【永久保存版】「被写体」とはモデルから派生した独特な文化層のこと。モデルとの違いや被写体になる方法をご紹介します。

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「ポートレート」という言葉と同様にSNSで目にしない日が無いほど、広く世の中に定着している「被写体」というフレーズ。

「被写体って何のこと?」

「被写体モデルは誰でもなれる?」

今回は写真部MUZEの活動を通じて感じた被写体とはどういう活動のことで何を指している言葉なのか?そして一般的な写真モデルとの違い、被写体になる方法をご紹介します。

この記事を読むことで被写体に興味を持っている方が全体像をつかんで、どうやって行動していけば良いのか知ることができます。






「被写体」とはモデルから派生した独特な文化層

独特な文化層の被写体とは
出典:unsplash

モデルに類似した言葉が世の中にはたくさんありますが、少しアンダーグラウンドな印象を受ける「被写体」

 

それがゆえに少し怪しいと思われたり悪い意味で用いられることもありますが、ここでは被写体の持つ意味やどんな活動をしているのか公開します。





情報発信が行いやすい「被写体」を活用する意味

多くのカメラマンやクリエイター、フリーモデルから被写体モデルまで、情報発信の場として活用されているInstagram。

 

Instagram上では新しいハッシュタグが次々と誕生して、瞬間的に拡散されていますよね。

 

その中でもよく目にするハッシュタグが以下。

 

✔Instagramでよく目にするハッシュタグ
#カメラマン募集
#被写体
#被写体モデル
#被写体になります
#ポートレートしま専科
#撮影依頼募集中

 

被写体モデル向けハッシュタグ

 

「ポートレート」というフレーズも同じくらいよく目にしますが、「被写体」というタグは特にプロモデルではない”女性の素人さん”に多い傾向がありますね。

 

どうして「#モデル」と称さずに「#被写体」を推すのか、写真部に所属する被写体モデルさんに聞いたことがあります。

 

私「どうして”モデル”っていうタグを使わないの?」
モデルA「だって、モデルって書くと自称・プロみたいで恥ずかしいじゃないですか、、」
私「そうかなぁ、被写体っていろんな意味があるからモデルの方が良い気がするんだけど」
モデルA「周りの友達とか学校の知り合いも見てるから痛い子みたいに思われたくないですw」

 

これが、たぶん若い女性のリアルな感覚で思わず納得する方も多いのではないでしょうか。

 

つまり、彼女たちが言うモデルとは雑誌に載っているファッションモデルや広告モデルのことを”モデル”と呼び、自分たちのようなアマチュアがモデルに挑戦してみたり写真を楽しむ行為を”被写体”と定義している、ということ。

 

確かにこれなら知り合いやリア友がつながっているInstagramで、日常を発信していたアカで突然、被写体写真を入れてもそこまで変な目で見られることはない。

 

それに、被写体をしている女性はプロモデルを目指しているか?と言ったらそうではない場合が多いので、サブカルとして定着した”被写体”という言葉は情報発信する上で、とても都合の良い言葉なのかもしれません。

そもそも被写体とはどんなことするの?

被写体はプロではない「アマチュアモデル」のことを指しているわけですが、広告やショーに出るわけではない被写体はどんな活動をしているのでしょうか?

 

ここでは写真部MUZEの活動を通じて知り合った被写体さん達が、写真モデルを始めたキッカケや活動をまとめてみました。

 

【被写体活動&始めたキッカケ】
・写真展やポートレート展のモデルをしてプロカメラマンからオファーを受ける
・被写体活動を通じてポージングを学びフリーモデルとして仕事を受ける
・美容学生で美の追求や見せ方について学びたかった
・将来はプロのモデルになりたい
・高校生でプリクラや自撮り加工に飽きたからちゃんとしたカメラで撮られてみたい
・撮影会モデルで週末に稼いでいる
・子育てのかたわら非日常体験として楽しんでいる
・被写体モデルを経験してさらに美に磨きをかける
・自分のきれいな写真を集めてインフルエンサーになりたい
・スタジオや撮影会を運営していて、その先頭としてやっている

 

10代から始めた人もいれば30代で始めた人など年齢はあまり関係なく、気軽に挑戦できるところが被写体の魅力ですね。

 

では、「撮影ってどんなことするの?」と気になる方もいると思いますので、一般的に行われている内容がコチラです。

 

✔被写体撮影の流れ
①カメラマンと連絡する(知り合いやInstagram上で知り合った人と)
②撮影日程や場所・どんなイメージで撮影するか打ち合わせ
③当日に待ち合わせ(待ち合わせして一緒に車・電車・徒歩で移動などさまざま)
④お話をしながら撮影スタート(2~4時間ほどが一般的)
⑤撮影が終わったら撮った写真をカメラマンが編集(1日~1週間ほど)
⑥ギガファイル便やLINE経由で写真を被写体に送る
⑦SNS掲載するときは事前連絡してOKをもらいタグ付け公開

 

この時、注意したいのはSNS掲載する際は撮影したカメラマン(著作権)、モデルの被写体(肖像権)にはそれぞれ権利が付与されるので、トラブルにならないようしっかりOKをもらってから掲載するようにしましょう。

 

また、撮影はお互いにギャラを支払わない”無償”で行われるケースもありますが、中には被写体にギャラを払ったり人気カメラマンには被写体側が少し気持ちを渡すなど”有償”の場合があります。

 

被写体モデルのギャラ相場に関してはこちらの記事が参考になると思います。

中西アルノの件は被写体ではなくパパ活の可能性がある

 

乃木坂46センターに抜擢された中西アルノさんが過去の「被写体活動」について世間から批判が相次ぎ、センターを自粛するという報道が記憶に新しいですよね。

 

参考:「パパ活女子が気持ち悪いと言われる5つの理由について!風評被害のある被写体モデルと一緒にしないで欲しい。

 

この件についてはネット上でさまざまな憶測や面白がって情報発信している方も見受けられるので、事実がとても分かりにくい状況にあります。

 

報道を見ていると中西さん本人は過去に撮影会モデルをやっていたことを公にしていましたが、「被写体=パパ活」というレッテルを貼られてしまいました。

 

まさにアンダーグラウンドな印象を持たれやすい「被写体」が悪い方向に働いたケースだと思います。

 

本来、被写体活動とは「アマチュアモデル活動」のことを表していますが、趣味の延長である場合が多くカメラマンと被写体が個人的に会って撮影を行います。

 

場合にもよりますがその時、カメラマンと被写体さんは2人という状況になりやすく、その様子をみた第三者が何もなくても誤解してしまったり、逆に下心を持って撮影行為を出会いのタネにする男性もいるでしょう。

 

こうした偏見がある中で純粋に被写体モデルや撮影を楽しんでいるカメラマンは次第に地域ごとで結束していくわけです。

 

しかし、写真が目的なのか?出会いが目的なのか?によってそれは「被写体活動」にも「パパ活動」にもなりえることから紙一重なのかもしれません。

写真の被写体(人)とモデルの違い

物思いにふけるモデル
出典:unsplash

前章で説明したように「被写体」とは昨今ではアマチュアの写真人物のことを指していますが、そもそも被写体という言葉には包括的な意味があります。

 

ここでは被写体の定義や、このフレーズが定番になっている背景をおさらいしましょう。





結論から言うと「被写体≒モデル」意味が少し違う

結論から言うと、「モデル」と「被写体」の違いは商用目的で撮影が行われるプロの仕事であるかどうか?という点ですが、本来「被写体」とは広い意味を持っています。

 

「被写体とは撮影する対象物のことで、自然風景、花、昆虫、動物、人物、建物、鉄道や航空機などさまざまです。いろいろな被写体を撮影するのも、もちろん楽しいですが、被写体を限定することで、撮影するテクニックを模索するようになるので、撮影技術の上達も早くなります。」
出典:CANON iMAGE GATEWAY

 

被写体の定義

 

つまり、撮影する対象すべてのことを「被写体」と呼べるわけですが、サブカル的な要素を含んだ言葉として「被写体(被写体モデル)」は別の意味を持つ言葉に派生しました。

 

そこで定着しつつあるのが”人物の被写体”であることを示す「被写体モデル」という言葉。

 

完全に日本語としてはおかしいので造語となるわけですが「被写体モデル」と聞けば、人間のポートレートモデルだということが分かります。

アマチュアモデルとカメラマンによる写真創作活動が「被写体」

被写体はアマチュアである場合が多いため当然、被写体さんは毎日会社で働いていたり学生をしています。

 

自分磨きや自己実現など被写体を始める理由はそれぞれですが、被写体活動にハマった人は作品を追求したり撮る側に興味を持つ傾向があります。

 

そこではプロモデルを撮影する商用目的ではないことからクライアントのイメージに合わせたり、要求を聞くなどの制限は一切ありません。

 

そのため、カメラマンと被写体の感性を100%実現できるので、作品的な写真を追求することができるわけですね。

 

GoogleマップやSNSから情報収集すればロケーションはすぐに見つかり、コスプレ衣装やドレス・創作衣装などかんたんにネット注文できます。

 

そうなれば職業モデルとしてではなく一人のアーティストとして自分を発信することが可能で、あとから有料の撮影依頼やPV出演依頼など願ってもない依頼が入ってくることがあるのも事実ですね。

被写体以外にもたくさんあるモデルの種類

色んな写真ジャンル
出典:unsplash

サブカル的な要素を持つ被写体ですが、モデルには本当にたくさんの種類があります。

 

モデルの中でも被写体と分けて考えられている、モデルの種類には以下のようなものがあります。





①ファッション(広告・商用)・読者モデル

ファッションモデル
出典:unsplash

いわゆる若い女子から「モデル(=プロ)」として認識されている花形的な存在。

 

狭き門のファッションモデルですが有名になるとTVや雑誌に取り上げられることがあり、モデル業だけで生計を立てていたりモデルが大きな収入源になっているところが特徴です。

 

✔ファッション(広告・商用)・読者モデルの特徴
・雑誌の専属モデル
・モデル事務所から派遣
・モデル業で生活している
・名前(本名や芸名)を公開
・匿名性なし

 

ファッションモデルはいわゆる芸能人なのでただ顔や容姿がキレイなだけではなく強い個性があったり、他人にはない魅力を備えています。

 

このジャンルでは顔だけでなく名前(芸名)を公開し、自分の姿が雑誌・TV・SNSに公開されるため自分を偽ることのできないことから高い透明性を持っていると言えます。

②フリーランスモデル

フリーランスモデル
出典:unsplash

最近では、フリーモデルという働き方が定着しつつあり、経歴を持った女性が独立してモデル業を行っているケースを見受けます。

 

いわば、個人事業主といったところですが、地方のTVCMや遊園地の広告に起用されているキレイだけど名前は知らない、という類の方たち。

 

✔フリーランスモデルの特徴
・過去に事務所所属でレッスンや経歴を積んでいる
・フリーランスのモデル
・企業団体から直接出演依頼をもらう
・モデルマッチングサイトに登録している
・顔出しと顔出し無しがある

 

フリーランスモデルと言っても広告・商用モデルとやっていることは同じで、ただ企業からのオファーを①事務所が受けるのか②モデル本人が受けるのか、だけの違い。

 

また、「Remember(リメンバー)」「ラフモ」などのモデルマッチングサイトにも登録している方が多く、依頼をしたいと考えるクライアントさんがアプリ経由で依頼するというケースもあるそうです。

③サロンモデル

サロンモデル
出典:unsplash

サロンモデルは美容室に通う方にとって、もっとも身近に挑戦できるアマチュアモデル。

 

主にカットやカラーのモデルとして美容師さんから直接依頼をされることが多く、顔を出さないでも挑戦できると言った特徴があります。

 

✔サロンモデルの特徴
・無料で行われることが多い
・カットやカラー後のサービス的な要素
・美容師さんが撮影
・撮った写真は貰えるが顔は映っていないものが多い

 

おもに、美容室の宣伝のために撮影されるサロン(カット)モデルですが、ヘアーをよく見せることに特化していて自分の顔も映っていないためSNSでは使いづらい部分があるかもしれません。

 

また、このサロンモデルを経験したことをキッカケに被写体活動している方も多いので、モデルや美容に興味を持った方の入り口としてはもっとも定番ですね。

④被写体モデル

被写体モデル
出典:unsplash

被写体モデルは冒頭でも紹介したようにアマチュアモデルとカメラマンによる写真創作活動のこと。

 

主に写真コンテストや写真展に向けて創作されることが多く、アマチュアながら知名度を大きく上げられる可能性を秘めたジャンルです。

 

✔被写体モデルの特徴
・有償と無償がある
・タッグを組むカメラマンはアマチュア~プロまで
・InstagramのDMがキッカケで知り合う
・仕事のない週末や夜に活動

 

個人でカメラマンとのコンタクト~打ち合せ~衣装準備~撮影と全てこなす必要があるため、マメで目的意識がある方が多い印象ですね。

 

また、反対に女性一人になりやすいという弱点があるため、個人ではなくコミュニティ内で活動するのがおすすめですね。

⑤撮影会モデル

撮影会モデル
出典:unsplash

撮影会モデルは東京・大阪・福岡など首都圏で開催され、有料参加型の撮影会イベントのこと。

 

私服やドレス・コスプレなどのジャンルがあり参加したいカメラマンはお金を払って枠を確保、撮影時間や使用できる機材はすべて運営する会社のルールに従います。

 

✔撮影会モデルの特徴
・本業又は副業として行っている
・普段では会えないような美人モデルさんが揃っている
・少し肌の露出がある場合もある
・20代半ば以下

 

この撮影会モデルは完全に人気商売なので、カメラマンをたくさん呼べる撮影会モデルさんはそれだけで生活していけるほどギャラを貰っている方も多いそう。

 

ジャンルはポートレート~コスプレと多岐にわたりますが、なかなか人を撮る機会が少ないカメラマンにとってはありがたい存在ではないでしょうか。

安全な被写体活動をするにはこの方法がおすすめ!

安全な被写体活動とは
出典:unsplash

最後に実践編として「被写体」に興味を持ったけど、どうやって始めたら良いか分からない。

 

そんな方向けにおすすめの始め方をお伝えしますが、あくまでも個人で行う活動には身の危険がつきまといます。

 

くれぐれもSNSで知り合ったからと言ってすぐに撮影依頼したり、個室での撮影は避けるのがベターです。





①知り合いや共通の友達がいるカメラマンに撮ってもらう

最近は一眼カメラを持っている家庭が多くなり、趣味で撮影するカメラマン以外にも写ルンですやチェキで撮影に出かけるカメラ女子もたくさんいます。

 

安全性という意味では、①知り合いや共通の友達がいるカメラマンに撮ってもらうのが一番おすすめ。

 

また、最近では一眼カメラで撮影する女性も増えたので、SNSで探すときは女性カメラマンを優先する方法も良いですね。

 

【知り合いや女性カメラマンに撮ってもらうメリット】
・身の危険が限りなく低い
・気心知れている知り合いなら緊張しない
・撮影中の雰囲気が和やか
・撮影した写真を悪用される恐れが少ない

 

初めましてで撮影する場合は被写体だけでなくカメラマンの方も緊張していたりします。

 

撮影中の和やかな雰囲気は被写体の表情にも影響するので、気持ちよく撮影できるパートナーを見つけてしばらくタッグを組んでスキルを磨いていくことが望ましいでしょう。

②写真部MUZEイベントに参加

鹿児島写真部MUZEは2021年7月7日に創設した、鹿児島県内をメインにイベント企画を行っている団体(InstagramとHPにて情報配信中)です。

 

2~3か月に1度、誰でも無料で参加できる撮影会イベントを県内で開催しており、部員登録数は約50名ほど。

 

気軽に参加できるようアットホームな雰囲気で好評頂いていますが、同時に目的意識を持った仲間を集めており写真展やフォトウォークも企画しています。

 

【写真部MUZEイベントのメリット】
・無料で参加できる
・下は高校生、上は50代まで
・同世代の被写体さん友達や知り合いができる
・近隣のカメラマン&モデル情報を共有できる
・ポージングやスキルを磨ける

 

年齢にかかわらず誰でも参加OKで「エモくてMUZE(むぜ=鹿児島弁で可愛い)写真を撮ろう」がコンセプト。

 

近隣にお住いの方は気軽に「部員応募」「モデル応募」欄から必要事項を入力してご参加下さい。(写真部イベントはInstagramの方で告知いたします。)

③被写体マッチングサイトを使う

鹿児島から遠方でかつ身近にカメラマンがいないという方はSNSやネット中心で撮って下さる優良カメラマンを探すしかありません。

 

安易にInstagramでDMしてきた方と会ってトラブルになる被写体さんがあとを絶ちません。

 

そこで、より安全性を高めるためには「Remember」というマッチングサイトを利用するのがおすすめ。

 

【マッチングサイト「Remember」を利用するメリット】
・モデル登録者数が約3522名
・登録カメラマンは個人情報を提出している
・本気で撮りたいカメラマンが多い
・お小遣い稼ぎになる
・希望撮影日を指定できる

 

マッチングサイト「Remember」ならモデル登録者数も多く、カメラマンも多く登録しています。

 

マッチングサービスを利用するには個人情報や身分証提出が義務付けられているため、会ってからのトラブルが少ないことが予想されます。

 

また、初めは無償でも慣れてきたらわずかでもお金を頂いて被写体をすることで、スキルも磨かれていと思いますね。

サブカル的「被写体」でモデルデビューしよう!

空を見上げるモデル
出典:unsplash

今回は写真部MUZEの活動を通じて感じた被写体とはどんな活動のことで何を指しているのか?一般的な写真モデルとの違い、被写体になる方法をご紹介しました。

「被写体」活動とは、その延長線上にプロモデルがいるというわけではなく、サブカル的な要素として趣味や創作を極める活動といった意味合いがあります。

透明性が低いこともあり世の中からはパパ活と同類だと思われるのは悲しいことですが、写真部活動を通じて一定の割合でハイアマ思考で健全な創作活動をしている方々がいます。

今回の記事が、被写体活動についてもっと知りたいと思っている方の参考になれば幸いです。






鹿児島写真部MUZEでは「ポートレート撮影体験」「フォトウォーク」「写真展」等のイベント開催を行っており、撮影技術向上・モデルマッチング・地元観光応援を目指した企画を行っています。

前回、前々回と参加してなかった方でも気軽に参加することができるので、皆さんの部員応募やイベント参加をお待ちしています。

部員参加は下記、入部フォームから簡単にお申込みすることができます。たくさんのカメラ写真好きの皆様とお会いできることを楽しみにしております!

■モデル応募フォーム■

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