今回はいつもと少しテーマを変えて人気の高い「エモい × 動画」にフォーカスしていきます!
が!私が動画初心者のため今回は鹿児島の有名モデルさんや芸能事務所所属のタレントさんを撮影するほかフリーランスとして活躍されているプロ動画クリエイター『ゆう。』さんにお話しを伺い、エモい動画編集に必要な撮影機材&撮り方の極意を教えて頂きました。
「どうすればエモい動画制作できるんだろう?」
「動画編集って難しそう..」
この記事を読むことで動画編集やってみたいけど何から始めたら良いか分からない!そんな悩みを解決する”有料級”の貴重なお話を知ることができます。
※記事制作にあたり『ゆう。』さんには快くインタビュー承諾して頂き、改めてこの場でお礼申し上げます。
なお、TOP見出し画像や記事中に掲載されている写真・動画・イラストは『ゆう。』さんや製作者さん承諾のもとで掲載しております。
動画クリエイターになったきっかけ
出典:Instagram
本題に入る前にまずは動画クリエイター『ゆう。』さんのエモい動画がInstagramで再生回数1.6万回とバズっていたり、心奪われる可愛いモデルさんのエモいリール動画を目にしたことがある方も多いのでは。
まずは、『ゆう。』さんがどういう経緯で動画クリエイターになったのか、どうして動画にこだわるのか?その背景をご紹介していきます。
≫高速変換、即時アップロード、キャプチャーも簡単に取れてプロ並みの編集が出来るMovavi
『ゆう。』さんの経歴
撮影:東啓太(@Keita_box)
●【Emotional 🅿︎ortrait】『ゆう。』さん(@liaa._.u3)
●フリーランス写真・動画クリエイター
●PV・VLOG・MV・BRIDAL・etc 各種動画制作、各種写真撮影
●『LiAA(love.is.all_around)』メンバー(@love.is.all_around)
●Dears proメンバー
●30代
●鹿児島県メイン
●サラリーマンからフリーランス動画クリエイターに転向。ブライダル動画やVLOGだけでなく、ドローン機材を駆使した個人・企業プロモーション映像制作も請け負っている。現在は志布志市在住。
〜愛はそこら中に溢れている〜を合言葉に県内クリエイターや海外イラストレーターが参加するクリエイターチーム『LiAA(love.is.all_around)』の立ち上げメンバーでもある。
-元々は写真メインだとお聞きしましたが、動画に興味を持ったキッカケはありますか?
「趣味が写真を撮ることで普段から一眼レフを持ち歩いていましたが、カメラ仲間とYoutubeを始めてみようということで動画を撮り始めたのがきっかけです。ちなみにYouTubeでは釣った魚だけで生活するなどいわゆるサバイバル系YouTubeチャンネルですね。」
「一眼レフ2台、ゴープロ1台、iPhone2台の計カメラ5台を駆使して撮影するも、テント設営や魚釣りや調理工程を全て演者と撮影してました。その後で、編集作業、、大変すぎる。笑笑
他の企画も思いつかずってことでYoutubeは断念。しかし、動画撮影や編集の楽しさはちゃっかりゲットしましたね。」
-『LiAA(love.is.all_around)』はどういう経緯で生まれたのですか?
「初めはインスタで何か企画をやろうと思ってて、でInstagramを通じて知り合った仲間がいて、それでみんなで一つの作品を作ろうという企画を思いついて。横浜にいるカメラマンの友人に話したらそれいいね!てなって、全国で繋がってる人たちから写真をもらって一つの動画にしよう、と。
みんなの想いのある写真を送ってもらってという形を考えていましたが横浜にいる友人と自分だけでは厳しいなと感じたので、それなら日本全国のブロック長をお願いして回って担当して頂き、担当ブロックごとに応募データを集めてもらって、自分に送ってもらっていました。
その時にInstagram上で繋がってた、後にLiAAスチール担当となったけいちゃん(東啓太)に話したらめっちゃ楽しそうじゃんってなって。その時に九州ブロック長をお願いして打ち合わせをしながら一つの動画を作りましたね。」
その後、芸人っぽいクリエイター?として活動してた現・LiAAメンバーと会ったらすぐ意気投合して、愛のある作品を作り出す3人でやろうよってなって、クリエイターチームを作りました。世の中って全て愛だと思います。」
その後、ヘアメイク着付け、イラストレーター、デザイン・ロゴ制作とそれぞれの役割を持ったメンバーが集まって現在は6人で活動しています。」
イラスト:YUKARI B(@freedomstyle_design)
場を和ませる面白いお話も印象的でしたが、何より語っているときの雰囲気から本当に動画制作が好きなんだなって熱量がバシバシ伝わってきました。
なぜ、動画なのか?
撮影:東啓太(@Keita_box)
-動画の勉強方法には講座やYouTubeなど様々あると思いますが、どのように勉強されたのでしょうか?
「全てYouTube動画を見て勉強しましたね。その頃、よく山に通ってひらすらキノコとか草や花を撮影してて、光と影のコントラストを感じながらひたすらYouTube見る⇒山に行って再現するを繰り返していました。」
-最近は編集者向けの動画講座やレタッチ講座がありますが、そういったものがなくてもYouTubeだけで学べますよね。
「本当にYouTubeで充分ですね。むしろ、検索力の方が必要です。必要な動画を探すスキルというか。いつも、写真も動画もピンとくる瞬間を探してます。」
-メディアやSNSを見ると完全に動画の時代だと思うのですが、カメラマンはやっぱり静止画だけでなく動画も撮るべきなのでしょうか?
「正直、写真はみんな上手すぎてこれ以上どうするんだろうって思いますね。もうどうやってもつけ入る隙がないから文字入れとかイラスト入れるぐらいでしか差別化するのが難しいのかな、と。地方は動画クリエイターまだまだ少ないと思いますし、だからこそ僕なんかが目立っちゃってると思うんです。YouTubeで学べるのでみんなドンドン動画やるべきだと思うんですよ。」
YouTubeではオフラインの有料講座で教えているような内容も無料でノウハウ公開されているケースがあるので、地方ならなおさら参入障壁が低いと言えそうですね。
気になるフリーランス動画クリエイターのギャラ
出典:unsplash
ここでは、皆さんが気になるフリーランス動画クリエイターのギャラや編集にかかる時間、どのような方から依頼があるのか裏側を聞いてみました。
※あくまでも個人差があります。ギャラ相場・撮影ニーズは地域や動画ジャンルによって違いがあるため、参考にして頂けたら幸いです。
単価は撮影スタイルによってさまざま
-皆さん気になるのは撮影ギャラだと思うのですが単価はどのように設定しているのでしょうか?
「成人式・七五三は2分~3分程の動画を1時間で撮影して49,800円~。Emotional Portraitやウェディング動画になると撮影時間や編集作業が多くなるため59,800~円、79,800円~に設定しています。」
-写真に比べると相場が高くなるものですが、多い時は週に何本ぐらい請け負うことができるものなのでしょうか?
「週2本が限度じゃないですかね。その、納期が早かろうが遅かろうが僕の場合は納得いくまでやんないと気がすまないので。」
フリーランス動画クリエイターが請け負うことのできるキャパシティーは求められる内容やテロップの有無、動画の尺によって大きく異なります。
動画制作した翌日にもう一度見て、納得いかなかったら楽曲やカットを変えるとおっしゃっていた『ゆう。』さん。
週2本というのはかなりストイックに制作に専念されている証でもあると思いますね。
※『ゆう。』さんに依頼される場合はInstagram「@liaa._.u3」の方から料金をご確認の上、DMにてご依頼下さい。
撮影と動画編集にかかる時間
-2分~3分ほどのショートムービーの撮影と編集にかかる時間を教えて下さい。
「この前の撮影では午後2時~夜0時くらいまで撮影しましたね。移動や食事が2時間半くらいあって、それ以外はロケ地を周りながらずーっと撮影しましたね。編集は1日ですぐ出来る時もあれば2ヶ月かかっても完成しないこともあります。」
-それって実質、7~8時間は撮影しているってことですが、長時間になるとモデルさんの表情も曇ってきたり疲れてくることってあるのではないですか?
「いや、それが無いんですよ。いつもEmotional Portraitで撮影しているあの子たちは凄いんですよ!
逆に遠くから来てることを知ってるので気を使ってお昼は私がおごります!て言ってくれる子もいたりして。でも、それはいやいや~ってお断りするんですけどね。笑」
-動画編集は気の遠くなるような作業だと思いますが、特に苦労する点などありますか?
「編集は10分を超える尺じゃないとPCは開きません。エフェクト効果は使わないのでほぼ編集はiPhoneのアプリcapcutでやってます。その方が時間効率も良いし、どこにいても編集できるっていうメリットがあるので。」
お客さんは個人が多い?企業が多い?
-動画と聞くと企業プロモーションやYouTubeを連想しますが、七五三や成人式など記念イベント時の需要もあるのでしょうか?
「僕の場合は、成人式とか前撮りとか個人の記念撮影が多いですね。知り合いの紹介だったり知り合いだったり。インスタのDMから初めましてで依頼来ることもありますが、割合で言うと2割ほどですね。」
-記念撮影の依頼主はモデル素人さんが多いと思いますが、どのように指示されていますか?
「まず、モデルさんの可愛い(カッコいい)角度を見つけます。歩くシーンがほとんどなので前後左右、ロケーション次第で全方向から撮るようにしています。
あとオフショットの方が自然な笑顔だったり表情だったりするので、撮影の前後でもカメラを回しておくことがありますね。」
現役動画クリエイター『ゆう。』さんから学ぶエモい動画の作り方!
出典:Instagram
ここからは『ゆう。』さんがInstagram上で公開されているエモい動画の制作裏側を教えて頂きます!
趣味だけでなくお仕事として動画制作したいと思っている方にとっても、参考になる部分だと思いますのでじっくり読むことをおすすめします。
①準備する撮影機材とアプリケーション
-動画撮影ではミラーレスカメラやMac Bookが必要だと言われていますが、全て揃わないと制作できないものなのでしょうか?
「全然そんなことないですね。機材は良いに越したことはないと思いますが、エントリーモデルの一眼レフカメラでもスマホでも動画制作はできると思います。PCアプリはほとんど使いません。Emotional Portraitの動画はほとんどiPhoneのCapcutで編集しています。」
-『ゆう。』さんが動画撮影にメインで使っている機材・編集アプリを教えて下さい。
「ほとんどがキャノンEOS R5とRF28-70 f2.0です。ズームだけど単焦点とほぼ同じなので便利ですね。たまに逆光でオールドレンズも使いますが。他にジンバルやドローンも使っています。」
-Mac Bookがない方向けにおすすめの編集用スマホアプリがありますか?
「iPhoneのCapcutで充分ですね。スマホアプリでもPCとやってることはほぼ同じなので。しかも、0円ですし(笑)After Effectは使いません。PCは尺が長い動画編集の時にたまに開く程度ですかね。」
「PCで作業するならAdobeのPremiere pro(プレミアプロ)、DaVinci Resolve(ダヴィンチリゾルブ)辺りがおすすめです。」
②テーマ選びとモデル・音楽素材
-Emotional portraitのエモい動画制作にあたり、音楽選びは重要かなと思うのですがどうやって決めているのでしょうか?
「音楽素材はほとんど季節感で決めていますね。以前はYOASOBIをよく使っていました。あとは、インスタのリールのおすすめ。現場までの移動時間が長いときは人気曲をいつも聴きながら運転してますね。」
-動画に使用される音楽素材はさまざまですが、音源は動画制作前に決めていますか?それとも後でしょうか?
「そのケースによって違いますが、曲は後で決めることが多いですね。」
-えっ!先に決めてから撮影されているものだとばかり思っていました!
「モデルさんの顔とか雰囲気によって先に曲が見つかることもあるんですが、撮影してから曲をあててみると微妙に合わないこともあるんですよ。それを想定して色んなシーンを撮っておいて、後でカットを変えたり曲を変えることもよくありますね。」
③モデル依頼と構成
-モデル依頼はどのように決めていますか?
「Emotional portraitはほとんどが知り合いなので直接コンタクトして衣装やロケーションを決めています。」
-撮影を行う上で絵コンテのような構成が出来上がってないと撮影が思うように進まないと思うのですが、どのように決められていますか?
「構成はモデル依頼するときにロケーションだけ先に決めておきます。あとはこれまで撮ってきた中でいくつかパターンが分かってきたので撮りこぼれがないよう色んな楽曲との組み合わせを想定して色々なシチュエーションを撮っていきます。」
④撮影
-撮影ではどのような順序で撮影スタートするのでしょうか?
「まず、音楽をかけることがありますね。それから撮影中に求めている喜怒哀楽を伝えて、一度リハーサルします。歩くシーンがほとんどなので全方向から撮影。
背後とマッチしてるかモニターでその都度、確認。REC中もずっとモニターで『ピンとくる映像』を確認しています。」
-ピント合わせはどのように合わせているんですか?
「基本、AF(オートフォーカス)で撮ることがほとんどなんですけど、狙いと外れることもありますね。そのため撮ったらその後すぐ確認して、ピントが合っているか表情がどうかをチェックします。それで、撮り直しすることもありますね。
その時、モデルさんにも見せてモデルさんも気に入らないからもう1回良いですか?てパターンもあってテイク10とかはザラですよね。」
-AF(オートフォーカス)設定はモデルさんの瞳を追ってくれる「瞳AF」で設定されているんですか?
「そうですね。カメラが優秀だと勝手に追ってくれるし、カメラもどこに合わせるべきか分かってる子(EOS R5)なんですよ。でもワンカットで撮影している場合はピント外れてると最初からやり直しになることもありますね。」
⑤アプリで動画編集
-撮影が終わったら次の工程は編集だと思いますが、どのような点に気を付けていますか?
「まずは、全撮影データの見直しチェックをします。そして合いそうな楽曲を決めたら、インスタのリールは1分以内なので使う箇所を検討します。
楽曲の音を丁寧に利いて雰囲気を感じたら、動画の一番『肝』となる部分を考えます。それから、動画再生スピードの緩急や、映像レタッチの際の明暗・濃淡もイメージ。」
-動画を編集する上で選定した楽曲と、撮影した映像をどのようにマッチングさせるのでしょうか?
「手順としては撮った素材映像のベスト3を並べます。そしてカット割で”歌”に合わせるのか”音”に合わせるのかどちらかで作ってみて、何度も再生して確かめる。」
-『ゆう。』さんはこだわりの強い方だと思いますが、細やかな微調整にも時間がかかりそうですね。
「そうですね、30秒の動画でも最低200回は見直ししますね。0.1秒のズレや色味なども細かく確認して納得がいくまで公開(納品)しないようにしています。」
⑥動画の送付(納品)とストレージ管理
-動画の場合、容量が大きいかと思いますがモデルさんにはどのような方法で送っているのでしょうか?
「主にギガファイル便で画質を低下させずに送付しています。ギガファイル便の保存方法は多少ややこしいので、保存方法をまとめたマニュアルを一緒に送付させてもらって、それでも分からない場合はお電話で取り扱い法を説明しながらダウンロード保存してもらってます。」
-写真データの場合だと撮影後にまとめてHDやSSDに保管しますが、動画の場合は容量が大きいのでストレージ管理が大変なのではないですか?
「最近4Kの120Pで撮ってるんですよ。容量が大きいのでCFexpressカードの500GBを使っています。」
-何ですか、それ!?(笑)
「これ、CFexpressカードって言って次世代型のSDカートなんですけど、読み込み速度が毎秒1800MB(最大:1785MB/s前後)。じゃないと4K撮れないんですよ。4Kの容量が大きすぎて普通のSDだと書き込みが間に合わなくて録画が停止するんです。便利だけど、これ1枚で8万するんですよ。笑」
※こちらは『ゆう。』さんが持っていた物とは少し違いますが性能的には同等スペックを持っているCFexpressカード。
-それって、EOS R5はデュアルスロットだから2枚挿してるんですか?
※EOS R5はCF ExpressカードとSDカードをそれぞれ挿すことが可能。
「いえ、1枚です。もう1枚は普通のSDなんですけど、普通のSDには4K保存されないんですよ。でもこれ(CFexpressカード500GB)4K120pだと録画時間が20分しか撮れないんですよね。」
-じゃあ撮影中はすぐ容量満タンになると思うんですが、どうされているんですか?
「移動中にiPhoneにすぐデータを移してますが、iPhoneに移すときは圧縮して移すのでiPhoneの方はそこまで容量は大きくならないです。4K60Pだと単純に録画できる時間は倍になります。でも、もっと言うと4K60Pで撮るならフルHDの60Pで撮ります。理由はあんまり変わらないしインスタの場合はほとんど違いが分かりませんね。」
4K動画撮る場合は書き込み速度や再生で長い時間がかかりストレスになってしまったり書き込みされないといった事態も起こり得るため、本格的に撮っていきたい方は一枚は持っておきたいですね。
【保存版】エモい動画の撮り方はこの5つがポイント!
ここではさらに前章でお伝えできなかった「エモい撮り方のコツ」を深掘りしていきます。
お話しを聞いているとあくまでもポートレートを撮るときに気を付けているポイントと共通しているんだなと感じました。
①写真構図と全く同じが基本
-いわゆる日の丸構図・三分割構図など構図の王道があると思いますが、エモい動画でも重要視すべきですか?
「基本的には同じで、写真の構図をもとに動画を撮るだけって感じですかね。あ、でも動画にしたら写真にしたらダメだけど動画にしたら良いなっていうのもあるんですよね。ん~、そこは動画の良さだと思います。」
-動画中に登場する回想シーンのような風景だけの構図カットがありますが、あれはモデルさんの撮影の合間に撮影されているのですか?
「そうですね。気になるロケーションがあったらモデルさんには休んでもらってて浜辺を500mぐらい歩いて反対側からの景色を見に行くことがあります。撮影は撮りこぼれがないように合間で全部撮ってますね。」
②モデルさんの可愛い角度を探す
-モデルさんによって利き顔や得意な角度があると思いますが、事前に撮影アングルの打ち合わせをしているのでしょうか?
「ん~、Emotional Portraitの場合は知ってるモデルさんばかりなんですが、すでに可愛いんですよ。モデルさんも自分の利き顔や得意な魅せ方を知ってるコばかりなので。
基本的にはリハーサルをしながら修正していきますが、撮りたいイメージと表情が合っているかとか、歩いている時の目線などは撮影中も注意して見てますね。」
③ボケ味は強めがおすすめ
-ポートレートでは開放気味で背景をよくボカしますよね。動画撮影時は絞りはどのように設定されていますか?
「RF28-70 f2.0だと大口径でかなりボケるんです。でも、たまに絞ることもあってモデルの立ち位置や背景とのバランスを見ながら決めていますね。
でも僕、初めはエントリーモデルのEOS KISSとレンズキットで撮影してたけどそれなりに撮れるんですよ。インスタの初めの動画はEOS KISSで撮影したやつです。f1.8とか明るい撒き餌レンズでもそれなりにエモい動画が撮れますからね。」
④露出は少し上げておく
-異なるロケーションで撮影すると露出が変わってくると思いますが、撮影時に気を付けている点があれば教えて下さい。
「基本的に露出は明るめで撮影しています。明るい動画の方が流行りでみんな喜んでくれますので。
あと編集するときにはシャドウ上げ、ハイライト下げ、コントラスト上げ、露出上げ、困ったときはフェードをかけ。笑」
-フェードがかった動画ってやっぱりエモいの代名詞ですもんね。
「そうなんです。細かいレタッチにすごくこだわってらっしゃるカメラさん凄いなって思うんですよ。でも、僕の場合は、自分の『色』を入れつつ、流行りやトレンドも取り入れたりバランスを考えています!」
⑤撮影を楽しむ
-技術的なことも重要ですが、動画撮影の一番のモチベーションはありますか?
「やっぱり撮影そのものを楽しむことだと思います!こっちが楽しそうにしてると、それってモデルさんにも伝わって場の雰囲気がよくなると思いますね。
今ではEmotional Portraitのほかに七五三やお宮参り、成人式などの前撮り、後撮り、ブライダル、店舗PRなど多方面の動画制作で喜んで頂けることが何より嬉しいです。
今後はもっと動画の楽しさを多くの方にお伝えしていければなと思っています!」
-今日はお忙しい中、貴重なお話しが聞けてとても光栄です。また、たくさんの質問にお答え頂いて本当にありがとうございました。
インタビュー中ずっと『ゆう。』さんの熱い気持ちが冷めることはなかったのですが、そんな”動画愛”の他にも大隅や鹿児島の観光地を盛り上げたいという想いや、今後の具体的な構想までとても貴重なお話しを伺うことができました。
今後もクリエイターチーム『Liaa』の活動も含めますます目が離せない、そんな期待と夢を抱かせてくれる『ゆう。』さんでした。
≫『ゆう。』さんへの動画制作依頼はコチラ
公式Instagramアカウント:@liaa._.u3
これから動画クリエイターを目指す方にアドバイス
最後にこれから趣味や仕事で動画制作・編集をしてみたいと思っている方へのアドバイスを頂きました。
「動画制作はめちゃくちゃ楽しいですよ!撮影編集にかかる時間を考えると大変な部分はあるけど。笑
でもスマホやエントリーモデルのカメラがあれば、誰だって作れるしスマホアプリでもスゴイのは全然作れます。
動画への愛もそうだけど必要なことはモデルさんや周りの人との”コミュ力”。そして編集では音源と映像を合わせる”シンクロ”がとても大事な要素だと思います。
みんなでエモい動画作りを楽しもうー!おぉー!!笑」
今回は「エモい × 動画」制作をテーマに、フリーランスで活躍されているプロ動画クリエイター『ゆう。』さんへのインタビュー内容を、リアルにご紹介させて頂きました。
いずれもエモい動画作りは手軽に始められることを強く感じましたし技術的なこともそうですが、何より情熱があるからこそエモい動画が作れるのではないのかな、と。
また、それに同調する素敵なモデルさん達のスキルや心構えにも感動していますが、今後もこのような素敵なモデルさんとの出会いも大切にしていかなければならないと感じた次第です。
今回の記事が、エモい動画の作り方を知りたいと思っている方の参考になれば幸いです。
鹿児島写真部MUZEでは「ポートレート撮影体験」「フォトウォーク」「写真展」等のイベント開催を行っており、撮影技術向上・モデルマッチング・地元観光応援を目指した企画を行っています。
前回、前々回と参加してなかった方でも気軽に参加することができるので、皆さんの部員応募やイベント参加をお待ちしています。
部員参加は下記、入部フォームから簡単にお申込みすることができます。たくさんのカメラ写真好きの皆様とお会いできることを楽しみにしております!
■無料・部員入部ホーム■
カメラを始めてわずか半年でプロモデル、テレビ局タレントの撮影を担当する。ポートレート撮影や企業撮影のほかWEB広告クリエイターとして活動。2021年7月7日に鹿児島写真部MUZEを立ち上げ、クリエイターやアパレル・ハンドメイド作家・地元店舗とコラボ企画を行う。2022年『PASHA STYLE』認定クリエイター。鹿児島出身。
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