Instagramに合うエモい写真アプリが欲しい
今回はカメラを始めて半年でプロモデルやテレビ局タレントを撮影した私が、たくさんあるカメラアプリの中でもエモい写真が撮れると10代~20代女子に人気が高い「コーヒーカメラ」有料プランを購入して使ってみました!
現役カメラマン目線から使ってみたレビューや作例、コーヒーカメラがInstagramと相性が良い理由やおすすめの撮り方をご紹介します。
この記事を読むことで初心者でもエモい写真アプリ「コーヒーカメラ」を使いこなして、映える写真を撮ることができるようになります。
エモい写真アプリ「コーヒーカメラ」有料プランを買った感想
「コーヒーカメラ(Coffee Camera)」は2019年に配信開始されたAnalog Film Photo & Photo Editor & Cameraが提供するレトロやビンテージをテーマにしたアプリ(Apple・Android)。
他にも人気の写真アプリ「Kodaカメラ」「Lomo Camera」を手掛けている会社で、コーヒーカメラも同じように優れたフィルターと編集機能を持っています。
結論。有料プランで課金して使ってみた感想ですがカラーフィルターのバリエーション豊富で、何より加工した写真が高画質でInstagramと相性が良さそう!というのが正直な感想です。
その中でも特におお、これは良い!と思ったポイントをいくつか挙げてみました。
淡色系が可愛い
撮影画面から全77種類カラーフィルター(一部有料)やカラー効果、ライトリーク、ダスト効果などを確認しながら撮れるんですが、
一番驚いたのは淡色系のカラーフィルターがたくさんあって、カラー効果で全体を淡いピンクに変えたりできるんですね。
カラーフィルターも完成図が分かりやすいよう色見本があるので、感覚的に撮ることができると思います。
カラーエフェクトで好きな色を推せる
コーヒーカメラにはフィルターの横に「Color」メニューがあって、そこから好きな色を写真全体に反映させることができます。
カラーフィルターの強弱をつけられるアプリはたくさんありますが、好きなカラー効果で赤・青・緑・紫とか変えられるアプリはけっこう珍しいと思いますね。
デジタル一眼レフで言うところの色温度みたいな感覚だと思いますが、原色のビビッドカラーだけでなくサーモンピンクやターコイズのような淡いパステルカラーなど全51色が用意されています。
もちろんフィルムカメラ風の加工をすることもできますが、本格的にフィルム写真にこだわりたい方にはこちらの記事で紹介している「1998 Cam – Vintage Camera」の方がおすすめ。
エモい写真アプリ「コーヒーカメラ」の魅力
参照:Googleplay
「コーヒーカメラ」の強みでココが他のアプリと違う、売りポイントを3つまとめてみました。
人によって求めるものや好みもあると思いますが、コーヒーカメラ全体の印象から誰におすすめしたいかと言えば、
・SNS配信しててインフルエンサー目指してる10代~20代女子
・Instagramの写真に統一感を出したい
・エモい写真や映える写真が好き
・写真に可愛いステッカー貼ったり、コラージュするのが好き
このアプリ1つで撮ったりステッカーや文字入れまでカンタン加工できるので、手軽にクオリティを求める若い女子向きだと思います。
無料でも使える!有料プランは280円
コーヒーカメラは無料プランでも十分使えるアプリですが、有料280円で買い切りすると制限ロックされていたフィルター、カラーなど一部のメニューが開放されます。
有料プランを購入するとアプリ内の広告が消えて、ステッカーやコラージュも制限なく使えるようになります。
サブスク制や年額制のアプリも多いですが、使い勝手のいい買い切りで全機能が使えるのは大きなメリットですよね。
これまでカメラは「NOMO CAM」、フレーム加工は「StoryArt」、スタンプ貼付は「SNOW」といくつもアプリをはしごして使ってる方もいると思いますがコーヒーカメラは用途が広いのでこれ一択というのもアリですよ。
チェキ風やデジタルカメラの疑似体験ができる本格派アプリ「NOMO CAM」はこちらの記事で詳しく紹介しています。
Instagramで映える淡色系が多い
Instagramインフルエンサーの大人可愛い女子やバリキャリ女子の投稿っていつもフィード投稿写真の色味が統一されてますよね。
これってほとんどの場合がコーヒーカメラのようなアプリを使ってスマホ撮影して、同じ色味になるよう調整してあるんです。
特に淡色系の女子が増えてる中でコーヒーカメラのような淡色フィルターが充実しているアプリだと、Instagram上でも映えるし投稿に統一感がでるので相性バッチリです!
コラージュやステッカー機能が手軽
このアプリの面白いところは撮影した写真やスマホのアルバム内にある写真を編集して、ステッカー貼付やフレーミングすることで複数枚の写真をコラージュすることができます。
ステッカーは可愛いものからスタンプ系、ハート系、メガネ、羽根、バッグ、コスメなど100種類以上がダウンロードすることが使えるようになります。
必要なステッカーだけダウンロードすればアプリ容量を抑えることができます。また、ステッカーのサイズ変更、回転はスワイプのカンタン操作で調整可。
コラージュでは26種類のレイアウト、ボーダー調整、フレーム色やフレーム絵柄を選ぶことができますね。
「コーヒーカメラ」の使い方
操作はカンタンですぐ覚えられると思いますが、各項目ごとの使い方をご紹介します。
・エディット(スマホ内写真のフィルター編集)
・カメラ(撮影)
・コラージュ(複数枚の写真をフレーミング)
・フリースタイル(スマホ内写真のフィルター、ステッカー、コラージュ、文字入れ等)
・ショップ(280円有料購入者なら素材フリーダウンロード)
・ステッカー(ステッカーの貼付)
コーヒーカメラは機能ごとに6つの項目に分かれています。
【カメラ編】メニュー機能
まずは、カメラ編のメニュー紹介。撮影画面のメニュー構成は下のようになっています。
撮影画面の左上にある「⚙(設定)」を押すと、
撮影時のサウンドを消したり、写真の保存画質の設定など詳細設定を行えます。
フィルター効果のメニューは以下の通り。
・Filter(カラーフィルター)
・Color(色温度)
・Light leak(光漏れ)
・Dust(ちり、ほこり効果)
・Gradient(グラデーション効果)
・Glitch(3D効果)
・LOMO(ロモグラフィー風フィルム写真)
このフィルター効果は撮る前に設定しておけば完成写真をイメージしやすくなるでしょう。また、かけ合わせて使うことも可能で、Light leakは好きな位置に光を配置することができます。
【カメラ編】カラーフィルターの選択
カラーフィルターは全77種類あり、タップ前に見本写真があるのでどのように変化するか事前に知ることができます。
カラーフィルターの種類は以下の通り。
・FUJI(F1~F5)…富士のフィルムカメラ風の加工フィルター
・KODAK(K1~K9)…コダックのフィルムカメラ風の加工フィルター
・CINE(C1~C12)…シネマ風の加工フィルター
・MOVIE(M1~M15)…映画風の加工フィルター
※ショップではM1~M12しか表示されませんが、撮影時は~M15まであります。
・Portrait(P1~P11)…ポートレート風の加工フィルター
・FRESH(H1~H15)…鮮明で色鮮やかな加工フィルター
・B&W(BW1~BW10)…モノクロのコントラストが調整できる加工フィルター
いずれのフィルターも選択後にもう一度タップすれば、スワイプで加工の強弱をコントロールすることができます。
【エディット編】編集メニューと設定
「エディット」では過去の写真を編集することができます。まず、アルバムから写真を1枚選択。
編集できるメニューは以下の通り。
・Filter(フィルター)…F1~F5、K1~K9、C1~C12、M1~M15、P1~P11、H1~H15、BW1~BW10
・Texture(テクスチャ)…色温度、光漏れ、ちり、ほこり効果、3D効果、ロモグラフィー風フィルム写真
・Adjust(調整)…コントラスト、明るさ、露光量、シャープ、周辺光量、全体の彩度、色ごとの色相・彩度・輝度、シャドウ&ハイライト、カラーバランス、色ボケ具合、色の乗算、ホワイトバランス
・Preset(プリセット)…各パラメーターの変更内容を記録させておくこと。次に編集する写真はプリセットを使って変更内容を適用することができます。
コーヒーカメラではメニュー項目が全て英語表記されているので、よく使うメニューだけ覚えていったら十分使えるようになると思います。
本格的な写真のレタッチに興味ある方には「Lightroom」「Photoshop」がオススメですが、こちらの記事で紹介しているので参考になると思います。
【コラージュ編】レイアウトと写真編集
コラージュでは2枚~9枚の複数写真を指定することが可能、枚数に合わせたフレームが表示されます。
・レイアウト…19パターンのコラージュから好みのフレームを選択できる
・ボーダー…各写真の大きさ、フレームの大小、コーナーの丸みを指定できる
・背景…フレーム枠の色や絵柄を選択できる
フレーム内で写真が見切れてしまった場合は写真をスワイプすれば、位置を微調整することができます。
【ステッカー編】ステッカー貼り付けと編集
ステッカー編では過去の写真に対してステッカーを貼り付けすることができます。
check、Girls、Mask、Heart、Blush、Crowm、Stars、Honey、Wingなど幅広いジャンル
ステッカーはたくさんの種類が用意されていますが、新しくリリースされたステッカーは個別にダウンロードすることで使用することが可。
ステッカーを選択すると写真に表示されるようになり大きさ、回転、反転をスワイプで操作することができます。
「コーヒーカメラ」を使ってエモい写真を撮る方法
ここまでコーヒーカメラの魅力やメニュー機能を紹介してきましたが、写真アプリを使い慣れてない方にとっては使いこなせなかったり、多すぎてどれを選んだらいいか分からないことがあるのではないでしょうか。
ここでは、具体的に私オススメのエモい撮り方と設定を、作例を混じえてご紹介します。
Instagramフィード投稿で統一感がでる色推し
まずは、Instagramのフィード投稿向きで、投稿全体に統一感がでる色推しの撮り方。
コーヒーカメラの設定ですが、まず先に「Color」で自分好みの色を決めてしまいましょう。
【おすすめ設定】
① Color2の淡いピンクを選択。強弱は中央より少し左側に設定
②「Color DODGE」に変更
③ 撮影
続いては“撮り方”ですが、何を撮るのかどんなシチュエーションで撮るかによって印象は大きく変わってきます。
例えば上で紹介した設定を使っておしゃれなカフェで撮影すれば統一されたイメージで撮れますが、自宅の生活感がある場所で撮影したら色味は一緒でもイメージは違ってきますよね。
おしゃれで統一感のある撮り方のポイントとしては、
①映りこむ色を意識する⇒淡い淡色推しなら白・ベージュ・ブラウンなど色を整理して撮影する。不要な原色のものは映らないようにする。
②いつも同じ設定⇒フィード投稿はアカウントTOPに訪れるとギャラリー全体が表示されます。色味が違うと違和感があるので気を付けましょう。
③撮る場所を考える⇒おしゃれスポットはもちろん、自宅で撮る場合は壁やカーテン周りに撮影スポットを作って撮ると上手くいきやすい。
④構図を考える⇒いつも同じ人物や物がセンターにくる写真は飽きられがち。余白を多めにしたり、目立たせたいものを明るい場所に配置する。
④に関しては写真構図はなかなか難しいところがあるので、おすすめはコーヒーカメラ機能の「グリッド線」を表示させると改善します。
縦横2本ずつ線が表示され線と線がクロスする位置に顔や物がくるよう配置するだけでも、ずいぶんとスッキリした印象になります。
構図をもっと知りたい方はこちらの記事で詳しく紹介しているのでご覧下さい。
エモいレトロなフィルムカメラ風
続いてはエモくてレトロな感じがおしゃれなフィルムカメラ風の撮り方をご紹介します。
フィルムカメラ風なので使うフィルターは、
・FUJI(F1~F5)…富士のフィルムカメラ風の加工フィルター
・KODAK(K1~K9)…コダックのフィルムカメラ風の加工フィルター
・CINE(C1~C12)…シネマ風の加工フィルター
この辺りがネガフィルムの色調を再現しているので良いと思います。
写真は好みなので一概には言えませんが、私個人のおすすめとしてはF4、C7、C8あたりですね。
エモくてレトロな写真の撮り方ですが、
① ドラマチックな夕陽や木陰の木漏れ日など柔らかい光を使う
② ピンボケさせる
③ 友達や恋人と一緒に
こちらは「エモい写真の撮り方とおすすめアプリや機材を紹介します!初心者でも手軽にできちゃう方法」という記事でも紹介した内容になります。
フィルムカメラ風でも共通して情景や感情が見えるような写真はエモいですよね。この辺りを踏まえて写真を撮ってみました。
「コーヒーカメラ」のここだけは改善して欲しい点
最後に今後のバージョンアップで改善されることを期待して改善して欲しいなあと感じた点を2つ挙げておきます。
撮影時に明るさ調整できない
カラーフィルターや写真編集だけでなくステッカーやコラージュまでできる優れものアプリですが、一つだけ撮影してて弱点だなと感じたのが“撮影時の暗さ”ですね。
撮った写真をあとでエディットやフリースタイルで明るさ調整したりシャドウを上げることはできますが、室内や曇りのときなど暗い場所での撮影には不便を感じます。
ちなみに、明るさというのはフラッシュによる明かりだと室内では不自然な当たり方になってしまうため、全体の露出やホワイトバランスのことを指しています。
動画が撮れない
何でもできるコーヒーカメラの弱点としては動画に対応する写真アプリが増える中、“動画が撮れない”のはおしい気がしますね。
今後のバージョンアップで更新される可能性はあるわけですが、今のところはまだ発表なしの様子(2021年8月20日現在)。
このアプリのカラーフィルターやColor機能を使って動画が撮れたら、もっと評価が高くなるのでは?と思わずにはいられません。
10代~20代女子の好きな要素が盛りだくさん!
今回は現役カメラマン目線から使ってみたレビュ、コーヒーカメラがInstagramと相性が良い理由やおすすめのエモい撮り方を作例をまじえてご紹介しました。
無料でも十分使えると思いますがどうせ使うなら280円で購入して、魅力的なフィルターやColor機能を使いこなせばInstagramでも想い出の記録としても大活躍してくれることでしょう。
鹿児島写真部MUZEでは8月28日(土)「アクアリウムと私の世界 vol.1 撮影会」を開催予定でしたが、緊急事態宣言発令に伴い「いおワールドかごしま水族館」が休館したため場所を変えて開催予定です。
屋外での撮影会になるためテーマを「トワイライトと私の世界 vol.1 撮影会」に変更いたしました。
~「トワイライトと私の世界 vol.1 撮影会」~
【場所】いおワールドかごしま水族館横のしおかぜ通り(待ち合わせは水族館発券所前)
【日時】2021年8月28日(土)18:30~20:30
【参加費】無料
【参加人数】10名以下(8/21時点でカメラマン4名・モデル3名参加予定、先着順)
※参加希望者はInstagramのDMかTwitterにてカメラマン参加 or モデル参加の旨お知らせください。なお、当日は浴衣を着るのもOK、かっこいい夜景をバックに映える服装でもOKです。
原則として10名以下で開催しマスク着用、アルコール消毒、1m以上空ける、参加者の連絡先の把握を徹底いたします。
現在、鹿児島写真部MUZEでは7月31日に行われた「モデル体験会」を始め、8月28日「トワイライトと私の世界」撮影会(参加費なし)、すなっぷツアー、写真展を企画しています。
入部するとたくさんのカメラマン仲間を作ったり被写体モデルやカメラマンを見つけやすいメリットがあります。
一緒に楽しく上達したいと考えている方やモデルやカメラマンを探したいと考えている方はぜひ、MUZEを活用して頂けたらと考えています。
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カメラを始めてわずか半年でプロモデル、テレビ局タレントの撮影を担当する。ポートレート撮影や企業撮影のほかWEB広告クリエイターとして活動。2021年7月7日に鹿児島写真部MUZEを立ち上げ、クリエイターやアパレル・ハンドメイド作家・地元店舗とコラボ企画を行う。2022年『PASHA STYLE』認定クリエイター。鹿児島出身。
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