カメラマンや被写体モデルをしている人にとって「撮ってくれるカメラマン」「ポートレートを撮らせてもらうモデル」はどちらも欠かす事のできない存在。
一定の認知度があるカメラマンやモデルさんなら話しは別ですが、駆け出しカメラマン&被写体モデルにとって撮影依頼をしないことにはポートフォリオはいつまでも増えませんよね。
今回は写真部MUZEの運営を通じてたくさんのカメラマンさんや被写体モデルさんと交流があった中から実感した撮影依頼やメールを送るうえでのコツをご紹介できればと思っています。
この記事を読むことで撮影依頼が成功しやすくなり依頼するときのルールやマナーを身に付けることができます。
基本はインスタDMで依頼することが最善
ポートフォリオともっとも相性の良いInstagramは過去作品を見てもらう写真集でもありコミュニティツールでもあります。
多くのカメラマン&被写体モデルはすでに自分のアカウントを持っていると思いますが、ダイレクトに作品を見ることができるInstagramで撮影依頼メールを送るのがおすすめ。
インスタ以外にもSNSはありますが特性を整理しておくと、
Facebook:リアルな対人関係のみが集まる閉鎖型コミュニティ。そもそも若い人はFacebookをやっていない
Twitter:コスプレなどコアな趣味属性が集まりやすい。ただし匿名性が高いから信用されにくい
Youtube:人柄や認知を高めやすい。しかし有名にならないと効果がない
TikTok:若い世代から人気があるが一方通行になりやすい。
Tumblr:日本ユーザー少なすぎて論外
こういった理由からインスタで撮影依頼するのがとても自然な流れで、タグ付けすれば撮影者の情報やモデル情報を得られるのでとても横の繋がりが増えやすいと言えるでしょう。
ただし鍵垢もあったりするのでどうしてもアプローチしたいモデル&カメラマンがいた場合はいいね!やコメントで相手に自分を知ってもらってから「フォロー → DM」する必要があります。
成功しやすい被写体モデルへの撮影依頼メールのコツ
ここでは具体的に被写体モデルさんにアプローチする際の撮影依頼メールのコツを5つご紹介します。
私も実際にモデルさんとやり取りすることが多く色んな価値観を持っている人が多いですが、基本は対人関係でもあるように基本的なルールやマナーが重要。
小まめにやり取りすることでモデルさん側の不安は取り除かれますし、年下だからといきなりタメ口とかはタブー。
①自信があるポートフォリオをインスタにアップする
依頼するモデルさんが初めてDMもらったときに重要視するのは「過去にどんな写真を撮っているか」「近場に住んでいるか」を気にすることが多いと聞きます。
インスタプロフに住んでいる地域は書いていることが多いのでこの辺りは人によって許容範囲は異なりますが、どんな魅力的な写真を撮っているかは大きな判断材料になります。
過去にたくさん撮っているカメラマンなら問題なくクリアできますが駆け出しカメラマンにとってはかなり高いハードルになるでしょう。
この辺りは写真部MUZEのコンセプトにも近いのですが初めてモデルさんを撮るときって緊張するし、なかなか依頼が成功しないので初めての方は「有償モデル」にお願いするのが最善。
あまり上手じゃなくてもギャラをお渡しすればある程度、割り切って撮影させてくれるモデルさんが多いかなと思います。
②依頼時は相手のプロフをしっかり読む
魅力的なモデルさんはフィード投稿を見ただけでハッとして依頼をしたくなるものですが、しっかりとプロフ欄やハイライトを確認しているでしょうか。
インスタのプロフには有償と書いてないけどハイライトで「有償モデルになりました」「撮影時のルール」「撮影可能スケジュール」が掲載されていることがあります。
ここにある程度目を通してから依頼するのがマナーですが見ないで一方的に「○月○日空いてますか?」「無償でお願いできますか?」とメッセしてしまったらヒンシュクもの。
上手くいく依頼も上手くいかなくなりますのでくれぐれも相手の地雷を踏まないようにアプローチしましょう。
カメラマン側は空き時間ができると即日お願いできないものか?と考えがちですが女性モデルは撮影までの課程や自分のライフスタイルを重視される方が多いので男女の感じ方の違いも理解しておくと良いでしょう。
③年下でも敬語で
初見のDMでタメ口をする方は稀だと思うんですが、中にはモデルさんに対して見下した発言をしたりマウントを取りたがるカメラマンさんは多い傾向があります。
写真部MUZEには10代~20代前半のポートレートモデルさんが多いですが、やり取りをしていく中でタメ口になることはあります。
でも一定の信頼関係があるから成り立つ話しであって初見さんには自分もかなり気を使っていますね。
依頼や撮影ロケーションを考える時もカメラマンの一方的な意見だけでなく「どこか撮りたい場所がありますか?なければここがお勧めなんですが(^^♪」などさりげなく提案しましょう。
ちなみに年代の違いだと思うのですが私は初見さんで絵文字がない文章は少し冷たい印象を受けてしまいます。
皆さんはどうでしょう?ある程度、慣れた方なら不自然には感じないのですが初めての撮影依頼メールであれば明るく前向きな絵文字や装飾文字を使った方がいいように思います。
④撮影前にギャラやデータ渡しの取り決めをしておく
身の周りでも撮影後のデータ渡しで揉めたりギャラを貰えなかったりする話しはよく耳にします。
有償モデルさんであればなおさら気にするポイントなので撮影依頼時に「撮影時間(渡すギャラ)」「データ渡しの方法」「SNS掲載する時のタグ付け注意点」などを記載すると良いでしょう。
せっかく楽しみながらポートレート撮影したのにあとからトラブルになると後味悪いし周りの交友関係にも影響しかねません。
また一部のコスプレ界隈では撮影したデータのレタッチをせかすモデルさんもいるようですが、あくまでも納期がなくビジネスではない関係性ならお互いが理解し合う必要があると思います。
⑤撮影の目的を明確に伝える
これ自分も含めて意外と忘れてしまうんですがついつい「モデルさんも何となく使用目的わかってるだろう」と思っておろそかにしがちです。
ポートレートモデルさんの中にはリアル人間関係を嫌って顔バレしないようにしている方もいるので、何の目的でどこに掲載するのか撮影依頼時に伝えてあげましょう。
単にポートレート「撮影 」→「掲載」していいね!を貰うことがゴールならそれで良いのですが、プロカメラマンの場合は広告・WEB媒体に使用することもありますよね。
「個人対個人」ならグレーゾーンなので肖像権もへったくれもありませんが、「ビジネス対個人」の場合モデルさんに無断使用すると処罰される場合があります。
成功しやすいカメラマンへの撮影依頼メールのコツ
今度は反対に駆け出しの被写体モデルさんが上手なカメラマンさんに撮影依頼メールする時のコツをまとめてみました。
凝った作品作りをするカメラマンさんは男性の割合が多いと思うので男性カメラマンという前提で見てもらると良いでしょう。
男性の場合、合理的な考え方をすることが多いので自分を撮ることのメリットを伝えると上手くいきやすいですね。
①作品撮りに協力する意欲を見せる
プロカメラマンでも趣味カメラマンでも写真に魅了されたカメラマンは常に自分の作品を増やしたいと考えるもの。
有名であればあるほど撮影して貰えるチャンスは少ないですが、気になるカメラマンさんの作風を見てどんな人なのか?どんな写真が好きなのか?など調べてから撮影依頼すると良いでしょう。
カメラマンもモデルにも言えることですが自分の領域以外(カメラマンならモデルの衣装やポージング、モデルならカメラマンの写真構図)には興味を持たない人がけっこういる印象です。
作品づくりに興味と高いモチベーションを持ってくれているモデルさんはカメラマンからすると貴重な存在。
「○○さん(カメラマン)の作風が好きなので作品撮りに協力したいです!」というアプローチの仕方はけっこうキラーフレーズになると思いますね。
②短文で返事しない
10代モデルさんの場合はまだ社会経験が浅いせいか拍子抜けするようなそっけない返信や短文メールを目にします。
それがキャラで好かれるなら良いのですが初見ではまず良い印象を持たれないので、慣れていなくてもしっかり「起承転結」があるメールのやり取りを心掛けましょう。
どんなに顔やスタイルが良く才能があっても情熱がなければ上手なカメラマンに撮られる機会は絶対的に減っていきます。
くれぐれも初見で撮影依頼メールするときは謙虚な態度と丁寧な言葉遣いを心が得ると良いでしょう。
③スケジュールはカメラマンになるべく合わせる
カメラマン同士やモデル同士の関係性のように「カメラマン対モデル」にも少なからず上下関係があります。
白い巨塔の「教授、お願い致します!!」みたいな縦構造は私も好きではありませんが、撮ってもらいたいカメラマンさんの場合はそれなりに敬意を払って相手に合わせることが必要かと。
スケジュールにおいてもカメラマンさん優先に考えて自分が調整するような予定組みの方が好まれます。
あと簡潔にやり取りする方が手間がかからないので「第一候補が○日、難しければ○○日と○○日が空いてます!」と連絡すれば少ないやり取りで完結できるので良いでしょう。
④無償
これは大前提ですが相手カメラマンがプロの場合、無料で撮ってもらいたいという依頼が一番嫌うところ。
プロカメラマンが無料もしくはモデルさんにギャラを払って撮るのは「作品撮り」する場合のみです。
駆け出しモデルさんならどれだけ見た目に自信があっても謙虚な姿勢が必要なので無償で構いません!という心づもりでいると良いでしょう。
少し話しが脱線しますが有償モデルさんの中にはとにかく「有料です!」とこだわる方がいますが、今はSNSを通じてどんなチャンスが転がっているか分からない時代です。
これから大きく飛躍するきっかけも転がっているので相手を見極めて臨機応変に「有償⇔無償」を使い分けるのが良いかと。
今日の3000円よりも未来の1万円の方が良いのであって「無償で撮られる=将来の自分に3000円投資した」と発想を変えた考え方も必要になるでしょう。
⑤自分を撮ることのメリットを伝える
ちょっとビジネスチックな視点になりますが「自分を撮るとこんな良いことがあるんですよ!」とメリットをカメラマンに投げかけることができれば大きな武器になります。
有名な写真家でもない限り記念撮影などを主体とするプロフォトグラファーは日銭を稼いで生活しています。
特に子供の記念撮影だと個人のお客さんとの出会いは一期一会になりがちなので、少なくても定期的に入ってくる収入や宣伝して貰えることはカメラマンにとって大きなメリット。
「職場で商業カメラマンを探している」「小さい子を持つママと繋がりが多い」「自分のSNSフォロワーが多い」と言った強みを持っていると撮る側にとっても「紹介してもらえるかも?」とモチベーションが上がるので効果的ですね。
初見の撮影依頼でいきなり書くと嫌らしく聞こえてしまう可能性もあるので、あくまでもこういう手もあるんだぁと思っておいて頂ければ良いと思います。
あらかじめこれをやっとくと撮影依頼は成功しやすい
ここまで被写体モデル&カメラマンに撮影依頼するときのコツをご紹介してきましたが、ここではその大前提としてこんな環境持っておくと依頼成功しやすいですよ、というお話し。
地域を問わずポートレート界隈では小さなコミュニティが出来上がっているのでインスタのオンライン上だけでなく、実際に足を運んでオフラインの人間関係を作っておくと良いでしょう。
自分のコミュニティを作っておく
自分のコミュニティとは「飛行機を撮る仲間」「夜景を撮る仲間」「撮り鉄仲間」のように同じ趣味を持つ数人が集まりやすい環境に属しているとベスト。
「定期的な活動とか面倒くさい」
と思いがちですが全国にはたくさんの写真部やサークルがあるので所属しておくと撮影機会やモチベーションを保てるような話しが舞い込んできます。
実際、私も写真部MUZEを作る前はかなり撮影依頼を断られていましたが写真部運営しながら知り合ったモデルさんからは最低限の信頼はされているようで、撮影依頼は8~9割くらい断られなくなりました。
自分がコミュニティを「作る側」か「入る側」かは別として、こういったコミュニティに所属していると色んな恩恵を受けることができるでしょう。
写真展やイベントに足を運ぶ
秋になると地方都市でも小さな写真展や文化イベントが開催されています。
特に写真展などは「単にプリント作品を見るだけ」というよりは「コミュニティの場」として活用されていて、コロナ渦が明けてから一斉に活発な活動が行われていますよね。
こういう場では人脈を作ったりオンライン上でしか知らなかったカメラマンやモデルさんと出会うこともあるのでとても貴重。
また、普段からメディア写真にばかり見慣れているとプリントされた写真の表現やどうやって印刷しているか?など副次的な知識も身に付けることができるのでおすすめです。
色んなカメラマンに撮られている
これは被写体モデルさんに限った話しですが色んなカメラマンに撮られているというのは一種のステータスになります。
その理由はカメラマンによって感性や作風が全く違う中でモデルさんの魅力を色んな形で切り取っているのでダイレクトにモデルさんの魅力が広まりやすいからです。
そうするとインスタのフィードにはフォローしていなくても関連性の高い人の写真が流れてくるので多くのカメラマンの目に留まり、撮影依頼がどんどん舞い込むようになるでしょう。
ポートレートモデルに断られやすい理由ベスト5
実際に私の身の回りにも起きているポートレートモデルに断られやすいNG理由をご紹介しておきます。
サラッと紹介していきますがふいにモデルさんの地雷を踏まないように気をつけたいところですね。
今までモデルを撮った写真がない
初心者カメラマンにとってこれまでの撮影経験がないことは仕方のないこと。
私も駆け出しのころ何度かモデルさんに断られたのち「アカウントが閉鎖されちゃって今インスタ写真ないんですよね」とウソついて有償モデルさんに撮らせて頂きました。
その嘘が良いか悪いかは別としてとにかく最初のポートレート撮影は勇気がいるし撮影依頼OK貰うのも難しいもの。
でもスタートしてしまえば上記で紹介した撮影依頼メールのコツやNG理由を知っておけば安定して撮影できるようになると思うので大丈夫です。
初心者さんお断り
「ポートレートは何回か撮ってはいるんだけど撮影依頼したら断られた」
人によってカメラを触る回数や知識をインプットするペースは様々なので、撮影スキルの向上には個人差があります。
素敵なモデルさんがいて依頼するのは良いんですが撮られ慣れているモデルさんは写真を見る力が高いため、あまり上手じゃないカメラマンさんを敬遠することがありますね。
感覚としては甲子園を目指す高校球児が週末に遊びながら連取する社会人チームに入ってプレイするようなものなので退屈と感じてしまうのは仕方がないのかもしれません。
断られてしまっても暴言を吐いたり「調子に乗りやがって」と心の中では思っても口にするのはNGなので割り切っていくと良いでしょう。
ドタキャンされたことを愚痴る
カメラマンとモデルはお互いにwinwinの関係ですが社会人や学生さんだと撮影当日の急用・体調不良はつきもの。
初心者さんお断りで撮影依頼が失敗した場合をのぞけば、これはカメラマンさん側にも急用や体調不要で断られたモデルさんもいるということ。
連絡なし・不通でドタキャンは論外ですが理由があって前日や当日朝に連絡がきた場合はある程度割り切っていく必要があります。
カメラマン同士の会話の中でもよくドタキャンするモデルさんの情報交換は行われているので、カメラマンとモデルお互いが地道に信頼を積み重ねていくしかないのかな、と。
くれぐれもドタキャンしたことをSNS上で愚痴ったり周りを煽るような行動は逆効果なので慎みましょう。(私も過去に一回だけストーリーズで愚痴ったことありますが、、)
いきなり密室での撮影
NG理由としてはこれはモラルや認識の問題かなと思います。
被写体モデルさんは常に世の中に自分の姿を晒しているのでカメラマン側はモデルさんのことをずいぶんと知っていることがありますが、反対にモデルさん側は初見カメラマンの情報を得られる機会は少ないですよね。
カメラマン側は撮りたいイメージがあると思うのですが出会い目的でないにしてもモデルさん側はいきなり密室で撮影をお願いされると強く警戒します。
くれぐれも初見で密室やラブホでの撮影依頼は控えるようにしましょう。
手当たり次第DMしている
これは見る専とかデジタルカメラを所有せず出会い目的である場合がほとんどです。
写真部MUZE内でも何人か注意喚起して情報共有していますが、DMの内容が一方的だったりするのですぐ見抜けるかなと思って楽観視している部分もありますね。
こういうタイプはこの記事で紹介した「撮影依頼メールのコツ」や「断られやすい理由」に全て該当するので変なDMが来たらこの記事と照らし合わせて活用してもらったらと思います。
だいたいこういうアカウントは自分へのフォロワー数に比べてフォロー数が10倍以上あったり、フォローしているのが露出の多い女性ばっかりだったりするのでスルーすると良いでしょう。
撮影依頼メールの例文
「コツや注意点は分かったけど実際にどんなメール送ったらいいの?」という方もいると思います。
最後に実際に私が送った例も交えながらこんな感じが好まれますよ!という撮影依頼メールするときのカメラマンさんが使える例文を紹介しておきます。
被写体モデルとコンタクトをとるときはインスタを見てるときが多いわけですが検索するタグとしては「#被写体モデル」「#被写体になります」「#カメラマン募集」あたり。
鍵垢の場合もそうでない場合もまず初めは自分を知ってもらう(自分のページを見てもらう)必要があるため、いいね!や素敵な投稿にはコメントしてアクションを起こしましょう。
インスタのフィードには優先的によくいいね!するアカウントやコメント・DMしたことがある関連性の高いアカウントが上に表示されるようになります。
相手モデルからの認知を高めるためにもいいね!やコメント・メンションはとても有効な手段。もちろんこれは自分のアカウントに自信がある写真がたくさん掲載されている前提になります。
私がモデルさんに実際に送った撮影依頼メールとしては、
自分「いいね!(フォロー)ありがとうございます!モデルさん向きで綺麗な方だなと思って拝見していました(^^♪」
モデル「ありがとうございます!」
自分「もし興味があれば被写体モデルやってみませんか?」
モデル「はい!宜しくお願いいたします」
やってることはナンパ師とあまり変わらないのかもしれませんが、、相手が初心者モデルさんの場合はこのくらいのやり取りでもすんなり撮影依頼OK貰えることがあります。
しかし、なかなかうまくいかない例もありました。
自分「いいね!(フォロー)させて頂きました!すごく素敵なモデルさんだなと思って拝見していました(^^♪」
モデル「ありがとうございます!」
自分「機会があれば被写体モデルお願いできないでしょうか?」
モデル「はい!来月までは予定が埋まっているので機会があれば宜しくお願いしますね(^^♪」
これはやんわりと断られたパターンですね。あまりがっついても良いことがないのは経験則なのでその気がない場合はサラっとあとくされなく終わらせるようにしています。
これまでやり取りしてきた中で気付いた共通点は、
・相手の魅力的な部分を褒める
・好きなものや興味があるものを探す
・過去の投稿に目を通す
・短文より長文(要点ごとに分けて改行)
・「機会があれば、、」は逆に話しが進まなくなる
相手が興味があるものや撮ってみたいロケ地を知っておけばアプローチしやすくなりますね。
また、よく使いがちな「機会があれば」というフレーズはカメラマン側から使ってしまうと話しが暗礁に乗り上げてしまうので極力使わないようにするのがおすすめ。
あとはアカウントのフォロワー数や過去写真が魅力的など二次要因はたくさんありますが、短文より礼儀正しい長文の方がモデルさん側も受け入れてくれやすいように思います。
また、パッとみてパッとDM送るよりいいね!やフォローでモデルさんから認知してもらえるまでじっくり時間をかけた方が成功しやすいでしょう。
成功しやすい秘訣は信頼できるかどうか
今回はポートレートモデル&カメラマンに撮影依頼するときのメールのコツや断られる理由などについてご紹介してきました。
基本的なことなんですがお互いちょっとしたメールのやり取りだけで出会うというシチュエーションはポートレートならではだと思いますし、だからこそ礼儀正しく信頼できる人間関係が求められているのではないでしょうか。
ポートレート界隈はインスタメインで近くに住んでいてもインスタアカ名は知ってるけど実際に会ったことはないということがよくあるのでは。
写真展やイベントなど一歩踏み出してみると趣味仲間や同じ感覚を持つカメラマン&モデルさんと出会うことがあります。
また色んな撮影機会や仲間の輪も広がっていくので撮影依頼メールのコツを押さえつつも、オフラインの活動もしっかりやっていくことで「撮られたい&撮りたい」といった悩みも解決できると思います。
今回の記事が撮影依頼が上手くいかない!上手にいくコツが知りたいと思っている方の参考になれば幸いです。
鹿児島写真部MUZEでは「MUZE撮影会」やイベント企画など撮影技術向上を目指した企画を行っています。
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カメラを始めてわずか半年でプロモデル、テレビ局タレントの撮影を担当する。ポートレート撮影や企業撮影のほかWEB広告クリエイターとして活動。2021年7月7日に鹿児島写真部MUZEを立ち上げ、クリエイターやアパレル・ハンドメイド作家・地元店舗とコラボ企画を行う。2022年『PASHA STYLE』認定クリエイター。鹿児島出身。
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