被写体を探してるんだけどギャラってどのくらい?あとどうやって探せばいいの?
このような方向けの記事になります。
写真を撮り続けていると風景だけでは物足りなくなって人物も撮ってみたい方、モデル募集してるんだけど思うように集まらない方って多いのではないでしょうか。
本記事ではカメラを始めて半年でプロモデルやテレビ局タレントを撮影した私が自分の実体験をもとに、モデルさんの料金相場や撮影募集やモデルの探し方を徹底解説いたします。
この記事を読むことでモデル依頼のノウハウを学び、効率よく被写体モデルを見つけることができるようになります。
撮影依頼のルールを知っておくことでスムーズに作品撮りを増やしていくことができるので参考にしてみて下さい。
被写体モデルとは
カメラやポートレート撮影に興味を持つ方がよく耳にする「被写体」や「被写体モデル」というフレーズ。
「被写体」とはCannonイメージゲートウェイによると、
撮影する対象物のことで、自然風景、花、昆虫、動物、人物、建物、鉄道や航空機などさまざまです。
つまり映し出す全てのことを総称して「被写体」という訳なので被写体モデルという表現は、
、、頭痛が痛いっス
これと同じでダブってる訳なんですね。
でも、巷では「#被写体モデル」というハッシュタグがあるぐらいなので、造語と言う感じで私は嫌いではありません。
おもに被写体モデルはカメラマンと1対1で作品撮りをメインにしたポートレート撮影を行うのが一般的。
カメラマン側は技術向上やフォトコンテストに向けて作品を撮り貯めすることが目的で、非プロの場合は普通の生活では経験できないような経験をしたい女子や、自己実現のために被写体活動することが多いです。
被写体モデルの種類
モデルと一口で言っても事務所に所属するプロなのか?それともフリーランスで活動しているのか?大きく分けてこの2種類のモデルさんが存在します。
また、プロの中でもファッション、コマーシャル、タレントとジャンル分けされているため得意分野や写真に与えるイメージも変わってくるでしょう。
事務所所属モデル
県内だと有名な芸能事務所には「アルテミスジャパン」や「清友」があります。
その他にもタレント事務所や芸能事務所はいくつか存在しますが、ここで活動しているモデルさんたちは毎日訓練を積んでいる“プロ”集団。
スタイルやお顔も綺麗な方ばかりですが印象としては“自分らしさ”や”キャラ”が確立していることが多いため、自分の撮りたい作品イメージに合わせることは難しいかもしれません。
また、企業メインにサービス展開しているため個人で撮影依頼する機会は少ないでしょう。当然、モデルさんに支払うギャラ+事務所へのマージンも乗ってくるため10万円以上になるケースもあります。
フリーランスモデル
フリーランスは有償無償に関わらず「個人 対 個人」として撮影交渉を行うことができます。
ほとんどのカメラマンがInstagramやTwitterで「#カメラマン募集」「#撮影依頼募集」を見て、そこから依頼して交渉成立する場合が多いのではないでしょうか。
今までに出会ったフリーランスモデルさんの例を見てみると、
・事務所を退所してフリーで活動している
・知り合いにお願いされたのがきっかけで続けている
・ダンスや演舞などエンタメ活動をしている
・カメラ女子
・自分の映える写真を記録しておきたい
色んな経緯や事情からフリーランスで被写体を続けているため、訓練を受けた方よりも独学でポージングや写り方の勉強をしている方が多い印象がありますね。
被写体モデルの料金相場は?
さて、ここからが本題ですが、では実際にモデル依頼するときはどのくらいギャラを渡せばいいの?というお話しですが結論、依頼するとき相手のモデルさんに「いつもどのくらい貰っていますか?」と先に聞くことがベストです。
モデルさんはこれでたくさん儲けよう!と思っている方は少なく、スケジュール取りからメイク、衣装選びなどカメラマン以上に準備が必要になるため、気持ちよく撮影に臨めるよう提示された金額で納得してあげましょう。
くれぐれも「3000円て言われたけど、、じゃあ2500円で!」とか値切る行為は嫌われるのでやめましょう。
被写体モデルの相場は3,000円~10,000円
私がこれまで体験してきた相場でもっとも多いのが「3,000円~10,000円」というライン。
これは撮影拘束時間が2時間~3時間の場合ですが、早朝や夜の撮影なら少し割高になるケースもあるようですね。
内訳を見てみると、
手頃に被写体活動をしている場合は「3,000円~5,000円」
肌の露出がある水着やドレスを着る場合は「5,000円~10,000円」
元事務所所属で単価が高めの場合は「1時間につき5,000円~10,000円」
いずれも衣装はモデルさんの自前がメインで、名の通ったカメラマンさんなら衣装提供やメイクさんが付いたりすることもあります。
カメラマンさんの場合はこの辺りの金額を考えておけば問題ないでしょう。また、モデルさんの場合はこの相場を頭に入れつつご自分の経験や実績にあった金額設定をすると良いでしょう。
相互無償のケース
カメラマンとモデル双方にとって一番作品作りをしやすいパターンがこの「相互無償」という形。
Instagramでも「#相互無償」タグを付けた方を見かけることがありますが、これはつまり「ギャラは要らないけど写真データちょうだいね!」を意味しています。
初心者カメラマンや初心者モデルにとってはこれが一番、活動を始めやすいというメリットがありますね。
ただし、無料であるがために「時間を守らない」「ドタキャンされた」など一般常識に欠けた行動も目立つため、あくまでも社会人として常識ある対応をしてくれたらいいなと思います。
当WEBサイトでも「MUZE専属モデル」として無償で写真データお渡し、サイト上で紹介をさせて頂く形で募集しています♪
「カメラマン」「被写体モデル」募集と探し方
ここからは具体的にどうやったら撮影してくれる又は撮影させて貰える相手を見つけることができるか?という部分を詳しく見ていきたいと思います。
すでに作品が多くてInstagramにたくさん写真アップしてるカメラマンさんには無縁の悩みだと思いますのでスルーしてもらって構いません。
カメラマンの探し方
まず、駆け出しのモデルさんの場合、自分を撮影してくれる「カメラマン」を探す必要があります。探す手段としてはTwitterよりもInstagramの方がベター。
理由はInstagramは「好きなものと好きな人を繋げる」というコンセプトがあるため、同じ趣味の人を持つグループが集まりやすいからです。(←コンセプトの文言が違うかもですが、だいたいこんな感じです)
撮影をお願いしたいカメラマン条件としては、
・デジタル一眼カメラを持っていること
・同じ地域に住んでいること
・相手の顔ができれば分かる(安全そうな人)
・過去にポートレート写真を掲載している
最低でもこの4つをクリアしている人の中から「#相互無償」の形でタグを付けるか、依頼相談をしてみると良いでしょう。
これ以外の方法としては知人から紹介してもらう、写真展に足を運んで繋がりを作る、又は有料カメラマンをお願いするしかないですね。
ちなみに今は「our photo」や「Lovegraph」など全国的に出張フォトグラファーがたくさんいます。意外と身近にいたりするものなので探してみるのもアリだと思います。
被写体モデルの探し方
カメラマンを探すのに比べてハードルが高いのが「被写体モデル」を探すことです。
これは私が写真部MUZEを立ち上げたコンセプトでも触れていますが、駆け出しカメラマンにとって被写体さんを探すのって本当に大変なんですよ。
上記でお願いしたいカメラマンの条件として「過去にポートレート写真を掲載している」と書いていますが、駆け出しのころはInstagramで発信する作品がそもそもありません。
モデル側も過去の作品をみて安心したりこんな素敵な写真撮ってるんだ~と撮影への意欲を高めたりするものですが、ゼロからのスタートでは打つ手がありませんよね。
そこで私が考えた方法がInstagramで「#カメラマン募集」しているモデルさんに、有償で撮影依頼して「過去の写真はありますか?見たいんです」と返事がきたので「すいません、アカウントがバンされてしまって今新しくアカウント作り直してるとこなんですよ~。写真データも全部なくって。」と返しました。
え、、ゴマかしてるぅ?
もちろん、ハッタリなんですがとりあえず最初の1人を撮ってしまえばあとはバンバン依頼かけやすくなると思っていましたし、モデルさんにはあとで謝りましたが。
でもこれで晴れて被写体さんには少しずつ困らなくなってきましたね。
皆さんにはあまりおすすめしませんがそれくらい最初って人物を撮るのに勇気がいるし、撮影の場を作り出すことって困難なんです。
駆け出しカメラマンにおすすめするとしたら複数でギャラを支払って撮影する「撮影会」、知人にお願いして撮らせてもらう、家族を撮らせてもらうあたりでしょうか。
SNSでDMを送ってくるカメラマンは危険?どこまで信用していいのか
皆さんもSNSで「撮影させてくれませんか?」とDM送った経験ってあるのではないでしょうか。
私も駆け出しのころは依頼した件数のうち9割くらい断られていましたが、諦めずに送っていた経験があります。
でも、声かけしたモデルさんの中で「前に怖い思いした事あるから知り合い以外はお断りしています」と言われたことが頭の中で引っかかっていました。
確かにカメラマンってコスイベの”カメラ小僧”のイメージがあるのか「ゲスい」「変なヤツが多い」「ネクラ」といった印象を持たれることがあります。
撮影を口実に女性と2人になるのをいいことにセクハラや金銭トラブルの声はちらほらと聞こえてきますね。
初心者モデルの方は特に注意が必要で被写体活動を続けるなら、きちんとした対処法を持っておくことが必要です。
ポイントをまとめておくと、
・初めてカメラマンと会うときは友達や身内を連れていく
・会う前にきちんと有償なのか無償なのか?どんな衣装で撮るのか?どこでその写真を利用するのか?など明確にやり取りしておく
・カメラマンのアカウントで女性からタグ付けされているかチェック(されてなければトラブル経験ある可能性が)
・信頼できるカメラマン以外は露出の多い撮影はお断りする
・怪しいと思ったらストーカー化する前にInstagramでブロック
・顔写真を載せていないカメラマンからはそもそも依頼を受けない
・待ち合わせや撮影場所はなるべく人通りのある場所で行う
この対処法をしていてもいざ撮影になってから身の危険を感じたら、「父が迎えに来ることになってるんです」「変なことしたら警察呼びますよ」とその場を切り抜ける方法も覚えておくと良いでしょう
。
不安な話しばかりしましたが基本的にごく一部のカメラマンに限った話しです。普段からモデル仲間を作って情報共有したり、ルール決めをしておけば安心して撮影にのぞむことができますね。
鹿児島写真部MUZEなら被写体モデルが見つかる
今回は被写体モデルの料金相場とカメラマンやモデルの探し方についてご紹介させて頂きました。
駆け出しカメラマンにとっては人物撮影はハードルが高いように思えますが、有償依頼や撮影会を利用して一度こえてしまえばその魅力にハマってしまうのではないでしょうか。
また、カメラマンとモデルは「人と人」の関係である以上、信頼関係を築いていかなくてはなりません。料金や撮影目的を明確にすることでより良い作品撮りができますし、トラブルも防げると思っています。
鹿児島写真部MUZEでは初心者カメラマンやモデルさんのために撮影会、すなっぷツアー、写真展等を企画しているので被写体探しをしている方もカメラマン探しをしている方も安心して”写活”できる環境があります!
現在は“無料”で部員応募又はモデル応募しています。下記応募フォームからご登録いただけます。
【部員応募フォームはコチラ】
カメラを始めてわずか半年でプロモデル、テレビ局タレントの撮影を担当する。ポートレート撮影や企業撮影のほかWEB広告クリエイターとして活動。2021年7月7日に鹿児島写真部MUZEを立ち上げ、クリエイターやアパレル・ハンドメイド作家・地元店舗とコラボ企画を行う。2022年『PASHA STYLE』認定クリエイター。鹿児島出身。
コメント