントアダプター」を使用することで装着することができるようになり、ZV-E10との組み合わせだと画角は「35mm→約53mm」に変化します。
SONY「ZV-E10」のデメリット/動画の歪みと画角クロップ
出典:unsplash
最後にZV-E10のデメリットをお伝えした方が、実際に実機を購入してからガッカリすることもないと思いますし、それに合わせて対策を練ることも可能かと思います。
数値上の性能面ではとても優れた機能を持っている「ZV-E10」ですが、80,000円ほどで買えるカメラともあって価格なりのデメリットはいくつか存在します。
結論ですが「素早い被写体が入り込んでくると、動画に歪みが生じる」「画角がクロップ(拡大表示)される」点は明らかなデメリット。
海外のレビューWEBサイト「DPREVIEW」によると、
『1080/120p、4K/30pの撮影は、それぞれ1.14倍、1.23倍とわずかにクロップされる。4K動画を撮影する際、高速でパンニングしたり、動きの速い被写体がフレームに入ると、歪み現象(ローリングシャッター)が目立ち、気になる。この現象は、4K/24p撮影時に最も顕著で、クロップした4K/30p撮影時にはやや軽減される。FHDの場合はローリングシャッターの問題が少ない。』
出典:DPREVIEW
つまり、4K動画を撮影するときにあからじめ決められたレンズの焦点距離が1.23倍拡大されるということ。
単焦点レンズ50mmレンズなら、「50mm×1.23倍」で61.5mmに変換されます!
そのため、動画を撮るときはその拡大を逆算して広角気味のレンズで撮影することが前提になります。
また、歪み現象(ローリングシャッター)はカメラ性能の問題のため、カンタンに解決することは難しいですが、激しいカメラワークには不向き。
上下・左右に激しく振ると酔ってしまいそうです~。。
広角レンズでの動画ではさらに動画がぐにゃぐにゃになる可能性が高いため、50mm以上の焦点距離レンズがおすすめで、三脚に固定して使用するのがベスト。
静止画に関しては、歪み現象はそこまで目立たないので広角域で風景写真を撮るのは問題なさそうです。
お気に入りの神レンズでVlog撮影を楽しもう!
出典:unsplash
今回はSONY「ZV-E10」のおすすめ神レンズ5選、機能性やZV-1から進化した点、価格推移やデメリットを併せてご紹介しました。
コスパが高くて気軽に4K動画を撮ることができる「ZV-E10」ですが、それなりにデメリットもあるのでそれを踏まえた上でレンズ選びをするとパフォーマンスを最大まで引き出すことが可能になります!
ZV-E10をお持ちの方、これから買おうと思っている方はパワーズームレンズキットではキットレンズで失敗するので、カメラ単体で購入して神レンズと組み合わせることで素晴らしい写真・動画を撮ることができるのでこの方法がおすすめ。
今回の記事が、ZV-E10の神レンズを知りたいと思っている方の参考になれば幸いです。
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カメラを始めてわずか半年でプロモデル、テレビ局タレントの撮影を担当する。ポートレート撮影や企業撮影のほかWEB広告クリエイターとして活動。2021年7月7日に鹿児島写真部MUZEを立ち上げ、クリエイターやアパレル・ハンドメイド作家・地元店舗とコラボ企画を行う。2022年『PASHA STYLE』認定クリエイター。鹿児島出身。
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