もうすぐ、やってくるカメラマンにはあまり嬉しくない”梅雨”。
外出する機会が減るだけでなく楽しみにしていた撮影に出かけられない&出たくないという方も多いのではないでしょうか。
とりあえず、レインコート着て、カメラはビニール袋でぐるぐる巻きにしたけど。。?
今回は自己流の対応で壊れてしまってからでは遅いカメラの雨対策として、雨撮影時のリスクと露出設定のポイント、おすすめの雨対策アイテムや使用後のメンテナンスまで網羅的にご紹介します。
カメラの雨対策とは?
出典:unsplash
雨はカメラにとってまさに「天敵」とも言える存在で、カメラにさまざまなリスクや悪影響をもたらします。
まず、分かりやすい例で言うと、水がカメラの内部に侵入することで機械的な故障が発生する可能性があります。
また、そのほかに水滴や湿気がカメラの回路や部品に入り込み、ショートや腐食を引き起こすことも。
具体的にどんな点に気を付けて雨の撮影を行えば良いのでしょうか?
カメラが雨に濡れるとこんなリスクがある!
カメラが雨に濡れてしまうと以下のような悪影響を及ぼす可能性があります。
・雨が付着して直接的に映りに影響する
・ボケやフレア、コントラストの低下
・カメラの外装が錆びる
・カメラの耐久性の低下
雨はレンズやフィルターに付着し、写真の品質を損なうことがあります。
雨滴がレンズ上についたまま撮影すると、ボケやフレア、コントラストの低下などの影響が生じます。これにより、クリアな写真を撮ることが難しくなるでしょう。
さらに、雨はカメラの外装や塗装にも影響を及ぼします。
金属部分は錆びや腐食の原因になります。カメラの外観や質感を損ねるだけでなく、長期的な耐久性にも影響を与える可能性も。
雨の影響を最小限に抑えるためには、防水性能のあるカメラや防水カバーの使用も大切ですし、撮影中には定期的にレンズを拭き、水滴や汚れを除去することが必要です。
初心者の方には、カメラにとっての雨のリスクと影響を理解し、適切な雨対策を行うことで、雨天下でも安心して撮影を楽しむことができます。
撮影時の注意点
雨の中での撮影は、独特の雰囲気や表現を生み出すことができますが、同時にいくつかの注意点があります。
以下に、初心者の方にも分かりやすく具体的なポイントをご紹介します。
・被写体の選定
・フレーミングと構図
・露出の調整
・安全性
被写体の選定
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雨の中では、雨滴や水面の反射など独特の効果が得られます。
建物や街並み、植物など、水滴や湿った状態が美しく映える被写体を選ぶと良いですね。
また、ポートレートの場合は、モデルさんに濡れることを理解した上で撮影に臨みましょう!
フレーミングと構図
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雨の中では、雨滴が重要な要素。
逆に言えば晴れた日では撮れないような幻想的な写真が撮れることも珍しくありません。
被写体と雨滴を上手に組み合わせて、独特の視覚効果や奥行きを演出しましょう。また、水たまりや反射を利用した構図も魅力的な写真を生み出すポイント。
露出の調整
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雨の中では光の反射や明暗のコントラストが大きくなることがあります。
被写体が明るすぎたり暗すぎたりしないように、露出を適切に調整しましょう。試し撮りや露出補正機能の活用がおすすめです。
安全性
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雨天時にはカメラや機材の安全を確保するために注意が必要。
撮影中はついつい、シャッターを切るのに夢中で身の安全をおろそかにしがちですが毎年、雨天撮影でケガをする方もいるので安全第一です!
カメラストラップの使用や滑りにくい靴の着用、カメラを濡れない場所に置くなど、安全面にも気を配りましょう。
雨天撮影時の適切な露出設定のポイント
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雨天での撮影では、”露出の調整”は意外と大切なポイント。
適切な露出設定を行うことで、雨の表現や被写体の明暗のバランスを正確に捉えることができます。
・露出補正の活用
・ハイライトの確認
・メータリングの設定
・シャッタースピードの選択
・ISO感度の調整
・ホワイトバランスの設定
・RAWフォーマットの活用
初心者の方にも分かりやすく具体的なポイントをご紹介していきます。
露出補正の活用
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まずは、カメラの露出補正機能を使って、明るさを微調整していきましょう。
雨の中では光の反射やコントラストが変化するため、被写体が暗くなりがち。
露出補正をプラス方向に調整することで、被写体を明るく引き立てることができます。
ハイライトの確認
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雨の中では、光の反射によってハイライトが失われやすくなるため撮影前にハイライトの確認を行い、適切な露出設定を行っていきます。
ハイライトが飛び過ぎてしまっている場合は、露出補正をマイナス方向に調整することで、ハイライトの情報を保つことができます。
のちのち、現像レタッチでハイライトを調整することが出来ますが、黒つぶれしていたり白飛びしている箇所の修正は難しくなるので注意しましょう!
メータリングの設定
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カメラのメータリングモードを適切に設定しましょう。
一般的にはマトリクス測光や中央重点測光が使われますが、被写体の明るさや背景の光量変化に合わせて適切なモードを選択することが大切。
明るい背景や雨滴が多い場合は、”スポット測光”の使用がおすすめです。
シャッタースピードの選択
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雨滴や動く被写体を止めるためには、短いシャッタースピードを選ぶ必要があります。
一般的には1/250秒以上の速さが推奨ですが、被写体の動きや雨の強さによって調整する必要があります。
また、夜間なのか日中なのかによっても設定は変わってくるため、暗い場所での雨撮影で雨を止めたい場合はストロボ光の使用も検討すると良いでしょう。
ISO感度の調整
雨の中では光量が低下することがありますので、必要に応じてISO感度を上げることで露出を補正することができます。
ただし、ISO感度を上げるとノイズが増えしてしまう可能性があるため、それを踏まえつつISO感度を調整する際には、被写体の動きやカメラのハンドリング能力も考慮しましょう。
ホワイトバランスの設定
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雨の中ではわずか数秒のうちにも、光の色温度が変化することがあります。
自動ホワイトバランスでは適切な色合いを得られない場合があるため、プリセットモード(雨のシンボルや曇りなど)やカスタムホワイトバランスを使用して適切な色温度を設定しましょう。
RAWフォーマットの活用
RAWフォーマットで撮影することで、露出の調整や白飛びや黒つぶれの修正がしやすくなります。後から画像を編集することで、より良い露出設定を実現することができます。
ただし、あくまでもRAWフォーマットは”保険”に過ぎないので、撮影時に適正露出で撮影できるよう設定を変えながら撮影していくことをおすすめします。
雨での撮影が成功したカメラマンの事例を3つ紹介!
実際に、雨撮影で魅力的な写真を撮っている成功例をご紹介しておきます。
引用:PHOTOHITO
ネオン街で撮られたと思われる写真ですが、独特の雰囲気を醸し出していますよね。
また、濡れた道路に夜のネオンが反射しており、写真全体が華やかです。
引用:PHOTOHITO
雨滴や水滴の反射を利用して、幻想的でドラマチックな雰囲気を演出しています。
思わず引き込まれてしまうマクロの世界観も素敵ですよね。
引用:PHOTOHITO
被写体の表情や雨滴の光を生かし、独特の雰囲気を醸し出していますよね!
また、ストロボの活用や逆光の演出など、照明効果を上手く使って被写体を引き立てています。
まずは、雨に強いカメラ機材を選ぶ!
出典:unsplash
雨に強いカメラを選ぶことは、雨天での撮影において重要な要素です。
初心者の方にも分かりやすく具体的なポイントをご紹介します。
雨に強いカメラを選ぶポイント
一部のカメラメーカーは、防水性能に特化したカメラを提供しています。
例えば、キヤノンの「PowerShot D30」やニコンの「COOLPIX W300」などは、水深30mまでの防水性能を持っています。これらのカメラは、雨の中や水中での撮影において安心して使用することができます。
出典:Amazon
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また、防水カメラほどの防水性能が必要でない場合でも、防滴性能のあるカメラを選ぶことで、軽度の雨などにも対応できます。
特にオリンパス、パナソニックの一眼レフカメラやミラーレスカメラは、ボディやレンズに防滴加工が施されており、多少の雨ならば問題なく撮影できますね。
雨滴を防ぐためのレンズフードって?
雨滴は撮影時にレンズに付着し、写真のクオリティを低下させる可能性があります。
そこで、適切なレンズフードを選ぶことで雨滴を防ぎ、クリアな写真を撮影することができます!
雨滴を効果的に防ぐためには、「ペタッとレンズに付くタイプのレンズフード」がおすすめ。
バヨネットマウントやバヨネット式のレンズフードは、しっかりとレンズに取り付けられるため、雨滴の侵入を防ぐ効果が高いです。
その他には、ニコンのHB-N106レンズフードやソニーのALC-SH133レンズフードは、雨滴からレンズを保護するための防水性能があります。
出典:Amazon
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また、注意点としてはレンズフードは、カメラメーカーやレンズメーカーごとに異なるサイズや形状があります。レンズのフィルターサイズやボディとの適合性を確認し、正確なサイズのレンズフードを選びましょう。
雨からレンズを守るレンズフィルター
雨からレンズを守るための一つのオプションとして、レンズフィルターがあります。
レンズフィルターはレンズの前に取り付けられる透明なフィルターであり、雨滴や水しぶきからレンズを保護する役割を果たします。
ここでは、特におすすめのレンズフィルターメーカーをご紹介します。
「ホヤ (Hoya) 」
「B+W (Schneider Optics)」
「カールツァイス (Carl Zeiss) 」
ホヤの「HD クリアフィルター」は、高透過率と耐久性に優れたフィルターで、レンズの保護に最適。さまざまなサイズやカメラブランドに対応しており、初心者からプロまで幅広いユーザーに人気です。
B+Wの「XS-Pro クリアMRC ナノフィルター」は、マルチリゾーションコーティングとナノコーティングが施されたフィルター。
優れた透明性と耐久性を備えており、さまざまなサイズと厚さのバリエーションがあるため、高品質な写真撮影に適しています。
カールツァイスの「T* UVフィルター」は、光学ガラスにマルチコーティングが施されたフィルターで、レンズのクリアな描写を保ちながら雨や傷から保護します。
専用防水カメラケースを選ぶ
防水カメラケースの選び方で最も重要な要素は、”防水性能”です。
一般的には、ケースの防水性能は「防水等級(IP等級)」で示されますが例えば、オリンパスの「PT-EPシリーズ」やパナソニックの「DMW-MCFTシリーズ」などの防水カメラケースは、水深30メートルまでの防水性能を持っています。
また、メーカーごとに、特定のカメラモデルに対応したカスタムフィットのケースも用意されています。例えば、ソニーの「MPKシリーズ」やキヤノンの「WP-DCシリーズ」などは、各メーカーの一部カメラモデルに合わせて作られています。
その他には信頼性の高いサードパーティ製品としては、エイクヨーやアクワリアスなどのブランドがおすすめ。
「AK-DCシリーズ」は、キヤノンの一眼レフカメラに対応しており、防水性能と操作性の両方に優れています。
「AquaTechシリーズ」は、スマホ専用だけでなくニコンの一眼レフカメラ向けにも開発されており、プロフェッショナルな撮影環境での使用にも耐える耐久性が特徴。
いずれにしても防水カメラケースは、対応するカメラのサイズに合わせて選ぶ必要があるのでしっかりと「防水等級(IP等級)」と「適合性」を調べてから購入しましょう。
雨からカメラを守るレインカバー
雨からカメラを守るための一つの選択肢として、レインカバーがあります。
レインカバーはカメラ全体を覆う防水のカバーであり、雨や水しぶきからカメラを保護する役割を果たします。
レインカバーはそこまでメーカー選択肢が多いものではありませんが、おすすめは以下。
「カメラレインカバー (Camera Rain Cover) 」
「マンフロット (Manfrotto) 」
「カメラアーマー (Camera Armor) 」
カメラレインカバーは汎用のレインカバーがいくつか存在します。
一般的な仕様は、撥水性のある素材で作られており、カメラとレンズをしっかりと包み込む形状。多くのカメラモデルに対応しており、ユーザーフレンドリーな価格帯も魅力です。
マンフロットは、言わずと知れたカメラアクセサリーで知られるブランドで、レインカバーも幅広く展開しています。
「プロテクターレインカバー」などの製品は、高品質な防水素材を使用し、カメラ全体をしっかりと保護します。カメラの使用中にも操作しやすいデザインが特徴的。
出典:Amazon
カメラアーマーは、カメラ本体にぴったりとフィットするカメラカバーです。
雨だけでなく、衝撃やほこりからも保護する機能を備えており、カメラの操作に支障をきたさず、防水性能も備えているため、アウトドアや野外撮影に最適と言えるでしょう。
雨に濡れても安心のストラップ
あまり聞きなれない方もいるかもしれませんが、雨天下での撮影時にもカメラをしっかりと安定させるために、雨に濡れても安心なストラップというものが存在します。
有名な信頼できるメーカーは以下。
「ブラックラピッド (BlackRapid) 」
「オプテック (OP/TECH) 」
「ブラックアピール (Black Appeal) 」
ブラックラピッドは、カメラストラップの専門メーカー、高品質なストラップを提供しています。
特に「Sport Breathe」や「Cross Shot Breathe」などの商品は、撥水性のある素材を使用し、滑り止め機能が備わっています。また、ストラップ自体のデザインも工夫されており、快適な装着感と使いやすさが特徴。
オプテックは、幅広いカメラアクセサリーを提供しているメーカーで、防水性のあるストラップもその一環。
「Utility Strap Sling」や「Utility Strap – Sling XL」は、調整可能な長さと耐久性を備えておりさらに、防滑性のある素材を使用しているため、濡れた状態でも滑りにくいと言った傾向にあります。
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ブラックアピールは、スタイリッシュなデザインと高品質な素材で知られるカメラストラップメーカー。
「Waterproof Camera Strap」は、撥水性のある素材を使用し、防水性能があります。また、ストラップの長さを調節できるため、自分の体型や撮影スタイルに合わせてカスタマイズできるところが秀逸。
防水カメラの種類や雨対策アイテムの比較と評価
出典:unsplash
ここでは、前章で紹介した内容を踏まえて、防水カメラごと、雨対策アイテムの比較と評価をご紹介します。
【防水カメラの種類】
・オリンパス Tough TGシリーズ:堅牢なボディと高い防水性能を備えたカメラ。水深15mまでの防水性能や耐衝撃性が特徴。
・ニコン COOLPIX AWシリーズ:防塵・防水・耐衝撃性に優れたカメラ。水深30mまでの防水性能や4K動画撮影機能が魅力。
・ソニー Cyber-shot DSC-TXシリーズ:スリムでスタイリッシュなデザインの防水カメラ。水深10mまでの防水性能や高画質な撮影が可能。
【雨対策アイテムの比較と評価】
・防水カメラケース:メーカーやモデルによって異なるが、防水性能や耐衝撃性、操作性などを評価する。例えば、ケースAは水深20mまで防水であり、ケースBは耐衝撃性に優れている。
・レンズフード:メーカーやレンズの互換性、雨滴の弾き方、取り付けの簡便さなどを評価する。例えば、フードXは広いレンズ範囲に対応し、雨滴を効果的に弾いてくれる。
・レンズフィルター:クリアタイプや防水コーティングの有無、光透過性などを評価する。例えば、フィルターYは高い透過性と防水性を兼ね備えている。
要するに、
「防水アイテムだからどれでも同じだ!」
という安易な考え方ではなく、同じ防水性能でも”防塵・防水・耐衝撃性”の3つの項目があり、どんな環境で何を撮影するかによって選ぶべきアイテムは変わってきます。
防水性能、耐衝撃性、操作性、画質など、各カメラやアイテムの特徴を比較し、自分にとって最適な選択肢を見つけることをおすすめします。
自作のビニール袋をカメラに被せた雨対策はおすすめしません!
出典:unsplash
よくネット上には自作のビニール袋をカメラに被せた対処法が紹介されていますよね。
急な夕立でとっさの対処としてならまだ理解できますが、
「結論としては、やめた方が良い」と個人的には思っています。
その理由は以下。
・防水性能が不十分…自作のビニール袋は本来の目的が食品や物品の包装であり、防水性を重視していない場合がほとんどです。そのため、ビニール袋だけでは十分な防水性能を確保することは難しい。
・操作性が悪化する…ビニール袋がカメラの視界を妨げることもあり、正確なフレーミングやフォーカスが難しくなる可能性がある。
・耐久性が低い…ビニール袋は専用の防水カバーやケースと比べて耐久性が低い場合があります。撮影中にビニール袋が破れたり、破損したりする可能性が高まります。
・壊れた時のリスク…カメラ本体+レンズで数十万円する代物を、数円程度のビニール袋で保護するのは怖くないですか?
仮に何度か上手く自作のビニール袋で乗り切ったとしても、最近のビニール袋は「レジ袋有料化」された頃から薄い構造になっており、とても破れやすくなっています。
後悔先立たず、と言いますが水濡れしたときのリスクを考えると、しっかり雨対策が施された適正品を使用した方が安全であることは間違いありません。
また、それで適正に使用していたにも関わらず仮に水濡れで壊れた場合は、不良品だったとして補償される可能性もあるわけですね。
雨に濡れた後のカメラのケア方法とメンテナンス
出典:unsplash
雨対策をバッチリ行っていても帰宅する際や、移動中に水分も移動するため帰宅後も機材が濡れないようケアが必要になります。
ここでは、簡単に行えるメンテナンスとケア方法をご紹介します。
カメラの乾燥
まずはカメラを乾燥させることが重要。
雨水や湿気がカメラ内部に入り込んでいる可能性があるため、カメラの外側を柔らかい布で軽く拭き取ります。
その後、風通しの良い場所に置いて自然乾燥させましょう。ただし、直射日光や高温の場所は避けましょう。
レンズのケア
雨滴や水滴がレンズについている場合は、乾いたマイクロファイバークロスを使用して軽く拭き取ります。
水滴を無理にこすりつけると、レンズに傷が付く可能性があるため、優しく拭き取るようにしましょう。
また、必要に応じて「レンズクリーニングキット」を使用して汚れを除去することもおすすめ。
電池・メモリーカードの取り扱い
カメラの電池とメモリーカードは雨に濡れると故障の原因になる可能性があります。
まずは電源を切り、電池とメモリーカードを取り外します。乾いた状態にしてから再度挿入し、正常に動作するか確認してください。
もし異常がある場合は、メーカーや専門家に相談することをおすすめします。
防水ケースやバッグの乾燥
意外とおろそかにしがちですが、防水ケースやバッグが雨で濡れた場合は、内部に水滴が残っている可能性があります。
乾燥させるために、ケースやバッグを開いて風通しの良い場所に置き必要に応じて、乾いた布で内部を拭き取って完全に乾燥させましょう。
定期的なメンテナンス
雨に濡れた後は、カメラのメンテナンスを定期的に行うことが重要。
レンズの清掃やカメラの動作確認、防水性能のチェックなどを行い、問題がないか確認しましょう。
また、メーカーの指示に従って、防水ケースやシールの状態を確認することも大切。シールが劣化していたり、ケースにダメージがある場合は、専門家に相談して修理や交換を検討しましょう。
保険の検討
カメラには水濡れや損傷に対する保険を検討することもおすすめです。
万が一の事故や故障に備えて保険に加入しておくと、修理や交換費用の負担を軽減できます。
保険にはいろいろな種類があり、どこまでカバーできるのか?というところで補償金額や掛け金もさまざま。
▶「ほけんのABC」
などがありますが、個人的には物損や自然故障にも対応しており、プランによって2~5年補償を行ってくれる「Amazon×クロネコヤマト事故補償プラン」がおすすめ。
ただし、水濡れを含む破損、破裂、火災、落雷、異常電圧風災、雪災等に対してのみ補償対象になりますので、盗難や地震・津波についての被害は対象外なので注意が必要です。
雨対策をしっかり行って雨撮影を充実させよう!
出典:unsplash
今回は雨対策について網羅的にご紹介しましたが、いずれもこれから梅雨入りを迎えなかなか外出できない日々が続きます。
その中で、雨と上手に付き合っていくための機材を手に入れ、そして雨でしか撮れないそんな”画”を撮ることを目的にさまざまな手法をご紹介してきました。
自己流の対策ではやはり高額なカメラ・レンズを危険にさらすことはできませんので、しっかりと対策を行った上で雨撮影に臨みましょう。
今回の記事が、雨撮影でお悩みの方の参考になれば幸いです。
鹿児島写真部MUZEでは「ポートレート撮影体験」「フォトウォーク」「写真展」等のイベント開催を行っており、楽しい撮影を楽しもう!を合言葉に撮影技術の向上・モデルマッチング・地元観光応援を目指した企画を行っています。
前回、前々回と参加してなかった初心者さんでも気軽に参加することができるので、皆さんの部員応募やイベント参加をお待ちしています。
部員参加は下記、入部フォームから簡単にお申込みすることができます。たくさんのカメラ写真好きの皆様とお会いできることを楽しみにしております!
■無料・モデル入部ホーム■
カメラを始めてわずか半年でプロモデル、テレビ局タレントの撮影を担当する。ポートレート撮影や企業撮影のほかWEB広告クリエイターとして活動。2021年7月7日に鹿児島写真部MUZEを立ち上げ、クリエイターやアパレル・ハンドメイド作家・地元店舗とコラボ企画を行う。2022年『PASHA STYLE』認定クリエイター。鹿児島出身。
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