初心者がミラーレスカメラを買うときに最低限、必要なものって何があるのか分かりにくいですよね。
私自身、2020年にカメラ購入と同時に必要なものをまとめて購入しましたが、その中でも必要だったものと不必要だったものがありました。
今回はカメラを始めて半年でプロモデルやテレビ局タレントを撮影した私が、実体験をもとにカメラを買うときに揃えておきたい必要なもの10選、また撮りたいものによって必要な機材は変わってくる理由をご紹介します。
この記事を読むことで以下のような悩みを解決することができます。
・ミラーレス本体以外に何が必要なの?
・風景を撮るのに必要な機材を知りたい
・ポートレートを撮るのに必要な機材を知りたい
私の実体験を通して必要だったもの、そうでないものが分かると思いますので、最後まで読んで頂けたら幸いです。
レンズはそれぞれ一長一短ありますが、素晴らしいレンズは価格と比例することが一般的です。「【2022年最新】カメラの神レンズ18選まとめ!MTF曲線から見るキャノン・ソニー・ニコン・オリンパスの名玉レンズ一覧。」では全メーカーから選りすぐったおすすめ神レンズ18本をご紹介しています。
安価なミラーレスカメラとして人気が高いEOS RP。「【保存版】キャノン「EOS RP」のおすすめ神レンズ5選!2年使った私がメリット・デメリットと総合評価をご紹介します。」では2年間使ってみた感想とEOS RPに最適なおすすめ神レンズをご紹介しています。
ミラーレスカメラの中でも最初の1台におすすめのカメラ
出典:unsplash
カメラの価格帯の目安は以下。
「趣味のカメラとして最初の1台を買うなら5.5万円〜」
「子供の成長を記録するなら7万円〜」
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この辺りが初めてのカメラの目安になるのではないでしょうか。
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ミドルクラス(中級機)の中でもっとも最安値帯なのがCanon「EOS RP」。
約2600万画素でフルサイズのミラーレス機として相場の中でもちょっと価格が抜けて安いので初めてのカメラにおすすめ。
私も初めての1台としてこのモデルを購入しましたが記念撮影、ポートレート、風景撮影、物撮りまでこなせたのでかなり重宝しましたね。
【補足】※ここ1年ほどの間にカメラ・レンズの値上げが行われています。CANONに限って見てみると2022年4月、2022年11月にそれぞれ値上げが実施されており、EOSRPの定価は「118,800円」→「132,000円」に変更されています。
EOS RPで撮影した作例は以下。
写真はレンズ性能によっても大きく左右されますがレンズ特性やボケをキレイに反映してくれるのが、カメラのフルサイズセンサーでもあります。
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エントリー(入門機)モデルならCanon「EOS Kiss M」がおすすめ。
約390gと持ち運びしやすく小型軽量ながら2410万画素でミラーレスと価格と比べても満足できるレベル。センサーサイズはフルサイズより小さいAPS-Cセンサー。
フルサイズセンサーのカメラほどキレイな描写は難しいと思いますが、それでも手ブレ補正やBluetooth機能が付いているため撮った写真をそのまま無線でスマホに送ることもできるのでかなり楽しむことができそうですね。
ちなみに、これからカメラやレンズを買い増すことを考えると同じメーカー製だと互換性があってそのまま使えたりします。
カメラはメーカーごとに異なるマウントを持っているため、互換性があるかどうか調べておく必要があります!
カメラで何を撮るのか?それによって必要なものが変わる理由
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おそらくこの記事を読んでいる方はカメラを買ったばかり、あるいはこれからカメラを買う予定のある方が多いのではないでしょうか。
流行りのフルサイズミラーレスカメラともなるとボディだけで10万~は当たり前。それに加えてレンズも数万円以上。
カメラボディ、レンズ、バッテリー、SDカードさえあればすぐ撮影することができますが、カメラ購入を決断したあなたの予算は限られてくると思います。
では、まず最低限なにを集めればいいのか?初めは撮りたいテーマがはっきりしないものですが、シーンごとに必要なものをご紹介します。
人物ポートレートに必要なもの
家族の記念撮影や人物ポートレートを撮りたいと考えている人は以下のようなものが必要になります。
✔人物ポートレートに必要なもの
・ミラーレスカメラ又は一眼レフカメラ
・レンズ(単焦点)
・SDカード
・レフ板
・照明器具(ストロボ、ディフューザー等)
カメラボディは予算に合う範囲になると思いますが出来ればEOS RPのように、背景がボケやすいミラーレスカメラ(センサーサイズ35mmフルサイズ)がもっとも望ましいです。
レンズには被写界深度という背景のボケ具合を調整できるf値というものがありますが、この数値が低い単焦点レンズほど高性能である場合が多いですね。
短期間で買い直すくらいなら初めからミドルクラスのレンズ、描写力が高い単焦点レンズをおすすめしています!
記念撮影程度であればズームレンズでも問題ありませんが、しばらく撮影しているとエントリーモデルのズームレンズでは満足できなくなります。
レフ板や照明器具は必須ではありませんが、撮影できる幅がグッと広がるので慣れてきたら揃えておきたいですね。
風景撮影に必要なもの
大自然や観光地を撮影するには以下のものが必要になります。
✔風景撮影に必要なもの
・ミラーレスカメラ又は一眼レフカメラ
・レンズ(ズームレンズ)
・予備バッテリー
・三脚
・カメラバッグ
風景や観光地の撮影ではカメラボディはもちろんのこと、予備バッテリーや三脚にカメラバッグは必須になるでしょう。
日常的に行かないスポットではなおさら予備バッテリーがないとシャッターを切る回数が減りますし、三脚がないと安定して撮影することが難しいためです。
レンズに関しては高低差や距離のある場所では被写体にこれ以上近づくことができないため、ズームレンズが必要と感じるシーンが多々ありますね。
三脚は必須ではありませんが天体撮影など長時間シャッターを切る場合は必須になるでしょう。
商品撮影に必要なもの
商品撮影は”物撮り”と呼ばれるもので主に室内で撮影しますが、必要なものは以下のようなものがあります。
✔商品撮影に必要なもの
・ミラーレスカメラ又は一眼レフカメラ
・レンズ(マクロレンズ)
・背景紙又は撮影BOX
・ストロボ
・ディフューザー
最近は自前でお店の商品を撮影する経営者の方も多いですが、このジャンルではマクロレンズと呼ばれる近接撮影が可能になるレンズが必須です。
レンズにはそれぞれ設定された近接距離というものがあり、この距離を超えて近づくとピントが合わなくなり撮影ができません!
また、自然光では作り出せない質感や陰影を出す目的で、ストロボやディフューザーを使用するとさらにランクアップしますね。
最近はセットになった撮影BOXが売られているのでこれを使うことで魅力的な商品撮影が可能になるでしょう。
インスタで見る写真はストロボを使っているか使っていないかは結構ハッキリと分かるもので、キレイなライティングになっていると商品も魅力的に見えますね。
初めてミラーレスカメラを始めるときに必要なもの10選!
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ここからが本題ですが、初心者がカメラを買うときに必要な機材は何か?私の実体験をもとに必要なもの10種類をご紹介します。
なお、ここで紹介する内容は撮りたい人物・風景・商品撮影に関係なくオールジャンルです。
イージーカバー
イージーカバーはカメラボディに装着できるプロテクターのこと。
予算は4,000円~5,000円前後。
私のカメラには「カモフラージュ」タイプを装着していますが、シリコン製で衝突やホコリからボディを守ってくれます。
あと水濡れも防げるので水場での撮影や、手汗の多い方にもおすすめしたいですね。
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こちらは「EOS RP」専用のイージーカバー。
イージーカバーに関しては「ジャパンホビーツール」という会社が各メーカーの機種ごとに販売しているので、興味のある方はのぞいてみて下さい。
ダイヤル操作部やストロボを取り付けるホットシュー部分はカバーが開くようになっているため、問題なく取り付けられます。
ただし、三脚ネジ穴は隠れてしまうため三脚撮影する場合は取り外す必要があります。
レンズ
出典:Amazon
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上記2つはいずれも「EOS R」シリーズ対応の素晴らしいレンズ。
レンズは欠かすことのできない必要なものですが大きくわけて「広角・標準・中望遠・望遠」の4種類が存在します。
その中からさらに単焦点レンズ(焦点距離が固定)とズームレンズ(焦点距離をかえてズームできる)があるわけですが、
・人物ポートレート…単焦点35mm、単焦点50~55mm、単焦点85mm、ズーム16~35mm、ズーム24-70mm、ズーム24-105mm
・景色…ズーム24-105mm、ズーム70-200mm、ズーム100-400mm、ズーム200-400mm
実際に撮影している機材を見ていると人物ポートレートと、絶景の山や夜景の撮影では使用されるレンズが違ってきます。
➡単焦点レンズは距離を変えられないがズームレンズより明るく、描写が美しい
➡ズームレンズは険しい道で立ち入れないところでもズームできるが、単焦点ほど明るくない
こんな特徴を持っているので“撮りたいもの”を絞れば、どのタイプを選べばいいか見えてくるのではないでしょうか。
初心者へのおすすめは上記のエントリーモデルですが万能というものはないので、用途によって使い分けるのがベターですね。
レンズプロテクター
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≫Amazonカスタマーレビューはこちら
レンズプロテクターは名前の通りレンズを守るためにレンズ全面に取り付けるフィルターのこと。
撮影時はレンズが剥きだしになるため、どうしても汚れたり雨で濡れたりすることがあります。
おすすめは「ケンコー・トキナー」のレンズプロテクターですね。
シンプルなタイプは値段が安く1,000円以下で買えるものもありますが、安いプロテクターは写りに悪い影響を与えることがあるので注意が必要。
上記のケンコートキナー製は優秀でプラスチックの物もあれば強化ガラスで作られたものまでさまざまでですが写りを妨げることなくレンズを守ってくれます。
✔レンズプロテクターの豆知識
・レンズ前面を守ってくれる
・レンズ全面のフィルター径が37mm~95mmまで大きさが様々
・レンズメーカーが違っても径が同じなら使える
・レンズ全面キャップ裏またはレンズ側面に大きさの記載がある
カメラ沼にハマるとレンズバリエーションが増えてくるので高価なレンズには必要なものですね。
カメラバッグ
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カメラバッグは大きさや形によってさまざまな商品がありますが、持ち運びするとき大事なカメラ・レンズを守るために必要なもの。
カメラバッグは底と側面にクッションが敷いてあるため、下や横からの衝撃に耐久性があります。
私は当初はAmazonブランドで3,000円ほどのショルダーバッグを使っていましたが、
・カメラボディ 1台
・レンズ 2個
・予備バッテリー 2個
・SDHCカード 2枚
・ストロボ用乾電池 4個
・車の鍵
下図のようにいつもこんな感じで物を入れています。中の仕切りはマジックテープ式で動かせるのでカメラやレンズの大きさによってカスタマイズできるので便利ですね。
使い勝手はとても良かったのですが、耐久性の問題があり1年経たないうちに破損してしまいました。
機材も増えてきたので現在は大型のカメラバッグパックを使っていますが、初めてのカメラバッグはそれなりに使えれば十分だと思います!
カメラ女子におすすめしたいトートバッグ・ショルダーバッグ・リュックサックのタイプ別バッグはこちらの記事で詳しく紹介しているので興味がある方はご覧下さい。
予備バッテリー
出典:Amazon
カメラボディを買ったときに純正バッテリーが付いてると思いますが、基本的にカメラを外に持ち出して使うときは予備バッテリー1~2つは必須です。
私の持っているEOS RP純正バッテリーパック「LP-E17」の撮影可能枚数を見てみると、
「常温(+23℃)約250枚/低温(0℃)約240枚。※フル充電のバッテリーパックLP-E17使用時」
出典:Canon
純正バッテリーの場合はこれが目安になっています。メーカー機種によっては前後するかもしれませんがどのバッテリーもこの辺りが基準になると思います。
また、これに加えて撮影時はシャッター半押しでAF駆動させたり、常時電源ONにしているので1時間ちょっと使用したら電池切れになることがあります。
暑い夏場や長時間の撮影では、思った以上に消耗することもあるのでバッテリーは予備を常備しておくことをおすすめします。
予算があるなら純正が良いですが上写真のような互換性のあるサードパーティ製品(非純正)も利用価値があります。
私も使っていますが電池残量がカメラディスプレイに反映されないこと以外は、問題なく使用できているので予算が限られている方はサードパーティ製品でも十分だと思いますね。
出典:Amazon
互換バッテリー以外にもモバイルバッテリーと「ダミー充電器」があれば、充電しながら撮影することも可能なので長時間の撮影では有利になりますね。
ストラップ
出典:Amazon
カメラボディを新品やネット通販の中古で買った場合はたいがいストラップがセットで付いています。
ストラップにはカメラ機種の名前が載っているので一種のステータスのように感じてしまうかもしれませんが、屋外で使用するときは移動するときや落下防止に一役買ってくれます。
マップカメラやメルカリでも売っているのでお持ちでない方は、純正でもそこまで高くないので買い揃えておくことをおすすめします。
また、最近はアンカーリンクスというストラップコネクタがあり、カメラボディとストラップをカンタンに取り外しできるアクセサリーが人気ありますね。
SDHC・SDXCカード
出典:Amazon
ここ数年のうちに発売されているデジタルカメラではSDカードのほかSDHCカード、SDXCカード対応している機種が増えてきました。
デジタルカメラの画像解像度が高ければ高いほどデータ容量は大きくなり、2400万画素だと1枚10MB(メガバイト)。RAWデータ2400万画素だと1枚24MBにもなります。
容量別に目安を見てみると、
➡8GB=1800万画素だと920枚、2400万画素だと730枚、RAW2000万画素だと307枚
➡16GB=1800万画素だと1840枚、2400万画素だと1470枚、RAW2000万画素だと610枚
➡32GB=1800万画素だと3680枚、2400万画素だと2950枚、RAW2000万画素だと1230枚
撮影内容にもよりますが初心者のうちはシャッターを押す回数も増えることが多いため、少なくとも16GB以上のSDHC・SDXCカードを2枚常備しておくのがおすすめですね。
最近は4K動画を撮ったりJPEG+RAWで保存設定している方もいると思うので、上図の目安より大きくデータ容量を占めることになるでしょう。
SDカードについてはこちらの記事で詳しく買う前にチェックするポイントや用途別のおすすめSDカードを紹介しています。
クリーニングクロス
出典:Amazon
クリーニングクロスはカメラのファインダー、モニター、レンズ面を拭くときに便利なクロス。
撮影中は汗をかいた手でカメラを触る機会が増えたり、知らないうちにホコリや水滴がついていることがあります。
レンズ面はとくに湿気に敏感で水滴や汚れをそのままにしておくと、レンズ内に侵入してくもりやカビの原因1になります。
撮影後は必ずブラシで汚れやほこりを除去してから、クリーニングクロスを使ってキレイにすると気持ちが良いものですよね。
個人的な考えですが、毎日のお手入れや機材を大切にできる人が良い写真を撮れると思っています。
おすすめは上図のブロワー・ブラシ・クロスがセットになった商品。約1,000円ほど。
防湿庫(プラスチック密閉BOXでも可)
出典:Amazon
湿気やカビに敏感なカメラ・レンズを長く使っていくために欠かせないのが防湿庫。
湿度の高い日本では特に必要で、防湿庫内にある乾燥剤が湿気を吸ってくれるのでカメラの保管管理がとても楽になるという一面もあります。
初心者には20L~50Lの容量があれば十分ですが、予算がない方はダイソーに200円くらいで売っているプラスチック製密閉BOXを買ってそこに除湿剤を入れておくという一時的な方法もありますね。
除湿剤
防湿庫にはあらかじめ湿気を吸ってくれる除湿機能がついていますが、予算がない方は自前の密閉BOXを代用しているケースもあります。
プラスチック製密閉BOXに除湿剤を入れるわけですが、長時間の効果は期待できないため1週間に一回ほどはこまめに交換することをおすすめします。
除湿剤はスーパーやダイソーに売っているコンパクトなものであれば何でもOKです。
あとから揃えてもOKだと思う機材・アクセサリー
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ここでは前章で紹介した必要なもの10選に比べると、状況にもよりますが優先順位が低いものをご紹介していきます。
後回しにできるとは言っても本格的に撮影していくにはいずれは揃えたい物ばかりですね。
レンズフード
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レンズにはレンズ全面に取り付けることができるレンズフードという商品があります。
防塵・防滴・太陽光のカットが目的ですが、羽根のような見た目のカッコよさもあって使用しているカメラマンの方は多いと思いますね。
レンズプロテクターのところで紹介したようにレンズによってフィルター径が違うためレンズメーカー純正のものか、必ずサイズが合っていることを確認してから購入しましょう。
また、光の濃度調整ができるNDフィルターやレンズプロテクターと干渉して、どちらか一方しか取り付けられないことがあるので注意が必要ですね。
三脚
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撮影の目的によってはカメラ専用の三脚が必要なケースがあります。
例えばこんなとき、
・シャッタースピードを極端に下げて「天の川」「川の水流」を撮る
・MF(マニュアルフォーカス)でピンボケを防ぎたい
・ズームレンズを使って露光間ズーム撮影する
・安定した場所で長時間の風景撮影
このようなシーンではSS(シャッタースピード)を5秒、10秒、20秒と遅くすることになるため、手振れを防ぐためには三脚が必須になります。
ちなみに、カメラの三脚には「1/4インチサイズ」と「3/8インチサイズ」がありますが、国内で見かけるほとんどのカメラでは「1/4インチサイズ」が一般的な規格。
メーカーが違っても取り付けることはできますし、サードパーティ製の物でも十分使えると思いますね。
PC
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今やカメラで撮った写真をそのまま“完成品”として扱うことは珍しくなってきました。
プロアマ問わず撮影した写真はPC編集ソフト「Adobe Lightroom」や「Capture One」でレタッチすることが一般的です。
写真編集ソフトでは、
・露光量やコントラストの調整
・色調や彩度の調整
・背後に移りこんだ人や物を消す
・美肌補正
これはごく一部ですが写真とレタッチはセットになっていると考えて良いでしょう。
PCスペックはCPUがIntel Core i5以上、メモリ8GB以上は欲しいところですね。お持ちのPCでも使えるならまずはそちらを使ってみると良いでしょう。
おすすめは私も使用している「Adobe Lightroom」ですが、興味ある方はこちらの記事の後半で紹介しています。
ストロボ
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人物ポートレートを撮りたい方に欠かせないのが“ストロボ”です。
ストロボと言っても軽量でコンパクトに持ち運べる「クリップオンストロボ」、それに定常光のライトが付いている「大型ストロボ」が存在します。
ストロボの魅力は、
・被写体モデルさんのシルエットを強調する
・顔を明るく映したい
・逆光で顔が暗くなるとき
・美肌効果
屋外で自然の光を使って撮影することは多いですが、いつも晴れているとは限らないし撮影する時間帯によっては明るい写真が撮れなくなってしまう場面があります。
でも、自ら「光」を作りだせば、環境に左右されずに撮影することができるようになるでしょう。
屋外で撮影する場合はこの「クリップオンストロボ」をカメラのホットシューに設置するか、スタンドに設置して無線で光らせる方法がありますね。
ゴドックスのTT560は安いわりに光が強く、あらゆる場面で活躍してくれると思います。
レフ板
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レフ板は見たことがある方が多いと思いますが、円形に白や銀色で覆われたものが多く被写体に光を反射させる役割を持っています。
ストロボは自ら光を出しているのに対して、レフ板はそこにある光をいかに活用できるかといった違いがありますね。
レフ板はとくに明るい屋外・屋内でモデルさんの顔に反射するよう当てるだけで、暗くなりがちは輪郭を浮かびあがらせることができます。
プロアマ問わず色んな撮影シーンで活躍し、値段も安いので一枚は持っておきたいアイテムですね。
ちなみにレフ板はさまざまな大きさ・種類がありますが、サイズは小さいと役に立たないので大き目がおすすめ!
人物撮影では被写体の明るさや構図は大事になりますが、構図についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
目的と予算に合わせて優先順位を決めよう
出典:unsplash
今回は実体験をもとにカメラを買うときに揃えておきたい必要なもの10選、撮りたいものによって必要な機材は変わってくる理由をご紹介しました。
紹介したものはレンズとストロボをのぞくと、ほとんどが1000円~5000円で購入できるものばかり。
カメラを買った当初は「早く撮りたい!」と気持ちが高ぶっているものです。
しかし、モチベーションが下がらないようになるべく安くで最初は揃えてレベルに合わせて機材もレベルアップさせていくと良いと思います。
今回の記事がミラーレスカメラに必要なものが何か知りたいと思っている方の参考になれば幸いです。
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カメラを始めてわずか半年でプロモデル、テレビ局タレントの撮影を担当する。ポートレート撮影や企業撮影のほかWEB広告クリエイターとして活動。2021年7月7日に鹿児島写真部MUZEを立ち上げ、クリエイターやアパレル・ハンドメイド作家・地元店舗とコラボ企画を行う。2022年『PASHA STYLE』認定クリエイター。鹿児島出身。
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