カメラにハマったことがある人なら耳にしたことがある「レンズ沼」。
欲しいレンズへの欲求に終わりがなくなり、気付いたら毎月の支払が数万円~という方もいるのではないでしょうか。
「どうしてレンズ沼にハマってしまうの?」
「買って後悔しないレンズを知りたい!」
今回はカメラを始めて1年半でレンズ10本以上買っている私の実体験から恐怖のレンズ沼にハマってしまう理由、買って後悔しなかったレンズ10選、ハマった時の対処法をご紹介したいと思います。
この記事を読むことで沼にハマらない方法や、買って損しないレンズを知ることができます。
- レンズ沼にようこそ!恐怖の沼にハマる理由とは
- 【2022年最新】レンズ沼にハマる人が買って後悔しなかったレンズ10選!
- CANON「RF50mm F1.2L USM」
- CANON「RF50mm F1.8 STM」
- CANON「RF28-70 F2L USM」
- SONY「Planar T* FE 50mm F1.4 ZA(SEL50F14Z)」
- Nikon「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」
- 富士フイルム「XF50mmF1.0 R WR」
- コシナ「フォクトレンダー NOKTON(ノクトン) classic 35mm F1.4 Ⅱ SC」
- Leica「summarit(ズマリット) 50mm f1.5」
- TAMRON「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」
- OLYMPUS「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」
- レンズ沼にハマったときの対処法はこの3つ!
- 本当に必要なレンズを見極めるためにはレンタルが最善
- 撮りたいジャンルに合わせてレンズを見極めよう!
レンズ沼にようこそ!恐怖の沼にハマる理由とは
出典:unsplash
レンズ沼の恐怖にハマったことがある方ならご存知だと思いますが、レンズ沼は自身がハマっていることに気付かないという特徴があります。
気が付けば格安で売られていないか毎日メルカリを見てしまう、、
そんなレンズへの欲望が止まらなくなってしまう原因をご紹介していきます。
ズームキットレンズだけでは飽きが来る!
出典:Nikon
カメラを始めた時は多くの人がカメラ付属のキットレンズを使っていたのではないでしょうか。
「24-70mm」「18-55mm」「50-230mm」と数多くあるズームキットレンズですが初めてカメラを手にし、シャッターを切った時の感動は今でも忘れられないもの。
しかし、季節が変わるごと、イベントがあるごとに撮影して枚数を重ねていくと、いつしかズームキットレンズではSNSで目にするような素晴らしい写真にはたどり着けないことに気がつきます。
✔ズームキットレンズに飽きが来る理由
・ズームできるが全体が暗い(f値が大きい)
・細かい描写が雑
・背景があまりボケない
最新のキットレンズは描写がずいぶんと良いですが、格上のレンズを試してみるとあまりの写りの違いに愕然とします。
私も1年半前にカメラとセットで買った「RF24-105 F4-7.1 IS STM」を使っていましたが、初めてポートレートを撮ったときにどうやっても背景がボケないことに気付きました。
カメラとレンズを買うこと自体が大きな出費をしたと感じていたので新しいレンズを買うには少し勇気が入りましたが、仕方なく単焦点「EF50mm F1.4 USM」と撒き餌レンズ「RF50mm F1.8 STM」を中古購入。
これだけでも7万ほど追加購入に費やした訳ですが、ポートレートを撮ったときにあまりにもキレイにボケる(今でも素晴らしいレンズだと思う)、そしても色乗りがキレイなことに感動したことを覚えています。
そして、しばらくすると飽きがくる→またグレードアップ→飽きが来る→グレードアップ、、
カメラを始めて2ヶ月ほどですでに「レンズ沼」に落ちたな、とだいぶ後から気付くことになります。
描写はカメラボディよりレンズに依存する
カメラを始めた頃は素晴らしい高級カメラさえ手に入れれば、すごい写真が撮れるに違いない。
そう思っていましたが自分の写真がちっとも垢抜けないことに悩んでいた時期がありました。(カメラ始めて半年頃)
✔描写はカメラボディよりレンズに依存する理由
・カメラはミドルクラス以上なら描写に大差がない
・キットレンズは元々が力不足
・安いレンズと高いレンズは部材が違う
・レンズ玉の大きさが違う
・レンズによって色乗り、ボケ方、雰囲気まで変わる
以前、カメラとレンズは「盾と矛」のような存在と紹介したことがありますが、カメラは画質を保証するだけの盾だとすれば矛にあたるレンズは攻撃力。
いくら強い盾で守りが固くても攻撃力が弱ければ、いつまでも格上には勝てませんよね。
写真はカメラボディよりレンズの方が重要で、カメラはそこそこでもレンズを追求した方が結果が出やすいと思います。
エントリーモデルのカメラもプロレンズを装着して撮影すれば、素人目にも描写の違いに気付くことができます。
そして、次第に高級レンズで撮りたいと言う単純な考え方から「背景がキレイにボケるレンズが欲しい」「とにかく描写重視で撮りたい」「もっと明るいf値レンズが欲しい」「オールドレンズでエモい写真を撮りたい」とより具体的に欲しいレンズが細分化されていきます。
そうなると、レンズによって面白いように画が変わることを実感するため新しい別のレンズが欲しくなり、一つ手に入れると次はこのレンズ、と次第にコレクターのように沼の深みにハマっていくでしょう。
万能レンズなんてこの世に存在しない
ある程度、自分でレンズを買い漁ったり周りのカメラマンから話しを聞いていると、この世には万能レンズなんて存在しないんだなと感じています。
30万円以上するプロレンズでもそれ1本で全てをカバーすることなんて不可能ですし、撮るジャンルが多いほど必要なレンズは相対的に増えていきます。
✔万能レンズが存在しない理由
・焦点距離によって求められる構造が変わる
・全てを取り入れたレンズを作ると数百万円はする
・ズームレンズより単焦点レンズの方が描写が良いため
プロレンズの中でも大三元ズームレンズは素晴らしい描写ですが、それでもなおプロレンズの単焦点レンズにはが描写・明るさの面では劣ってしまうもの。
出典:CANON
そして、単焦点レンズという事は距離が固定されているので、広角で広く撮ったり、望遠で遠くのものを撮るには24mm、35mm、50mm、100mmとそれぞれの単焦点レンズを揃える必要があります。
風景・ポートレート・物撮り・スナップと色んなジャンルに挑戦すればするほど、必要なレンズが増えていくことは必至です。
沼にハマりやすい人はよりマニアックで趣味を深く追及しがちな男性に多く、中には女性でも同じようにハマってしまう人もいるようですね。
【2022年最新】レンズ沼にハマる人が買って後悔しなかったレンズ10選!
出典:unsplash
ここからは実際にレンズ沼にハマったカメラマンが買って後悔することはなかったおすすめレンズ10選をご紹介します。
ここで紹介するレンズ群は私が買って後悔しなかったレンズいくつかありますが、それ以外にも周りのカメラマン仲間や写真部メンバーからも評価が高いレンズをご紹介しています。
CANON「RF50mm F1.2L USM」
出典:Amazon
【スペック】
発売日:2018年10月発売
楽天価格:345,530円(2022年7月時点)
レンズ構成:9群15枚
F値:1.2-16.0
撮影最短距離:0.4m
重量:約950g
★商品レビューはこちら
⇒Amazonカスタマーレビュー
★作例はコチラ
⇒PHOTOHITO
Canon史上最高と呼ばれる50mmレンズでポートレート用レンズとして最上級の究極レンズ。
実際にカメラマンさんに作例を見せて頂いたことがありますが、F1.2フル開放でも解像度低下を感じることがなく、圧倒的な光量・高解像度・滑らかなボケと50mmレンズに必要な全てを備えたレンズと言えます。
CANONユーザーでポートレートメインのカメラマンさんならいつかは欲しくなる50mm頂点レンズで、唯一の弱点は旧シリーズ「EF50mm F1.2」より370g重たくなっているので片手持ちが少し辛いと感じることがあるかもしれません。
それでも、この描写は最新RFの中で間違いなく至上のプロレンズです。
CANON「RF50mm F1.8 STM」
出典:Amazon
【スペック】
発売日:2020年12月24日発売
楽天価格:27,999円(2022年7月時点)
レンズ構成:5群6枚
F値:1.8-22.0
撮影最短距離:0.30m
重量:約160g
★商品レビューはこちら
⇒Amazonカスタマーレビュー
★作例はコチラ
⇒PHOTOHITO
私もいまだに愛用している撒き餌レンズと呼ばれる「RF50mm F1.8」。
重量約160gでF1.8とボケ味もキレイですが、F8.0まで絞ると風景写真も充分に撮れるので外出するときは必ず持ち歩いています。
最短撮影距離0.3m、F値を小さくすればポートレート用、F値を大きくすればキレイな風景写真用と使い勝手がよく、最大の魅力はこの描写で3万円未満というコスパ。
このレンズだけでアマチュアだけでなくミドルクラス、ハイアマに近い写真を撮ることができるおすすめレンズです。
弱点としては撒き餌レンズらしく逆光耐性が弱く、逆光撮影ではフレアが大きく出て写真に悪影響があるので少し影があるところで撮影するのが良いと思います。
「RF50mm F1.2L USM」と比べると細かい描写や明るさは劣りますが、最新ミラーレスのRFマウントシリーズ対応のためR・RP・R3・R5・R6・R7・R10で使用することが可能です。
CANON「RF28-70 F2L USM」
出典:Amazon
【スペック】
発売日:2018年12月20日発売
楽天価格:611,380円(2022年7月時点)
レンズ構成:13群19枚
F値:2.0-22.0
撮影最短距離:0.39m
重量:約1430g
★商品レビューはこちら
⇒Amazonカスタマーレビュー
★作例はコチラ
⇒PHOTOHITO
「RF24-70 F2.8L USM」に先行して2018年に発売されたF2.0通しという驚異の明るさが魅力のズームレンズ。
価格も他の大三元ズームレンズと比べて突き抜けていますが、全てのズーム域で単焦点レンズのような高い描写を実現しています。
静止画だけでなく動画クリエイターにも好まれているレンズで、これ一本であらゆるジャンルに対応することが可能になるでしょう。
実物を拝見しましたがバズーカ砲のようなレンズ玉の大きさが特徴で、重量1,430gと望遠ズーム並みに重いので構え方に工夫が必要だと思います。
SONY「Planar T* FE 50mm F1.4 ZA(SEL50F14Z)」
出典:Amazon
【スペック】
発売日:2016年7月29日発売
楽天価格:170,800円(2022年7月時点)
レンズ構成:9群12枚
F値:1.4-16.0
撮影最短距離:0.45m
重量:約778g
★商品レビューはこちら
⇒Amazonカスタマーレビュー
★作例はコチラ
⇒PHOTOHITO
SONY単焦点レンズの中で爆発的な人気を集めるのがこのツァイスのプラナーレンズ。
プロ仕様50mmのSONY単焦点レンズと遜色ない高い描写ですが、最大の魅力は何と言っても上品な質感・ヌケ感を感じるところ。
作例を見ると分かりますがボケも美しいのでポートレート向きですが、風景用としても独特な世界観をプラスできるので面白いと思いますね。
唯一の弱点は単焦点にしては重量感があることと、全長が長めに設計されているのでコンパクトなミラーレスカメラとの組み合わせると解消できます。
Nikon「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」
出典:Amazon
【スペック】
発売日:2013年10月31日発売
楽天価格:185,549円(2022年7月時点)
レンズ構成:6群9枚
F値:1.4-16.0
撮影最短距離:0.58m
重量:約385g
★商品レビューはこちら
⇒Amazonカスタマーレビュー
★作例はコチラ
⇒PHOTOHITO
カメラメーカーの中でも単焦点レンズのラインナップが充実しているNikonの中でもっとも人気が高いレンズが「AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G」。
開放時のボケが滑らかで何より優れているのは階調の豊かさ、Nikon特有の温かみのある写りが魅力です。
ちなみに、こちらはGタイプなのでレンズ側に絞りリングがなく、カメラボディ側で絞り調整できる比較的新しい機種が対象なので注意しましょう。
f値を小さくするとNikon特有のピントが滲んでいるように見える場合があるので、少し絞って撮るのもおすすめですね。
富士フイルム「XF50mmF1.0 R WR」
出典:Amazon
【スペック】
発売日:2020年9月24日発売
楽天価格:179,834円(2022年7月時点)
レンズ構成:9群12枚
撮影最短距離:0.7m
重量:約845g
★商品レビューはこちら
⇒Amazonカスタマーレビュー
★作例はコチラ
⇒PHOTOHITO
フジノンレンズの中で唯一F1.0と言う驚異的な明るさを実現したレンズ。
思わず息の飲むような美しいボケ、高い描写力、被写界深度も滑らかで文句のつけようがなく、場所を問わずあらゆるジャンルで活躍してくれるでしょう。
フジノンレンズ群の中でも間違いなくポートレート・スナップ撮影では圧倒的なハイクオリティを維持している一本と言えます。
コシナ「フォクトレンダー NOKTON(ノクトン) classic 35mm F1.4 Ⅱ SC」
出典:Amazon
【スペック】
発売日:2019年5月27日発売
楽天価格:63,800円(2022年7月時点)
レンズ構成:6群8枚
F値:1.4-16.0
撮影最短距離:0.7m
重量:約262g
マウント:ライカMマウント
★商品レビューはこちら
⇒Amazonカスタマーレビュー
★作例はコチラ
⇒PHOTOHITO
青&オレンジの美しすぎるゴーストが最大の魅力の「NOKTON classic 35mm F1.4 SC」の改良版。
最近のオールドレンズ人気の立役者とも言える「NOKTON classic(ノクトン クラシック)」ですが、作例を見ると分かりますがオールドレンズとは思えないキレイな色乗りに懐かしさを感じる描写に魅了されてしまいます。
旧Ⅰ型の市場に出回っている量が少ないので「NOKTON classic 35mm F1.4 Ⅱ SC」でも十分、代用できると思います。
35mmという焦点距離からも完全にスナップ向きだと思いますね。
Leica「summarit(ズマリット) 50mm f1.5」
出典:Amazon
【スペック】
発売日:1957年発売
楽天価格:149,800円(2022年7月時点)
レンズ構成:5群7枚
F値:1.5-16.0
撮影最短距離:1.0m
重量:約320g
マウント:ライカM・Lマウント
★商品レビューはこちら
⇒Amazonカスタマーレビュー
★作例はコチラ
⇒PHOTOHITO
クセ玉として有名なレンズで開放で撮ると淡いソフトフォーカス、絞るとガラっと表情を変える独特の世界観を持つオールドレンズ。
ライカブランドらしく他と比べて突き抜けていますが、ハイライトとシャドウのコントラストが強くここまで個性的なレンズはとても珍しいと思いますね。
ライカカメラは高くて手が出ないという方でも、SONYカメラと組み合わせるとまた得も言われぬ鮮やかな写真に早変わりします。
ライカの有名な「ズミクロン」「ズミルックス」「エルマリート」「ヘクトール」シリーズの中でも代表格。
TAMRON「28-75mm F/2.8 Di III VXD G2」
出典:TAMRON
【スペック】
発売日:2018年3月23日発売
楽天価格:95,000円(2022年7月時点)
レンズ構成:15群17枚
撮影最短距離:0.18m
重量:約540g
マウント:SONY E専用
★商品レビューはこちら
⇒Amazonカスタマーレビュー
★作例はコチラ
⇒PHOTOHITO
F2.8通し大三元レンズで約540gと超コンパクトな標準ズームレンズ。
SONYのEマウント専用として「28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036)」の後継モデルにあたるこのレンズは、光学系まで全て新しくなり、完全に別次元のレンズへと生まれ変わりました。
10万円以下レンズながら描写やボケが美しく最短撮影距離0.18mの近接撮影が可能、MF時のフォーカスリングの回転方向も変更可能と写真だけでなく動画用としも活用できるでしょう。
α6400などコンデジと一緒に気軽に持ち出すことが可能で、SONYユーザーで初めての大三元レンズに挑戦したい人には特におすすめですね。
OLYMPUS「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」
出典:Amazon
【スペック】
メーカー:OLYMPUS
発売日:2016年11月18日
楽天価格:170,000円(2022年7月時点)
レンズ構成:11群17枚
撮影最短距離:0.15m
重量:561g
★商品レビューはコチラ
⇒Amazonカスタマーレビュー
★作例はコチラ
⇒PHOTOHITO
2016年にOLYMPUSが発売した悪魔のレンズと呼ばれる怪物レンズが「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」。
悪魔と呼ばれるのは”オールインワン”であるためですが、広角~標準域をカバー、強靭な手振れ補正、最短撮影距離0.15mまで寄れるマクロなど作例を見ると分かりますが解像度も非常に高いですね。
F4.0と明るさとボケ感は少し弱い印象ですが、マイクロフォーサーズレンズの中ではまさに最高峰と言える存在です。
マイクロフォーサーズカメラと組み合わせれば焦点距離はフルサイズ換算「24-200mm」になるのでとても使い勝手の良いレンズに早変わりするでしょう。
レンズ沼にハマったときの対処法はこの3つ!
出典:unsplash
レンズ沼にハマるとは言っても人によって経済力や使えるお金はさまざまです。
趣味の方なら生活を圧迫するようなお金の使い方は、正しいとは言えないでしょう。
ここでは、レンズ沼にハマってしまった時の対処法を3つご紹介します。
本当に必要とする焦点距離を決める
「あなたは、どんな写真を撮りたいですか?」
カメラを手にしてシャッターを切り続けていると、自分の撮りたいジャンルというのはある程度、定まってくるもの。
✔ジャンルごとの最適な焦点距離(※この限りではない)
【ポートレート】35mm、50mm、85mm、100mm
【スナップ】16mm、24mm、35mm、50mm
【風景】8mm、12mm、14mm、24mm、35mm
【スポーツ】100mm、200mm、300mm、400mm
【物撮り】35mmマクロ、50mmマクロ、60mmマクロ、90mmマクロ、100mmマクロ
これ以外にもジャンルはあると思いますが、身近に撮影できる範囲で言うと上記の通り。
全てを試してみないとそもそも興味があるか分からないという部分はありますが、不要なレンズを増やさないためにはジャンルを絞っていく必要があります。
全てを網羅しようと思うと10本以上のレンズが必要になります。
また、最近はMF(マニュアルフォーカス)のオールドレンズが流行っていますが、正統派レンズにオールドまで揃えるとなるとその数は20本を超えてしまうでしょう。
自分の撮りたいテーマを絞ったらそれに合う焦点距離は決まってくるものなので、ジャンルを決めてしまえば不要な焦点距離のレンズには手が出しづらくなります。
毎月の支払いで手一杯という方はジャンルを絞ることをおすすめします。
クレジットや分割ではなくキャッシュで買う
高価なカメラ・レンズを買う方法としてクレジット・分割払いがあります。
各メーカーも高価なカメラ・レンズを販売するために分割手数料0%を打ち出していますが、月々の支払いが2万円近くあると生活面で何かを我慢する必要があります。
出典:SONY
最新カメラやレンズが発売されると欲しくなるものですが、この支払が重複すると月々の支払い額が家賃より高くなってしまう可能性も。
もし必要で購入したい場合は”キャッシュ一括”で買うのがおすすめ。
✔クレジットやショッピングローンの落とし穴
・商品を先に手にしてしまうと毎月の支払いが億劫になる
・複数の支払いが重なると疲弊する
・チリ積もで生活費など家計を圧迫する
・毎月支払いをしている最中に最新レンズが登場する
クレジットや分割は時間短縮の面では大きなメリットがありますが、趣味の範囲であればそこを追求する必要もないのかな、と思います。
キャッシュの場合は貯まるまで時間がかかりますが今欲しいと思ったカメラ・レンズは数年後には型落ちになっていて、正直毎年のようにカメラ・レンズは開発製造されていきます。
今、欲しいと思った物以上のカメラレンズが後々で発売されるのであれば、そちらをターゲットにする方が機能や性能面では得策。
貯める時間は目をつぶり、まとめてキャッシュで買った方が健全ではないでしょうか。
どうしてもレンズが欲しくなった時は中古レンズショップで積み上げられているオールドレンズを買うのがおすすめ。
500円~3000円ほどで買えるレンズがたくさん並んでいて、見ているだけでもワクワクしてきますね。
必要なかったレンズは売却する
買う前は「これ、絶対に必要だ!」そう思ってレンズを購入するわけですが、数えるほどしか使わなかったと言うのはよくあること。
特に大三元レンズが良い例で、
✔大三元レンズ(Canonの場合)
【広角ズームレンズ】16mm~35mm f2.8
【標準ズームレンズ】24mm~70mm f2.8
【望遠ズームレンズ】70mm~200mm f2.8
大三元レンズとは「f値が2.8通し」で使える高画質なプロレンズのことですが、ひとたび魅了されてしまうと全て揃えたくなってしまうもの。
3本とも揃えばどんなシーンでもほぼ、対応できるようになる訳ですからね。
しかし、実際にはプロカメラマンでもない限り、どれか一つはほとんど使わないという状況が発生します。
特にポートレートカメラマンにとって望遠ズーム「70mm~200mm f2.8」は重たいし持ち運びが面倒ということもあって、敬遠されがち。
年に何回使うことがあるのか?本当に持っていて役に立つのか?
この辺りを踏まえて「レンズ資産」と言われる大三元レンズなので、不要そうであれば売却することを検討してみるのも手。
レンズ沼に落ちると必要ないレンズまで揃えてしまいがちですが、解決策として不要なレンズを売却することで循環させることができるでしょう。
まぁ、売却したお金で新しいレンズを買うことになる場合もありますが(笑)
本当に必要なレンズを見極めるためにはレンタルが最善
前章でも紹介したようにレンズ沼にハマる方は、分割クレジットで購入した場合、月々の支払いに加えて使えるレンズの種類にも限りがあります。
当然、購入したレンズしか使えないわけですから、撮影できる”表現の幅”という意味でも限りがありますよね。
そこで、一生分のカメラレンズ資産を手に入れる方法、又はレンズ沼にはまらないためのレンズ選びの方法として「GOOPASS」のサブスクリプションサービスを利用する方法があります。
出典:GOOPASS
✔GOOPASSを利用するメリット
・月額制カメラ機材が入れ替え放題
・取扱い機材は1500種類以上
・1本レンズを買うより10本借りる方が表現の幅は無限
・最新レンズとカメラの組み合わせを実現できる
・購入して維持するリスクを背負わなくて済む
・異なるマウント同士の制限がない
・プロカメラマンなら機材維持費が不要
・自然故障なら補償される
出典:GOOPASS
カメラ・レンズは買ったは良いものの、思わぬ故障に見舞われると修理依頼→修理費の支払い、代替え機材の準備など撮影に支障をきたす場合があります。
また、プロカメラマンであればなおさら機材管理がシビアになるわけですが、「月額制カメラ機材入れ替え制」なら簡単にミラーレス機への移行が可能になるでしょう。
年間30万円使ってレンズを1~2本買った場合は、撮影できる種類は最大2パターンですが、「GOOPASS」だと最大40台借りることができるため、選択肢としては後者の方が撮れる幅やチャンスは多いと言えるでしょう。
この仕組みと腕前さえあれば、カメラ機材を全く持っていなくても5年後10年後を見据えたカメラマンビジネスとの相性が良い点も注目。
気になる方はこちらから「GOOPASS」で使用できる機材をチェックできます。
撮りたいジャンルに合わせてレンズを見極めよう!
出典:unsplash
今回はカメラを始めて1年半でレンズ10本以上買った私の実体験から恐怖のレンズ沼にハマってしまう理由、買って後悔しなかったレンズ10選、ハマった時の対処法をご紹介、新しいレンズ体験の方法として「GOOPASS」のサブスクリプションサービスをご紹介しました。
「少しでも良い写真を撮りたい」
「細かいところまでこだわりたい」
いずれも写真やカメラへの愛が「レンズ沼」という言葉を作り出したワケですが、恐怖というよりはどこか心地良さを感じる沼でもあります。
さらなる写真の追求をしながら懐事情とも折り合いをつけながら、写活を楽しんでいきたいものですね!
今回の記事が、レンズ沼にハマる仕組みと対処法を知りたいと思っている方の参考になれば幸いです。
鹿児島写真部MUZEでは「ポートレート撮影体験」「フォトウォーク」「写真展」等のイベント開催を行っており、撮影技術向上・モデルマッチング・地元観光応援を目指した企画を行っています。
前回、前々回と参加してなかった方でも気軽に参加することができるので、皆さんの部員応募やイベント参加をお待ちしています。
部員参加は下記、入部フォームから簡単にお申込みすることができます。たくさんのカメラ写真好きの皆様とお会いできることを楽しみにしております!
■無料・部員入部ホーム■
カメラを始めてわずか半年でプロモデル、テレビ局タレントの撮影を担当する。ポートレート撮影や企業撮影のほかWEB広告クリエイターとして活動。2021年7月7日に鹿児島写真部MUZEを立ち上げ、クリエイターやアパレル・ハンドメイド作家・地元店舗とコラボ企画を行う。2022年『PASHA STYLE』認定クリエイター。鹿児島出身。
コメント